中卒社会人が行ける高等専修学校を解説!学校の選び方や一覧まで

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中卒社会人が行ける高等専修学校を解説!学校の選び方や一覧まで

  • 中卒だと取得したい資格の受験条件や、志望企業の応募条件にあてはまらなくて困っている

  • 中卒から他の学歴と同じくらい高収入な仕事に就くチャンスを掴みたい

中卒が最終学歴の方の中には、資格取得や転職活動が上手くいかず、悩んでいる方も多いでしょう。

その悩みを解決するなら、中卒でも取得できる資格に挑戦したり、学歴不問の業界に就職したり、学歴をカバーする方法はたくさんありますが、最終学歴を変えられる専門学校に入学するのも有効な手段です。

本記事では、中卒でも行ける専門学校(高等専修学校)について徹底解説!

学べる分野や通うメリット、学校の選び方もあわせてご紹介するので、中卒でも今から頑張って技術を習得したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

中卒社会人でも行ける専門学校(高等専修学校)とは?

中卒社会人でも行ける専門学校(高等専修学校)とは?

はじめに、中卒でも行ける専門学校(高等専修学校)とはどのような学校なのか、詳しく解説していきます。

高等専修学校では中卒以上を対象とした「専門スキル」を学べる

高等専修学校は中学卒業後(15歳以上)の人が進める進路の一つです。中卒であれば入学可能な年齢に上限はありません。

また、学校教育法124条によって以下のように定義されています。

第124条 第1条に掲げるもの以外の教育施設で、職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教育の向上を図ることを目的として次の各号に該当する組織的な教育を行うものは、専修学校とする。
1 修業年限が1年以上であること。
2 授業時数が文部科学大臣の定める授業時数以上であること。
3 教育を受ける者が常時40人以上であること。

出典: 学校教育法(参照 2023-6-8)

高等専修学校は中学卒業者を対象に、社会で役立つ実践的な職業教育を行います。

理美容師や調理師などの国家資格をはじめとした仕事で活用できる資格の取得、音楽・芸能方面で活躍するためのスキル習得など、さまざまな分野で即戦力として活躍できる人材を養成することを目的とした学校です。

全国に学校があり、高等専修学校に進学する生徒数は決して少なくありません。

 

高等専修学校の生徒数と学校数

高等専修学校の生徒数や学校の数は以下の通りです。

課程名学校数生徒数
高等課程39734,077
専門課程2,754607,029
一般課程13821,029

参考:文部科学省「専修学校関係基礎資料集 2 学校数、生徒数等の現状」(参照 2024-7-22))

専門学校には課程が3つありますが、それぞれ入学資格が定められています。
「高等課程」は中卒者が対象、「専門課程」は高卒者が対象、「一般課程」は入学資格の制限なしという分類です。

高卒者が対象の「専門課程」は学校数が2,754校・生徒数が607,029人なのに対し、中卒者が対象の「高等課程」は学校数が397校・生徒数が34,077人と、圧倒的に少ないことが読み取れます。

つまり、一般的に「高等専修学校」と呼ばれる学校のほとんどが、高卒者が対象の「専門課程」といっても過言ではないのです。

とはいっても、「高等課程」や「一般課程」の専門学校もあるので、中卒者も専門学校に通うことは十分可能です。
 

高等専修学校で学べる分野と学科一覧

高等専修学校で学べる分野は、文部科学省によって8つに分類されます。

令和4年度専修学校各種学校調査統計資料によると、「文化・教養」「医療」「衛生」の分野の学校数が特に多くなっています。

分野 学科
1.工業 情報処理、自動車整備、土木・建築、電気・電子、放送技術 など
2.農業 農業、園芸、畜産、バイオテクノロジー、動物管理 など
3.医療 看護、歯科衛生、臨床検査、理学療法、言語聴覚療法 など
4.衛生 栄養、調理、製菓、製パン、理容、エステ、メイク、ネイル など
5.教育・社会福祉 保育、社会福祉、医療福祉、介護福祉、精神保健福祉 など
6.商業実務 経理・簿記、旅行・観光・ホテル、会計、経営、医療秘書 など
7.服装・家政 ファッションデザイン、編み物・手芸、スタイリスト など
8.文化・教養 デザイン、音楽、映画、外国語、通訳、公務員、社会体育 など

高等専修学校と一般的な専門学校の違い

高等専修学校と似たものに一般的な専門学校がありますが、どのように違うのかを見ていきましょう。

そもそも専修学校は、中学卒業者が対象の「高等課程(高等専修学校)」、高校卒業者が対象の「専門課程(専門学校)」、入学条件が設けられていない「一般過程」の3つの過程に分けられます。

つまり、高等専修学校は専修学校高等課程とも呼ばれ、専修学校に属する教育機関の一つなのです。

一方、高校卒業者が対象である「専門課程」を設置する専修学校を「専門学校」と呼びます。専門学校も専修学校の一つです。

両者の大きな違いは入学条件です。高等専修学校は中卒の15歳以上が対象となります。一方で、専門学校は高卒または高卒と同程度の学力があると認められる者が対象とされ、法律による年齢の定めはありません。

ちなみに、高等専修学校は不登校や中退の経験がある生徒のセーフティネットとしての役割も担っており、以下のような特色がある学校もあります。

高等専修学校の特色
・不登校の生徒を受け入れている
・不登校の生徒のみを対象としている
・高等学校中退の生徒を受け入れている
・全校を挙げて資格取得を奨励している
・基礎学力の定着から取り組んでいる

 

中卒社会人が専門学校(高等専修学校)に行くメリット

中卒社会人が専門学校(高等専修学校)に行くメリット

続いて、中卒社会人が専門学校(高等専修学校)に行くメリットについて解説します。

最終学歴が中卒から「高卒」に切り替わる

修業年限が3年以上の高等専修学校を卒業すると、最終学歴が中卒から「高卒」に切り替わるのは大きなメリットといえるでしょう。

高等専修学校は、分野や学科によって1年制~5年制までさまざまなコースが用意されています。3年制の高等専修学校を卒業すると、最終学歴が高卒になるので、専門学校(専修学校専門課程)へ進学することも可能です。

また、修業年限が3年以上、総授業時数が2,590時間以上などの要件を満たし、文部科学大臣が指定した学科の修了者は、大学入学資格を得ることができます。

卒業すると得られる国家資格や受験資格がある

中卒では受験資格がなかった国家資格も、高等専修学校を卒業することで受験資格を得られるようになる場合があります。また、卒業と同時に取得できる国家資格もあるため、特定の資格取得を目指して高等専修学校に行くのも手でしょう。

参考
卒業と同時に得られる国家資格の例
・調理師
・栄養士
・保育士
・介護福祉士

卒業と同時に得られる受験資格の例
・製菓衛生師
・理容師
・美容師
・建築士(2級・木造)

上記のほかにも、卒業後一定の実務経験で資格を取得できるものや、受験資格を取得できるものがあります。

短大卒や大卒と比較して就職率が高い

専門学校(高等専修学校)の卒業生は、短大卒や大卒と比較すると就職率が高い傾向にあります。

専門学校(高等専修学校)は社会に役立つ実践的な職業教育を行う場として、即戦力となる人材養成に力を入れています。分野ごとに専門的な技術教育を行っているため、短大卒や大卒に比べて専門的な知識やスキルが備わっているとみなされ、就職で有利に働くのでしょう。

ちなみに、専門学校(高等専修学校)卒の就職者が特に多い産業は、医療・福祉分野、製造業、卸売業・小売業です。学歴制限によって就職できる業界が限られてしまう中卒の人も、高等専修学校に行けば学歴の壁を乗り越えて職業の幅を大きく広げることができるでしょう。

奨学金制度が利用できる

国や自治体から高等専修学校向けの奨学金も多数用意されているため、金銭的な負担を減らして学習が可能なことも大きなメリットです。

特に国の制度である「高等学校等就学支援金」や「高校生等小学給付金」では返済が不要になっています。保護者の年収によって助成金の支給額が変わるので、利用する際は注意が必要です。

中卒社会人が専門学校(高等専修学校)に行くデメリット

中卒社会人が専門学校(高等専修学校)に行くデメリット

中卒社会人にとってメリットが多い専門学校(高等専修学校)ですが、注意点も見逃せません。メリットとあわせてデメリットもしっかり押さえておきましょう。

学べる分野が絞られてしまう

高等専修学校は特定の分野において専門的な知識やスキルを習得できる一方、一般的な専門学校や大学に比べて学べる分野が絞られてしまうのは大きなデメリットです。数年間同じ分野を学ぶことになりますから、途中でその分野に飽きてしまったり別の分野に興味を持ってしまったりすると、日々の勉強が苦痛になってしまうでしょう。

特に将来の進路が決まっているわけでもなく、「とりあえず就職率が高そうだから入学したい」「資格が欲しいというわけでもない」という人には注意が必要です。

入学金や学費などを準備する必要がある

高等専修学校や専門学校に入学するためには、入学金や学費がかかります。

分野ごとの学費総額の平均を見てみると、「医療関係」「衛生関係」は1,400万円を超えており、最も高いという結果になっています。

一番平均学費が安い分野である「商業実務関係」でも、学費総額は1,135万円を超えています。

学校によっても学費は異なりますが、数年間通い続けられるように事前に貯金しておくなどの準備が必要です。

奨学金を借りる場合でも、就職後にどのように返済するのか、見通しを立ててから進学すると良いでしょう。

分野

学費総額(万円)

医療関係

1,490

衛生関係

1,455

工業・農業 ※1校のみの数値

1,298

工業関係

1,285

教育・社会福祉関係

1,254

文化・教養関係

1,181

服飾・家政関係

1,154

商業実務関係

1,135

参照元:令和4年度専修学校各種学校調査統計資料(調査2令和4年度 学生・生徒納付金調査)

中卒社会人で専門学校(高等専修学校)に行くべき人・行かないほうがいい人

専門学校(高等専修学校)にはメリットとデメリットがあるように、中卒社会人の中でも学校に行くべき人と行かないほうがいい人がいます。自分がどちらに当てはまるのか、チェックしてみてください。

中卒社会人で専門学校に行くべき人
・将来の進路や希望の職種が決まっている人
・できるだけ早く就職したい人
・資格を取得したい人
・分野に特化した知識やスキルを習得したい人

専門学校(高等専修学校)は社会において即戦力となる人材を育成する場所なので、将来の進路に直結しやすいのが特徴といえます。明確な目標に向かって知識やスキルを習得するために入学を目指す人は向いているでしょう。

中卒社会人で専門学校に行かないほうがいい人
・大学に進学する可能性が高い人
・将来の進路や希望の職種が決まっていない人
・資格を取得したいわけではない人
・就職が嫌で学校へ行こうとする人

先述したように、専門学校(高等専修学校)は一つの分野に特化して勉強する場所なので、幅広い分野を学べないのが特徴として挙げられます。将来の進路が未定の場合や資格取得を目指さない場合、学校で専門的な勉強をするのはあまり意味がありません。

入学してから将来の進路を決定できるだけの時間が確保できないため、明確な目標がない人には向いていないといえるでしょう。

中卒社会人の失敗しない専門学校(高等専修学校)の選び方

中卒社会人の失敗しない専門学校(高等専修学校)の選び方

専門学校(高等専修学校)には多種多様な特色を持った学校が存在するため、自分に合った学校を見つけることが重要です。

ここでは、中卒社会人が専門学校(高等専修学校)を選ぶために失敗しないポイントを解説します。

就職したい業種や希望就職先に関わる学科から選ぶ

まずは、先述した8つの分野・学科の中で、自分がやりたい職業があるのかを必ず確認しましょう。将来の進路や希望の業種・職種など就職先に関わる分野・学科から、自分に合った学校を選ぶことが大切です。

高等専修学校で学べる8つの分野を参考に、学校選びをしてみてください。

分野 学校の種類
1.工業 電気・電子系の学校、自動車整備の学校、建築系の学校
2.農業 農業系の学校
3.医療 医療系の学校、准看護の学校
4.衛生 理容・美容系の学校、調理系の学校、製菓の学校
5.教育・社会福祉 教育の学校、福祉系の学校
6.商業実務 ビジネス系の学校
7.服飾 服飾・家政系の学校
8.文化・教養 語学系の学校、芸術系の学校、体育系の学校

すぐに決められない場合は、無理に高等専修学校へ行くことはおすすめしません。

取得したい国家資格から選ぶ

卒業後に取得できる国家資格から学校を選ぶのも重要なポイントです。国家資格は学校卒業後に国家試験に合格しなければ取得できないものも多いので、自分に必要な国家資格を取得するためのサポート体制が整っている学校かどうかを必ず確認しましょう。

高等専修学校で用意されている資格取得のための取り組み
・教員による授業時間内における指導
・教員による授業時間外における指導
・授業時間外の教室や実習室等の開放
・外部講師による指導
・模擬試験等の外部サービスの活用
・企業内実習の実施

参考:文部科学省「未来をひらく高等専修学校」(参照 2023-6-9)

取得したい資格が特にない場合やすぐに決められない場合、無理に学校へ行くことはおすすめしません。学費等もかかるため、とりあえず行ってから決めるというのは避けるべきです。

企業と連携した実習の有無をチェックする

企業と連携した実習を行っている学校かどうかも、選ぶ際の重要なポイントです。

いざ就職しても、「職場のイメージが違う」「習得した知識やスキルがあまり活かせない」といったミスマッチが起きる可能性はゼロではありません。このようなミスマッチを避けるためにも、企業内実習や企業と連携した実習を実施している学校を選ぶと安心でしょう。

ちなみに、企業との連携による学内実習では以下のような内容です。

企業との連携による学内実習の内容
・企業等からの講師派遣
・教材や教育資材等の企業等からの提供
・授業内容に対する企業等からの助言
・指導方法に対する企業等からの助言
・学習成果に対する企業等による評価

参考:文部科学省「未来をひらく高等専修学校」(参照 2023-6-9)

部活動や専門技能の全国大会参加有無をチェックする

専門学校(高等専修学校)の中には、部活動がある学校や専門技能の全国大会へ参加している学校もあります。

このような課外活動は、学習に対するモチベーション向上につながりやすいため、積極的に学習を継続できる効果を期待できます。興味がある場合は、部活動や専門技能の全国大会参加経験がある学校を選ぶと良いでしょう。

参考
専門学校(高等専修学校)の部活動の例
・軟式野球
・バレーボール
・バスケットボール
・卓球
・陸上
・フットサル
・自転車競技
・バドミントン
・スポーツウエルネス吹矢
・駅伝競走
機械系 機械組み立て、プラスチック金型、精密機器組立て、機械製図、旋盤、フライス盤、試作モデル製作、自動車工、時計修理
金属系 構造物鉄工、電気溶接、自動車板金、曲げ板金、車体塗装
建設・建築系 タイル張り、配管、石工、左官、家具、建具、建築大工、造園、冷凍空調技術、とび
電子技術系 メカトロニクス、電子機器組立て、電工、工場電気設備、移動式ロボット
情報通信系 ITネットワークシステム管理、情報ネットワーク施工、ウェブデザイン
サービス・ファッション系 貴金属装身具、フラワー装飾、美容、理容、洋裁、洋菓子製造、西洋料理、和裁、日本料理、レストランサービス

中卒社会人が通える高等専修学校をエリア別に見る

高等専修学校は全国各地にあります。

一部ではありますが、東京都と大阪府にある高等専修学校の情報をまとめましたので、参考にしてみてください。

東京の高等専修学校一覧

分野

学校情報

学科

定員

1.工業

青山製図専門学校

建築工学科・建築設計デザイン科・住宅設計デザイン科・建築インテリア工学科・商空間デザイン科・建築インテリアデザイン科・建築科・インテリア工学科

在籍者数:894名

募集定員:計472名

1.工業

専門学校東京テクニカルカレッジ

IoT+AI科 ・建築監督科・建築科・インテリア科・情報処理科・Web動画クリエイター科・ゲームプログラミング科・環境テクノロジー科・バイオテクノロジー科・建築科(夜)・データサイエンス+AI科

在籍者数:1,060名

募集定員:計415名

2.農業

東京バイオテクノロジー専門学校

バイオテクノロジー科4年制・バイオテクノロジー科3年制

在籍者数:560名

募集定員:計80名

2.農業

東京テクノ・ホルティ園芸専門学校

フラワービジネス学科(2年制)・園芸1類学科(2年制)

在籍者数:120名

募集定員:計120名

2.農業

日本ペット&アニマル専門学校

ペットビューティー科・動物産業科・生物産業科

在籍者数:240名

募集定員:計120名

3.医療

首都医校

救急救命学科・高度臨床工学学科・臨床工学技師特科・高度看護学科・高度看護保健学科・実践看護学科Ⅰ・実践看護学科Ⅱ・助産師学科 ・歯科衛生学科・高度理学療法学科・高度作業療法学科・言語聴覚学科・鍼灸学科・柔道整復学科・精神保健福祉士学科・社会福祉士学科・アスレティックトレーナー学科・作業療法学科(昼夜)・鍼灸学科(夜)・柔道整復学科(夜)・理学療法学科(昼夜) ・歯科衛生学科(夜)・介護福祉学科

在籍者数:1,687名

募集定員:計928名

3.医療

お茶の水はりきゅう専門学校

はり師きゅう師学科(昼間部)・はり師きゅう師学科(夜間部)

在籍者数:168名

募集定員:計56名

3.医療

関東柔道整復専門学校

柔道整復師学科(昼間部)

在籍者数:180名

募集定員:60名

3.医療

関東リハビリテーション専門学校

理学療法学科・作業療法学科

在籍者数:240名

募集定員:計70名

4.衛生

大竹高等専修学校

調理師科・美容師科

在籍者数:360名

募集定員:不明

4.衛生

窪田理容美容専門学校

美容学科ヘアスタイリスト専攻・美容学科ビューティシャン専攻・理容学科本科コース・理容学科・認定エステティシャン取得コース・トータルビューティシャン科・テクニカルスタイリスト科・ダブルライセンスコース・通信理容ダブルライセンス科・通信美容ダブルライセンス科・通信理容学科・通信美容学科

在籍者数:600名

募集定員:計430名

4.衛生

資生堂美容技術専門学校

美容師科・ビューティーコンサルタント科・美容師通信科

在籍者数:560名

募集定員:計440名

4.衛生

国際文化理容美容専門学校国分寺校

美容科・理容科

在籍者数:800名

募集定員:計400名

5.教育・社会福祉

アルファ医療福祉専門学校

鍼灸学科・柔道整復学科・こども保育学科・介護福祉学科・社会福祉士通信科(2025年6月より)・精神保健福祉士通信科(2025年6月より)・美容学科(2026年より)

在籍者数:530名

募集定員:計205

※下記では現在募集なし

社会福祉士通信科、保健福祉士通信科、美容学科

5.教育・社会福祉

聖徳大学幼児教育専門学校

保育総合コース・保育士コース・保育アフタヌーンコース

在籍者数:315名

募集定員:計90名

6.商業実務

大原ビジネス公務員専門学校池袋校

国家公務員・地方公務員系・警察官・消防官系・ビジネス系・医療事務系

在籍者数:620名

募集定員:不明

6.商業実務

大原法律専門学校

国家公務員/地方公務員系・警察官/消防官系

在籍者数:240名

募集定員:不明

6.商業実務

JTBツーリズムビジネスカレッジ

国際観光ビジネス訪日科・観光ビジネス(観光総合・グローバル・インバウンド)科・国際ホテル&ブライダル科・国際観光ビジネス科(夜間)・国際観光ビジネス科デュアル科(夜間)

在籍者数:480名

募集定員:計210名

7.服装・家政

織田ファッション専門学校

ファッションデザイン科・ファッションテクニカル科

在籍者数:300名

募集定員:計120名

7.服装・家政

阿佐ヶ谷美術専門学校

デザイン学科・コンテンツ学科・アート学科・研究科

在籍者数:380名

募集定員:計140名

8.文化・教養

音響芸術専門学校

録音・PA技術科 ・ライブ音響/コンサートスタッフ科 ・ミュージカル&ステージスタッフ科・音響監督/ビジュアルアート制作科 ・音響テクニカル/アーティスト科 ・夜間総合学科・音響技術研究科

在籍者数:290名

募集定員:計145名

8.文化・教養

神田外語学院

ビジネスコミュニケーション科・インターナショナルコミュニケーション科・グローバルゲートウェイ科

在籍者数:1940名

募集定員:計1,000名

参照元:令和5年度 東京都 専修学校各種学校名簿 (都内専修学校・各種学校一覧)

大阪の高等専修学校一覧

分野

学校情報

学科

定員

1.工業

近畿情報高等専修学校

総合情報処理科

在籍者数:260名

募集定員:240名

1.工業

大阪技能専門学校

自動車工業科・総合商業科

在籍者数:80名

募集定員:計40名

3.医療

錦秀会看護専門学校

看護学科

在籍者数:60名

募集定員:80名

4.衛生

大阪美容専門学校

美容科(総合美容コース)・美容科+通信制高校(高校併学コース)・美容科(通信コース)

在籍者数:90名

募集定員:計230名

6.商業実務

中央学園高等専修学校

普通科・ファッションクリエイター科・保育科

在籍者数:200名

募集定員:計120名

8.文化・教養

関西外語専門学校

高度国際英語学科・英語国際ビジネス学科(2年制・3年制)・英語国際ビジネス学科

在籍者数:418名

募集定員:計300名

8.文化・教養

大阪スクールオブミュージック高等専修学校

K-POPコース・ダンスコース・バーチャル/パフォーマーコース・ヴォーカル&ミュージシャンコース・e-Sports&エンターテイメントコース・俳優・声優&2.5次元コース・総合エンターテイメントコース・芸能活動併修コース

在籍者数:不明

募集定員:220名

参照元:私立高等専修学校について/大阪府(おおさかふ)ホームページ

【番外編】中卒で一般的な専門学校に進学する方法

ここまで専門学校の基本的な内容や、専門学校へ行くべき人・行かないほうがいい人、専門学校の選び方などを解説してきました。

先ほどご紹介したように、専門学校の多くは高卒者が対象です。
「行きたいと思っていた専門学校に入学できない…」と不安になってしまった中卒者もいるかもしれません。

しかし、実は中卒者が高卒者を対象としている一般的な専門学校に進学する方法もあります。
これからご紹介するポイントをしっかりと押さえてから準備していきましょう。

一般的な専門学校には「高卒認定試験合格」で受験できる

中卒には入学条件がない一般的な専門学校ですが、「高卒認定試験」に合格すると受験が可能になります。

高卒認定試験とは、高校卒業者と同等以上の学力があることを認められる試験のことです。ただし、高校を卒業しなければ高卒認定試験に合格しても最終学歴は高卒になりません。中卒が高卒認定試験に合格しても、最終学歴は中卒のままなので注意しましょう。

また、令和4年度に実施された高卒認定試験の最終学歴別合格率は、中卒が11.6%、高校中退が57.3%でした。

中卒でもしっかり勉強すれば高卒認定試験に合格できるチャンスがあるので、一般的な専門学校への入学を希望する場合はあわせてチェックしてみてください。

文部科学省「高等学校卒業程度認定試験とは」(参照 2023-6-8)
文部科学省「令和4年第1回高等学校卒業程度認定試験の実施結果」(参照 2023-6-8)

「通信制・定時制高校」を卒業すると一般的な専門学校を受験できる

「通信制・定時制高校」を卒業するのも手段の一つです。
高校卒業資格が得られるため、一般的な専門学校を受験するために必要な「高卒」の条件を満たすことが可能です。

全日制の高校は3年間通うことになりますが、通信制や定時制高校の場合は「3年以上」とされています。

通信制や定時制の場合は、全日制の高校のように学年制ではなく、単位制であることが大きな要因です。
通信制や定時制の高校では74単位以上を修得しないと卒業ができず、そのために必要な期間が3年以上とされています。一般的には4年で卒業する人が多いです。

また、全日制の高校は基本的に平日週5日の登校が必要ですが、通信制や定時制の高校の場合は、週に1日~5日までの登校日を自分で決められるケースが多いです。
土日のみの登校や1コマ(45分~50分)だけ授業を受けるといった方法もとれるので、仕事をしながらでも通うことが可能です。

すでに働いている中卒者で、一般的な専門学校への進学を考えているのであれば、通信制や定時制の高校に通うことも検討してみてください。
最後に定時制高校と通信制高校のだいたいの卒業率をご紹介しますので、参考までにご覧ください。

なお、通信制や定時制高校を3年で卒業することは非常に困難であるため、ここでは4年で卒業したケースを仮定しています。

令和2年度の1年生数令和5年度の4年生数卒業率
定時制高校24,591人9,959人40.4%

参考:e-Stat政府時計の総合窓口「学校基本調査 / 令和2年度 初等中等教育機関・専修学校・各種学校《報告書掲載集計》 学校調査・学校通信教育調査(高等学校) 高等学校(通信教育を含む) 全日制・定時制」(参照 2024-7-23)

平成28年度の入学数令和元年度の卒業数卒業率
通信制高校65,906人60,691人92.1%

参考:文部科学省「高等学校通信教育の現状について」(参照 2024-7-23)

通学をする必要がない通信制高校のほうが卒業率が圧倒的に高いという結果が出ています。
4年学校に通う時間の余裕がないという方は、通信制高校を選んだほうが無理なく卒業できる可能性が高いかもしれません。

中卒社会人でも遅くない!スキルを身につけるなら専門学校(高等専修学校)はおすすめ!

ここまで、中卒社会人が行ける専門学校で学べる分野・学科、就学するメリット・デメリット、専門学校の選び方について紹介してきました。今回解説した内容を振り返っていきましょう。

まとめ

  • 高等専修学校は中卒者を対象に、社会に役立つ実践的な職業教育を行う場所
  • 高等専修学校に行くと、「最終学歴が高卒になる」「卒業と同時に得られる国家資格や受験資格がある」「短大卒や大卒と比較して就職率が高い」といったメリットがある
  • 学べる分野が限定されるため、将来の進路が決まっていない人や資格取得を目指さない人には向いていない
  • 専門学校(高等専修学校)を選ぶ際は、「自分が学びたい分野・学科があるか」「取得したい国家資格があるか」「企業と連携した実習があるか」「部活動や専門技能の全国大会参加経験があるか」を確認する

高等専修学校や専門学校に行けば、専門的な知識やスキルを身につけられるため、中卒でも希望の職種に就きやすくなります。以上のポイントをしっかり押さえて、ぜひ今後の進路決めや転職活動にお役立てください!

【体験談】学費や貯金が心配な人は「ナイト系」で効率良く稼ぐのもアリ

【体験談】学費や貯金が心配な人は「ナイト系」で効率良く稼ぐのもアリ

「学校には興味があるけど学費が払えるか心配」という方はナイト系でアルバイトを始めるのもおすすめです。学歴不問で短時間・短期間から働けるお店も多いため、スキマ時間を有効活用して効率良く稼げるでしょう。

最後に、当メディアサイトの運営元・高収入求人サイトで掲載している「先輩インタビュー」の中から、ナイト系でアルバイトをしている先輩スタッフのエピソードを一部抜粋してご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
※ナイト系のアルバイトを始めるなら、高等専修学校在籍でも働けるかを必ず確認しておきましょう。

スキマ時間で働けるナイト系アルバイトを活用!

  • 正社員を目指して転職活動を始め、宅配ドライバーとして運よく正社員で雇ってもらうことができました。体力的にもラクだし残業もないから時間にも余裕ができるようになったので、ナイト系で働いている友達に紹介してもらって一般的なバイトより時給が高いナイト系のアルバイトを始めたんです。

    社員の方がイチから教えてくれて、何か特別なスキルが必要なわけじゃないから、特に問題なくスタートできました。本職にもまったく影響はないし、ダブルワークにはピッタリなんです。

この方は本職をしながら時間に余裕ができたため、ナイト系のアルバイトを始めました。出勤ペースは自由で、欲しいものがあるときは週4日出勤、特に欲しいものがないときは週2日出勤というように、自分の都合に合わせて働いているそうです。

ナイト系は早朝や深夜帯も営業しているお店が多く、シフト制を採用しているお店がほとんどなので、自分の都合に合わせて勤務時間を調整しやすいのが特徴です。学校に通いながらスキマ時間で稼ぎたいという方におすすめですよ。

ナイト系なら中卒社会人でも頑張り次第で高収入を目指せる!

  • 高校を中退してフィルムの加工の工場に入社しました。月給が40万円以上でしたが長時間労働に身体が悲鳴を上げ始め、5年くらい経ったときに退職を。他の仕事を始めるも手取りは少なく、ずっと懐事情は厳しかったですね。

    そんな矢先、昔のアルバイト先の先輩に誘われて、店長になると月収100万円以上も夢じゃないと聞いて、ナイト系に挑戦しました。まだ入社して1年も経っていませんが、色んな業務を任せてもらえて、できるようになったらしっかりと給料に反映されています。売上がいいとボーナスも出るので、自然とがんばりたくなります(笑)

この方は中卒社会人としてさまざまな仕事に就くも続かず、先輩に誘われたことがきっかけで頑張り次第で高収入を稼げるナイト系へ足を踏み入れました。入社1年目にして年収450万円以上となり、頑張りが給料に反映されることに喜びを実感しているそうです。

ナイト系は中卒でも働けるチャンスがあり、実力主義の業界なので学歴に関係なく頑張り次第で高収入を稼ぐのも夢ではありません。稼ぐことを目標にしているならおすすめといえるでしょう。

このように、ナイト系は時間や学歴による制約がなく、働きやすく稼ぎやすい環境が整っています。効率良く稼げるアルバイトをお探しなら、ぜひナイト系も検討してみてくださいね!

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