中卒で塗装屋になるには?転職成功のポイントと求められる能力

※最終学歴が中卒・高卒の男性を対象とした転職情報サイトです※

中卒で塗装屋になるには?転職成功のポイントと求められる能力

  • 中卒から塗装屋になるには、具体的にどうしたらいい?

  • 中卒から塗装屋に就職したあとのキャリアパスは?

今回は塗装屋への就職方法について知りたい中卒者へ向けて、転職を成功させるポイントを解説していきます。

この記事でお伝えする内容

  • 塗装屋に就職したあとのキャリアパス
  • 塗装屋に向いている人・向いていない人の特徴
  • 塗装屋になるメリット・デメリット

塗装屋を目指すための求人の狙い目についても詳しくご紹介しています。
塗装屋は手に職を付けて働きたい方におすすめの職種なので、専門スキルを身につけて働きたい中卒の方にもおすすめの職種です。

これから塗装屋になるためのマニュアルとして、本記事をぜひお役立てください。

中卒の仕事探しなら塗装屋がオススメ!

塗装屋は中卒者もなることが可能です。
塗装屋になるために特定の学歴や資格は必要ないため、中卒からでもチャレンジしやすい仕事です。

ちなみに、塗装屋とは主に建物や自動車などの塗装を行う職業のことで、「建築塗装工」と「板金塗装工」の2種類に分かれます。
建築塗装工は建物を対象に塗装を行うのが主な仕事内容です。板金塗装工は自動車やバイクなどを対象とし、ボディ部分の塗装や劣化箇所や傷・凹み部分の修復作業などを行います。

また、塗装屋は美しい見た目になるように塗装したり、目的に合わせて塗装の種類を使い分けたりするだけでなく、塗装によって建物や乗り物の安全性や耐久性を向上させる役割も担います。

塗装次第で家や乗り物のデザイン性・寿命が大きく左右されるので、重要度が高くやりがいを感じられる仕事です。

 

中卒で塗装屋を目指すならどんな求人がねらい目?

中卒で塗装屋を目指すなら、「中卒者が採用されやすく活躍しやすい求人」を見つけることが重要です。

中卒で塗装屋社員の求人を探す際に着目すべき求人の特徴は、以下の3つです。
 

  • 学歴不問の求人
  • 未経験OKの求人
  • 「急募」のマークがついた求人

「学歴不問」の求人は、学歴によって採用の合否が判断されることはほとんどありません。
スキルや人柄、ポテンシャル(将来性)などが重視される傾向があるため、中卒者でもスキルや自分の強みをしっかりアピールできれば採用される可能性は高まります。

また、「未経験OK」の求人であれば、異業種からの転職もしやすく、中卒者も気軽にチャレンジできます。
未経験OKの求人を出す企業は研修制度を設けている場合も多く、未経験者も自信を持って仕事に取り組めるように、イチから業務内容や業界ルールを教えてもらえる可能性が高いです。

ちなみに塗装屋の見習い期間は、材料を現場に運んだり、ペンキを塗らない箇所に養生をしたり、片付け・掃除をしたりといった雑務が業務のメインです。
建築業界は職人気質のスタッフが多く厳しい現場ではありますが、雑務を含めて仕事へのやる気が何よりも求められます。

そして、「急募」のマークがついた求人を出している企業は、今すぐ働ける人材を求めているため、応募から内定までの期間が短い傾向にあり、即日採用されるケースもゼロではありません。

このように採用のハードルが低い求人は、すぐに転職したい中卒者にとって狙い目で、学歴・経験に関係なく活躍できるチャンスをつかむこともできます。

 

中卒で塗装屋に就職したあとのキャリアパス

中卒で塗装屋に就職したあとは、実務経験を積んでスキルを磨くことで以下のようなキャリアアップが可能です。
 

  • 塗装技術を身につけて現場のスペシャリストになる
  • 現場責任者として活躍する
  • 独立開業をする

ここでは、中卒で塗装屋に就職したあとのキャリアパスについてご紹介します。
 

キャリアパス①塗装技術を身につけて現場のスペシャリストになる

塗装屋として一人前になり、現場でスペシャリストとして活躍するのが1つ目のキャリアパスです。
塗装業で一人前になるには、下記のような幅広い知識やスキルが必要です。
 

参考
・塗料の特性や機能、種類
・塗装方法
・塗装の工程や目的別の作業方法
・塗装に必要な処理の知識
・建物の構造ごとの耐熱・防腐・紫外線の対策方法

これらの知識やスキルを習得して幅広い案件をこなせるようになれば、給与が上がったり、さらに待遇の良い企業に転職したりすることが可能です。

また、現場で実務経験を積みながら、塗装業に特化した資格を取得するのもおすすめです。
実は塗装業の資格は、国家資格・民間資格を含めるとかなりの数になります。
その中でも、現場のスペシャリストとしてもっとも狙いたい資格は、国家資格の「一級塗装技能士」です。

試験は年に1回しか行われず、塗装業での実務経験7年以上が受験条件なので、取得のハードルは高いですが、合格すれば独立開業も視野に入れられるほど価値のある資格です。

とはいえ、いきなりこの資格を取得することは不可能なので、まずは「二級塗装技能士」の資格取得を目指しましょう。
こちらは学歴に関係なく実務経験2年以上で取得が可能で、取得しておけば中卒者も早期から中級技能者として自信を持って塗装を行えるようになります。
 

キャリアパス②現場責任者やマネジメント職として活躍する

塗装屋として一定の知識とスキルを身につけ、現場で実務経験を積んだら、現場責任者として活躍する道も選択肢です。
まずは規模の小さい現場から現場責任者としてチームをまとめながら、施工管理や安全管理、品質管理、工程管理、原価管理、クライアントとの連絡などを行い、案件を管理します。

なお、現場責任者にはリーダーシップや一定水準以上の塗装に関する知識や技術が求められます。

そのため、現場責任者として働く場合も「一級塗装技能士」を取得することが望ましいです。一級塗装技能士を持っていればクライアントや現場の作業員からの信頼度も高まります。一級塗装技能士は、二級塗装技能士を取得している場合に限り、二級取得後に2年以上の実務経験があれば受験資格を得られます。

また、現場のなかだけでなく、より広い領域でプロジェクトを管理するマネジメント職になるというキャリアを選ぶのも手です。
現場での仕事は少なくなってしまう傾向が強いものの、マネジメント職にまでなれば、収入・キャリアともに大幅にアップを見込めるでしょう。
 

キャリアパス③独立開業をする

塗装技術を学び、責任者としての職務をこなせるようになれば、独立開業することも可能です。
独立開業する場合、一人親方として活動する働き方や、経営者として従業員を雇って塗装業の企業を切り盛りする働き方など、自分次第で仕事の仕方を自由に選択できます。

ただし、豊富な実績と高い技術力、そして経営スキルがなければ独立開業して活躍するのは難しいです。
独立開業は、塗装に関する知識やスキルだけでなく、営業・マーケティング、財務に関する知識、各種管理能力なども求められるので、個人の実績や能力、そして運次第で収入にかなり差が生まれやすいです。
場合によっては事業が上手くいかず赤字になったり、事業をたたまざるを得なくなったりするリスクもあります。

とはいえ、独立開業は中卒者が学歴に左右されずに高収入を目指すことができるチャンスの1つです。

 

中卒で塗装屋への就職に向いている人・向いていない人

塗装屋は職人としてさまざまな能力が問われる職業なので、適性がなければ長続きさせることが難しく、転職を繰り返す事態になりかねません。
そのため、塗装屋の世界に踏み込む前に、あらかじめ自分に適性があるかを知っておくことが大切です。

ここでは、塗装屋への就職に向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
自分はどちらに当てはまるのかぜひチェックしてみてください。
 

塗装屋に向いている人 塗装屋に向いていない人
体力に自信がある人 汚れや臭いに耐性がない人
細かいところに気を配れる人 高所恐怖症の人
忍耐力がある人 不器用な人

中卒で塗装屋への就職に向いている人の特徴3つ

塗装屋に向いている人の特徴は、以下の3つです。
 

  • 体力に自信がある人
  • 細かいところに気を配れる人
  • 忍耐力がある人

塗装屋の仕事は体力がなければ務まりません。
作業現場では常に動きながら作業に取り組むことになり、現場の配置場所によっては重量のあるものを扱うケースもあるため、ある程度の腕力が必要です。

特に屋外の現場が多い職場の場合は、上記の作業を気温に関係なく外で対応できるように体を鍛えておく必要があります。
現場によっては、拘束時間が長かったり、残業が多かったりするケースがある点にも注意しましょう。

また、塗装は安全性や耐久性を強化する役割も担うので正確性が重要で、小さなミスも許されません。

そして、事前にすり合わせた方向性やクライアントの要望に合わせて丁寧に行うのはもちろん、美しい見た目になるようにデザイン性を意識することも求められます。
そのため、常に細かいところにまで気を配りながら丁寧に仕事ができる人は、塗装屋に向いているといえます。

くわえて、塗装をはじめとした職人の世界は、年功序列で下積みが長い傾向にあり、キャリアアップするまでには時間がかかります。
コツコツと作業に取り組んで、一人前の塗装屋として活躍するために実績を積める忍耐力も重要です。
 

中卒で塗装屋への就職に向いていない人の特徴3つ

塗装屋に向いていない人の特徴は、以下の3つです。
 

  • 汚れや臭いに耐性がない人
  • 高所恐怖症の人
  • 不器用な人

塗装作業は塗料やほこり・土などによって手や髪、服などが汚れるだけでなく、シンナーの臭いも付着します。自動車工場で働く場合は、油汚れも避けられません。

塗料は耐久性が高いことから洗ってもなかなか落ちず、シンナーの臭いは長時間吸い続けると頭痛や吐き気などの症状が出る可能性もあります。
汚れや臭いは次第に慣れていくものですが、潔癖症な人はストレスを感じやすく、塗装屋の現場作業には向いていません。

また、現場によっては高所で作業をするケースもあります。
手すりや安全帯を使用するため安全対策を徹底すれば危険性は低いですが、高所恐怖症の人にはハードルが高い職業です。

そして、前述したとおり、塗装屋は丁寧で細かい作業が求められるので、ミスや手を抜くことは許されません。
塗装にムラやすき間があれば目立ちますし、塗りに厚みが足りなければ徐々に塗装が剥がれ落ちてしまい、クレームにつながります。塗装する建物や乗り物などの安全性や耐久性を保つ意味でも、塗りムラや塗装の剥がれはあってはいけません。
手先が不器用で細かい作業に取り組むのが苦手な人は、適していない可能性が高いです。

 

中卒で塗装屋になるメリット・デメリット

中卒で塗装屋になるメリット・デメリットは、それぞれ以下の3つです。
 

メリット デメリット

日々のスキル向上が目に見えて分かるので
やりがいを感じやすい

下積み期間が長い
就職難易度はそれほど高くない 肉体的に負担がかかる
独立開業してさらなる収入アップを目指せる 体育会系の雰囲気がある

塗装屋への転職を検討するなら、良い面だけでなく悪い面にも目を向けて、実際に働く様子をイメージしたうえで決断しましょう。
 

中卒で塗装屋になるメリットは3つ

中卒で塗装屋になるメリットは、以下の3つです。
 

  • 日々のスキル向上が目に見えて分かるのでやりがいを感じやすい
  • 就職難易度はそれほど高くない
  • 独立開業してさらなる収入アップを目指せる

塗装屋の仕事は専門的な知識やスキルが必要です。
塗装はただ塗料を塗るのではなく、素材や目的に合わせて塗装方法や塗料の種類を使い分け、さらに美しい見た目に仕上げなくてはいけません。
最初は綺麗に仕上げることが難しくても、努力を続ければ精度の高い塗装ができるようになっていきます。日々のスキル向上が目に見えて分かるので、自身の成長を実感しやすく、やりがいを感じられる職種です。

その一方で、塗装屋は学歴・経験不問の求人が多く、就職難易度はそれほど高くありません。つまり、業務未経験の中卒者も、応募・活躍しやすいというメリットがあります。
スキルや資格などは働きながら得られるので、これから手に職をつけていきたいという方にもピッタリです。

そして、独立開業すれば大幅な収入アップも見込めます。
塗装工事は建築の新築やリフォーム、車の修理などで必要となるので、常に需要があります。実績を積んで大規模な塗装工事に関われるようになれば、高収入を目指すことも夢ではないのです。
 

中卒で塗装屋になるデメリットは3つ

中卒で塗装屋になるデメリットは、以下の3つです。
 

  • 下積みが長い
  • 肉体的に負担がかかる
  • 体育会系の人間関係に慣れていない人は大変

先述したように、塗装屋は一人前になるまでの下積み期間が比較的長いのが特徴です。
未経験から始められる一方で、一人前の塗装屋になるには時間がかかるので、すぐに収入アップやキャリアアップを目指したい人はやりがいを感じにくいかもしれません。

また、塗装屋は想像よりも肉体労働なため体力は必須です。
立ちっぱなしや中腰での作業なども多く、残業続きなんてこともあるため、肉体的な負担が大きい仕事です。

また、塗料やシンナーには有害性の高い成分が含まれているものもあり、長年塗装屋として働いていると、一般的な仕事に比べて病気や中毒を引き起こすリスクも発生します。
作業環境測定や環境配慮型塗料の使用などを心がけながら、注意して作業をしなければいけません。

さらに、塗装屋をはじめ建築業は職人気質の人が多く、上下関係が厳しい傾向にあります。体育会系な雰囲気の職場に抵抗がある人はストレスを感じるケースがあるので、転職の際は職場の雰囲気も可能な限り確認しましょう。

肉体労働で体を壊すのはこんなとき!仕事を辞めるべきタイミングは?

あわせて読む

 

塗装屋以外で転職を検討するならナイト系がおすすめ

多くの塗装屋は学歴不問で働けるので応募のハードル自体は低いですが、一人前になるまでの下積みが長いため、早期からキャリアアップや収入アップを目指すのは簡単ではありません。

また、長期的に働くことを視野に入れると肉体的な負担も無視できない要素です。
こういったデメリットを踏まえ「塗装屋の仕事は自分には合わないかも…」と感じた方は、ナイト系への転職もおすすめです。

ナイト系は18歳以上(高校生不可)であれば応募が可能で、塗装屋と同じく学歴・経験不問で始められる求人がほとんどです。
実力次第で学歴や経歴に関係なくスピード昇格・昇給可能な業界なため、いち早く稼ぎたい人におすすめです。

また、塗装屋は独立開業で高収入を目指せますが、独立開業するには実績を積んで高度なスキルを身につければいけません。

一方、ナイト系なら入社数年で店長・幹部候補に就くこともできるほか、独立支援を積極的にしている企業も少なくないので、年収1,000万円以上を稼ぐチャンスも豊富です。

転職の選択肢を広げるためにも、ぜひナイト系の求人もチェックしてみてください。

土木・ガテン系からナイト系に転職する際の面接でのアピールポイント

あわせて読む

 

中卒で塗装屋になるためのおさらい

中卒で塗装屋になる方法についてご紹介してきました。
最後に、塗装屋になるためのポイントをまとめたので、おさらいしておきましょう。
 

ポイント
【中卒で塗装屋に就職したあとのキャリアパス】
・塗装技術を身につけて現場のスペシャリストになる
・現場責任者として活躍する
・独立開業をする

【塗装屋に向いている人の特徴】
・体力に自信がある人
・細かいところに気を配れる人
・忍耐力がある人

【塗装屋になるメリット】
・日々のスキル向上が目に見えて分かるのでやりがいを感じやすい
・就職難易度はそれほど高くない
・独立開業してさらなる収入アップを目指せる

塗装屋は学歴よりもやる気が重視される傾向にあるため、中卒・未経験から目指せます。
経験と実績を積めば収入アップや独立も可能なので、建築業やものづくりといった業界・職種に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。

ネクスト編集部

この記事の執筆者をご紹介

ネクスト編集部

メンバニ公式メディアのネクスト編集部。最終学歴が高卒・中卒(18歳以上高校生不可)の転職先を探している男性に向けたお役立ち情報を発信しています。

CATEGORY

当メディアサイトについて

『メンズバニラネクスト』では最終学歴が高卒・中卒(18歳以上高校生不可)の転職先を探している男性に向けた求人情報を発信しています。ご紹介する高収入男性求人は、いずれも応募資格として学歴不問を掲げながら、大卒並み、あるいは大卒以上の収入を安定して稼げる求人ばかりです。さらに業界未経験であったり、特別なスキルがなかったりしても採用に前向きな求人が多いのも特徴。誰にでも平等にチャンスがあるため、実力次第でスピード昇給・昇進も実現できます。安定した高収入を得られたら生活に余裕ができ、やりたいことや将来の夢が広がることでしょう。そのほかにも転職活動にあたって気になる情報や知っておきたい知識、面接対策などを解説したコラムも掲載しています。「学歴に関係なく評価してくれる仕事に就きたい」「高卒でも安定して稼げる仕事を探している」という方はぜひチェックしてください。

ページ最上部に戻る