自衛隊といえば、自然災害における被災者の救助や遭難者の捜索などを行う、国の安全を守るために設置された部隊です。国家公務員で、安定した職業の一つとしても有名です。
そのため、「社会の役に立つ仕事がしたい」「頭より体を使う仕事を探している」という中卒の方のなかには、自衛隊に入隊したいと考えている方もいると思います。しかし、入隊条件や入隊方法がわからないという方も多いでしょう。
そこで本記事では、中卒の成人男性に向けて、自衛隊の入隊条件と入隊方法を解説します!
年齢別の入隊ルートや入隊後のキャリアプランも理解できるので、安定した仕事を探している方は参考にしてみてください。
中卒も自衛隊になれる!自身に当てはまるルートで就職しよう

中卒から自衛隊を目指す場合、年齢によって選べる入隊ルートが大きく変わります。
具体的には、17歳未満であれば、陸上自衛隊高等工科学校に入学し、自衛官としての基礎教育を受ける道があります。
一方、18歳以上の場合は、一般曹候補生や自衛官候補生として採用試験に挑戦するルートが一般的です。
【中卒から自衛隊を目指す主な就職ルートとキャリアの流れ】
| 年齢 | 進学・入隊 | 入隊後の流れ | 将来のキャリア |
|---|---|---|---|
| 15歳以上17歳未満 | 陸上自衛隊高等工科学校(3年制)卒業後約1年で3等陸曹 ※海上・航空自衛隊はなし | 4年後、3等陸海空曹へ | 選抜試験に合格することで幹部自衛官への道も開ける |
| 18歳以上33歳未満 | 自衛官候補生 3カ月後、2等陸・海・空士に任官 一般曹候補生 2等陸・海・空士に任官 | 選抜試験で3等陸海空曹へ 2年9カ月以降、3等陸海空曹へ | 選抜試験に合格することで幹部自衛官への道も開ける |
参考:防衛省・自衛隊|防衛省・陸海空自衛隊採用案内(参照 2026-01-07)
17歳未満の中卒が自衛隊に就職する手順

17歳未満の中卒の場合、最短かつ現実的なルートは「陸上自衛隊高等工科学校」に進学することです。
陸上自衛隊高等工科学校では、自衛官として必要な知識や規律を学びながら、将来の入隊に備えることができます。
ここでは、17歳未満の中卒者が自衛隊に就職するまでの流れを解説します。
【就職までの主な手順】
- 陸上自衛隊高等工科学校に入学する
- 卒業後、3等陸曹に昇任する
手順①陸上自衛隊高等工科学校に入学する
陸上自衛隊高等工科学校は3年制の教育機関で、陸上自衛官として活躍するための基礎教育を受けることができます。
在学中は特別職国家公務員として扱われ、給与の支給や被服・住居の提供など、生活面の支援を受けながら学べる点が大きな特徴です。
応募資格は中卒(見込み含む)の17歳未満の男子で、推薦入学と一般入学の2種類があります。
| 推薦 | 一般 |
|---|---|
| ・口述試験 ・筆記試験(作文含む) ・身体検査 | 【第1次試験】 ・筆記試験(国語、社会、数学、理科、英語、作文) 【第2次試験】 ・口述試験(個別面接) ・身体検査 |
一般入学の筆記試験は中学校卒業程度の内容ですが、合格率は令和6年時点で推薦約29%、一般約21%と決して高くありません。そのため、過去問題集を使った計画的な対策が重要になります。
参考:自衛官募集「高等工科学校生徒」(参照 2026-01-07)
令和7年度版 防衛白書「資料65 自衛官などの応募と採用状況」(参照 2026-01-07)
手順②卒業後、3等陸曹に昇任する
陸上自衛隊高等工科学校を卒業すると、原則として4月1日から正式に自衛官として働き始め、階級は陸士長となります。
その後、各方面隊の陸曹教育隊(陸曹になるための学校)に入隊し、約3カ月間生徒陸曹候補生課程(初級陸曹に必要な基礎訓練)を履修します。
さらに部隊配属後は、初級陸曹特技課程(職種ごとの専門教育)を受講し、卒業後およそ1年間の教育を経て、19~20歳頃に3等陸曹(部隊の中心となる階級)へ昇任するのが一般的です。
また、生徒課程修了時には、防衛大学校や航空学生への受験資格も得られるため、将来は幹部自衛官を目指すなど、キャリアの選択肢がさらに広がります。
参考:採用案内 自衛隊愛媛地方協力本部「陸上自衛隊高等工科学校|資料請求」(参照 2026-01-07)
陸上自衛隊 高等工科専門学校「Q&A」(参照 2026-01-07)
18歳以上の中卒が自衛隊に就職する方法
18歳以上の中卒者が自衛隊に就職する方法は、主に2つあります。
- 一般曹候補生採用試験に合格する
- 自衛官候補生採用試験に合格する
どちらも中卒から応募可能ですが、入隊後の教育内容や昇任スピード、将来のキャリアの広がり方が異なります。そのため、目指したい方向によって、選ぶべき道は変わってきます。
【自衛官候補生と一般曹候補生の主な違い】
| 項目 | 一般曹候補生 | 自衛官候補生 |
|---|---|---|
| 目的 | 長期的に活躍する人材の育成 | 自衛官としての基礎を身につけ、部隊勤務を行う |
| 任期制度 | なし(長期的なキャリア形成が前提) | あり(任期制自衛官) |
| 昇任の流れ | 入隊後、選考を経て3曹へ昇任 | 2士→1士→士長と段階的に昇任 |
| 昇進・キャリア | 曹・幹部を目指しやすい | 任期満了後に曹候補生へ進む道あり |
| 教育期間 | 基礎教育+専門教育 | 基礎教育が中心(約3カ月) |
| 給与・待遇 | 階級に応じて安定的に上昇 | 階級に応じて支給(比較的控えめ) |
| 向いている人 | 将来も自衛隊で働き続けたい人 | まずは自衛隊を経験したい人 |
ここからは、それぞれの制度や、採用試験の違いについて解説します。
方法①一般曹候補生採用試験に合格する
一般曹候補生とは、将来的に「曹(そう)」以上の階級を目指す自衛官を養成する制度です。
自衛隊における「曹」は、現場のリーダーとして部下を指導しながら、幹部を補佐する重要な階級区分になります。
一般曹候補生の応募条件は、日本国籍を有する18歳以上33歳未満の者で、自衛隊が実施する採用試験に合格することが必須です。
試験は年3回実施されており、内容は次のとおりです。
- 1次試験:筆記試験・適性試験
- 2次試験:口述試験・身体試験
令和5年度の合格率は約24%で、決して簡単ではないものの、事前に対策を行えば十分に合格を狙える水準といえるでしょう。
一般曹候補生として入隊したあとは、部隊で経験を積み、入隊から2年9カ月以降に行われる昇任試験に合格すれば、3曹へとステップアップできます。
現場を支えるリーダーとして活躍したい人や、専門性を高めながら安定したキャリアを築きたい人におすすめの進路です。
参考:自衛官募集「一般曹候補生」(参照 2026-01-07)
防衛省・自衛隊「令和6年版防衛白書」(参照 2026-01-07)
方法②自衛官候補生採用試験に合格する
自衛官候補生とは、任期制の自衛官として勤務することを前提に採用される制度です。
採用後は「自衛官候補生」として約3カ月間の基礎教育を受け、その後、2等陸・海・空士(任期制自衛官)に任官します。任期は、陸上自衛官が原則1年9カ月、海上・航空自衛官が2年9カ月です。
自衛官候補生の応募条件は、18歳以上33歳未満の者で、自衛隊が実施する採用試験に合格することが必須となります。
試験内容は以下のとおりです。
- 筆記試験
- 口述試験
- 適性検査
- 身体検査
- 経歴評定
令和5年度の合格率は約16%で、決して高くはありませんが、募集は年間を通じて行われており、挑戦しやすい制度です。
まずは現場の実務を通じて、自衛官としての基礎を身につけていく進路といえるでしょう。
参考:自衛官募集「自衛官候補生とは」(参照 2026-01-07)
防衛省・自衛隊「令和6年度版防衛白書」(参照 2026-01-07)
中卒で自衛隊に就職後のキャリアプラン
中卒で自衛隊に就職した場合でも、3曹に昇任すれば長期的なキャリアを描くことができます。
- 選抜試験に合格して幹部候補生になる
- 「航空学生」「防大学生」になる
今回は、任期制の自衛官候補生ではなく、3曹に昇任したあとのキャリアプランとして、代表的な選択肢を2つ紹介します。
キャリアプラン①選抜試験に合格して幹部候補生になる
3曹に昇任してから約4年以上の勤務経験を積むと、一般幹部候補生部内選抜試験の受験資格を得ることが可能です。
試験は2段階で行われ、1次試験では、あらかじめ示された範囲から出題される筆記試験が実施されます。
- ポイント
- 【1次試験】
・筆記試験(一般教養・専門科目の択一式問題・小論文)
【2次試験】
・口述試験(志望動機、職務経験、防衛に対する考え方など)
・実技試験(小部隊の指揮を想定した課題)
試験に合格し、幹部候補生に任命されると給与が上がり、幹部候補生学校で約1年間の教育を受けたあと、3尉として小隊長や係幹部を任されるようになります。
参考:自衛官募集「過去の採用試験問題」(参照 2026-01-08)
キャリアプラン②「航空学生」「防大学生」になる
陸上自衛隊高等工科学校を卒業すると、「防衛大学校」や「航空学生」の受験資格を得られ、幹部を目指すキャリアプランが広がります。
防衛大学校は4年間の教育課程で、幅広い知識やリーダーシップを養い、卒業後は陸・海・空自衛隊の幹部として活躍します。
一方、航空学生は約2年間の教育期間を経て、航空自衛隊の現場で活躍するための専門的な知識と技能を習得する制度です。将来はパイロットや航空分野の幹部・曹として、専門性を活かしたキャリアを歩むことができます。
学びの内容や進むキャリアは異なりますが、いずれも早い段階から幹部を目指せる点が大きな特徴です。
中卒で自衛隊が向いている人
中卒で自衛隊を目指す場合、「自分は自衛隊に向いているのか?」と不安に感じる人も多いでしょう。
ここでは、自衛隊に向いている人の特徴をピックアップして紹介します。
- 【自衛隊に向いている人の主な特徴】
- ・訓練に耐えられる体力や忍耐力がある人
・仲間意識が強く、規律に従って行動できる人
・業務に対して強い使命感を持てる人
これらの特徴をもとに、どういった性格や性質の人であれば無理なく仕事に取り組めるのかを解説します。
①訓練に耐えられる体力や忍耐力がある人
自衛隊では、毎日の訓練をこなすための体力が欠かせません。長距離走や装備を身につけた訓練など、肉体的に厳しい場面も多いため、スポーツ経験がある人や、日頃から体を動かす習慣がある人に向いています。
また、訓練や指導のなかでは、納得しづらい結果や対応に直面することもあります。そうした場面でも深く考えすぎず、気持ちを切り替えて前向きに行動できる忍耐力がある人ほど、自衛隊の環境に適応しやすいでしょう。
②仲間意識が強く規律に従って動ける人
自衛隊では個人の能力以上に、仲間と協力して行動できるかどうかが重視されます。訓練や災害派遣など、班や部隊単位で連携しながら任務にあたるのが基本で、仲間のために動ける、助け合いを大切にできる人ほどやりがいを感じやすいでしょう。
また、集団生活では決められたルールや命令系統に従って行動する場面が多くあります。規律を守ることを負担に感じにくく、指示に沿って動ける人は、自衛隊の組織文化にも自然と馴染みやすいといえます。
③業務に対して強い使命感を持てる人
自衛隊は、国や人々の安全を守るという大きな役割を担う仕事です。そのため、「誰かの役に立ちたい」「社会に貢献したい」という強い使命感を持てるかどうかが、日々の業務を支えるモチベーションになります。
災害派遣などの現場では、厳しい環境のなかで人命救助や支援活動に取り組む場面が少なくありません。自分の利益だけでなく、人々の安全のために行動することにやりがいを感じられる人は、自衛隊員としての素質があるといえるでしょう。
中卒で自衛隊が向いていない人
中卒で自衛隊を目指す場合、向いている人の特徴だけでなく、「どのようなタイプの人は苦労しやすいのか」を知っておくことも大切です。
ここでは、自衛隊の仕事や組織文化と相性が悪いと考えられる人の特徴をピックアップして紹介します。
- 【自衛隊が向いていない人の主な特徴】
- ・単独行動を好む人
・繊細すぎる人
・向上心がない人
①単独行動を好む人
自衛隊は厳格な上下関係のもと、集団で行動することが基本の組織です。そのため、誰かの指示に従って動くことに強い抵抗がある人や、一人で黙々と作業したい人は、窮屈さを感じやすいでしょう。
また、困りごとや悩みを一人で抱え込みがちな人も、周囲と連携する場面が多い自衛隊では負担を感じる可能性があります。仲間と協力しながら進める働き方よりも、個人の裁量を重視した仕事を好む人は、自衛隊を目指すべきか今一度、検討したほうがよいかもしれません。
②繊細すぎる人
自衛隊の業務は人の命に関わる場面も多く、常に高い緊張感のなかで判断や行動が求められます。
そのため、強いプレッシャーがかかる状況で冷静さを保てない人や、些細なミスや指導を必要以上に重く受け止めてしまう人は、精神的な負担を感じやすいかもしれません。
また、理不尽に感じる指示や厳しい環境でも気持ちを切り替えて前に進む力が求められます。感情を引きずりやすい人は、自衛隊の組織文化に合いにくい可能性があります。
③向上心がない人
自衛隊は、厳しい訓練や業務を通して心身ともに成長できる環境です。そのため、与えられた訓練や任務を「自分の糧になる経験」と前向きに捉えられない人は、やりがいを感じにくいでしょう。
また、自衛隊では仲間同士が刺激し合い、より高い水準を目指す風土があります。現状維持で満足してしまう人や、成長を求める意識が低い人は、周囲との意識の差に戸惑い、自衛隊の魅力に気づきにくい可能性があります。
中卒で自衛隊に入隊するメリット

続いて、中卒で自衛隊に入隊するメリットについて解説していきます。
国家公務員になるため社会的信用が高い
自衛隊は国家公務員なので社会的信用が高いのがメリットです。
国家公務員は国が雇用しているため、身分が保障されます。自衛隊なら一般企業のように倒産するといったリスクもないので、安定して働けるのも魅力の一つです。
また、社会的信用が高いというイメージが定着していることから、女性や企業からもプラスのイメージを持たれやすいでしょう。結婚や転職活動など、将来的に多くのチャンスを得られる可能性があります。
安定した給与と賞与が期待できる
自衛隊は安定した給与にくわえて、賞与も期待できるのがメリットといえます。
| 一般曹候補生 | 自衛官候補生 | |
| 初任給 | 22,4600円 | 179,000円 |
| 賞与(採用2年目) | 約920,000円 | 約920,000円 |
民間企業で働く中卒よりも高い給与が期待できるでしょう。自衛隊は等級と年齢に応じて収入がアップする給与体系のため、等級を上げることができればさらに高い給与が得られます。
また、自衛隊は駐屯地内では宿舎費無料で生活ができるので、家賃や水道・光熱費、食費などの生活費がかからないのも大きな特徴。制服や作業着、寝具も支給または貸与されますから、給与のほとんどを貯金にまわすことが可能です。
中卒で自衛隊に入隊するデメリット

職が安定しているという点だけで自衛隊への入隊を決めてしまうと、思わぬミスマッチを起こしてしまうので注意しなければなりません。ここでは、中卒で自衛隊に入隊するデメリットについて解説していきます。
一般的な仕事よりも危険である
自衛隊は地上戦闘の骨幹部隊であり、災害地域における救助活動や捜索活動などを行うだけでなく、有事の際に必要な情報の収集、敵を撃破・捕捉するといった業務も担います。社会的貢献度が非常に高い仕事である一方、危険が伴う仕事でもあるのが大きな特徴です。
災害時や有事の際は最前線でさまざまな活動を行うため、怪我や命を落とすリスクもゼロではありません。身の安全が保障されない仕事であるという点に留意しましょう。
キャリアアップを目指すには道のりが厳しい
自衛隊でキャリアアップを目指すのは決して簡単なことではありません。一般の民間企業で働く中卒よりは安定した給与をもらえる可能性はありますが、より高収入を得るのであれば「防衛大学」へ進学しなければ難しいでしょう。
防衛大学を卒業すると「幹部候補生」になり、ようやく一般企業と同等の初任給をもらえるようになります。中卒が将来的な安定だけを求めて自衛隊に入隊するのは、道のりが厳しいためにコスパの悪い選択となることもあります。
転職する際の職種の選択肢が狭くなる
自衛隊に入隊している間は、自衛隊としての業務を全うするため、一般企業で求められるスキルを身につけにくいのが特徴です。そのため、自衛隊から転職する際は選べる職種が狭くなってしまう可能性があるのが、デメリットとして挙げられるでしょう。
一方、自衛隊で培ってきた体力や忍耐力などのスキルを活かせば、以下のような仕事に転職できる可能性もあります。
- 自衛隊からの転職がしやすい職種
- ・警備員
・スポーツインストラクター
・木工
・清掃員
・トラックドライバー
・営業職
自衛隊以外で中卒におすすめの職業
自衛隊に興味はあるものの、訓練や組織文化に不安を感じたり、就職・転職そのものが難しいと感じたりしている人もいるでしょう。
そこで自衛隊と共通点がありつつ、中卒からでも目指しやすい職業を3つピックアップしました。
- 警備員
- 警察官
- 消防士
それぞれの仕事内容や向いている人の特徴について詳しく解説します。
①警備員
警備員は、施設や人々の安全を守る仕事で、学歴による収入差が出にくい点が特徴です。学歴よりも実力や経験が重視される傾向にあるため、中卒からでも目指しやすいでしょう。
また、警備会社は警備業法に基づいて運営されており、教育体制や雇用条件が整っている点も安心材料です。
会社ごとに勤務形態や待遇に違いがあるため、自分の体力や生活リズムに合った働き方を選びやすい点もおすすめできる理由の一つです。
②警察官
警察官は、自衛隊と同様に安定した収入を得られるうえに、体力や行動力を活かせる仕事です。中卒の場合は、各都道府県が採用する「都道府県警察」を目指すのが一般的で、地方公務員試験に合格後、約10カ月間の警察学校を修了すれば警察官として働けます。
自衛隊に比べて教育期間が短いため、できるだけ早く現場で働きたい人にも向いています。公務員としての安定性を重視する人にとって、有力な選択肢といえるでしょう。
中卒で警察官を目指す方には、こちらの記事が参考になります。
③消防士
消防士は、自衛隊や警察官と同様に、地方公務員試験に合格すれば学歴を問わず目指せる仕事です。
24時間勤務の翌日は非番となる勤務体系が多く、何もなければ自由に使える時間が確保しやすい点が特徴です。そのため、自衛隊と比べて休日が多く、プライベートを重視したい人にも向いています。
また、自治体によっては消防本部の規模が小さく、努力次第で消防長などの管理職を目指せる可能性がある点も、キャリア面での魅力といえるでしょう。
中卒で自衛隊に入隊は可能!出世や給与面をよく考えて決めよう

ここまで、中卒で自衛隊に入隊する方法や入隊するメリット・デメリット、陸上自衛隊高等工科学校卒業後のキャリアについて解説してきました。今回解説した内容をおさらいしていきましょう。
- 自衛隊の入隊方法は、15歳以上17歳未満なら「陸上自衛隊高等工科学校」へ入学、18歳以上33歳未満なら「一般曹候補生・自衛官候補生」に応募するのが最短ルート
- 中卒で自衛隊に入隊すると、国家公務員として社会的信用を得られる、安定した給与と賞与が期待できるなどのメリットがある
- 陸上自衛隊高等工科学校卒業後のキャリアは、陸上自衛官として任官、防衛大学へ進学または航空学生、別の業界へ転職などが挙げられる
- 中卒で自衛隊に入隊すると、一般的な仕事よりも危険である、キャリアアップが難しい、転職する業種が狭くなるなどのデメリットがある
- 自衛隊以外にも、警備員・警察官・消防士など中卒から目指せる職業がある
以上のポイントを押さえて、自分の希望するキャリアや給与面をよく考えたうえで自衛隊に入隊するかどうかを決断しましょう。
