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高卒だから今後のキャリアに不安がある
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高卒だけど高収入が稼げるような仕事に就きたい
高卒だと就職できる仕事の幅が狭く、さらに転職でも不利に働いたりキャリアアップが難しかったりするのではないかと不安を抱いている方もいるでしょう。
学歴を補うために資格を取得したいとお考えの方もいるかもしれませんが、そもそも高卒で取れる資格があるのかと疑問がある方も多いと思います。
そこで、本記事では「高卒でも取れる資格」について解説!「おすすめの資格」や「資格選びのポイント」もあわせてご紹介しますから、高卒で資格取得を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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高卒が資格を取るメリット
大卒が当たり前になった社会では、高卒はデメリットだといわれています。そのデメリットを解消するために資格取得は有効な手段です。
なぜ資格が有効な手段なのか、その理由を高卒が資格を取るメリットを基準に解説します。
高卒であることのマイナスを解消できる
高卒は、「就職・転職で不利に働きやすい」「キャリアアップが難しい」というイメージから将来への不安があると思いますが、就職・転職で有利に働きやすい資格を取得すれば、稼ぎ続けることはできます。
資格を取得していることで戦力として認識されれば、正社員登用の可能性がアップするのも大きなメリットです。
また、大卒と高卒とでは給与面や仕事内容などで差が生まれやすく、学歴コンプレックスを抱えやすいという特徴があります。
しかし、資格を取得していればスキルや実力が身につき、成果を出すことで学歴に関わらず評価されやすい人材になれる可能性が上がります。
このように、資格取得によって高卒であることのあらゆるマイナス面を解消できるようになります。
スキルの専門性を客観的にアピールできる
資格は、その分野において一定以上のスキルや知識があることを証明するものです。そのため、一定以上の難易度の資格を取得できれば、スキルや知識を有していることを客観的にアピールできるというメリットが生まれます。
特に難関資格やその業界で必要とされる資格を取得していた場合、就職・転職においても有利に働きやすくなります。
高卒だと学歴でアピールはできませんが、資格を持っていれば自分のアピールポイントを補えるでしょう。
求人の選択肢が広がる
資格を有していれば、応募できる求人の選択肢がかなり広がります。
企業の求人要項には、必須条件として特定の資格が設けられている場合があり、資格を有していないとそもそも求人に応募できないというケースもあるのです。つまり、需要の高い資格を取得することで、応募可能な求人が増えます。
また、求人要項には大卒以上といった条件が書かれていても、希少価値の高い資格を有していれば高卒でも応募できるか相談可能な求人もあるので、チャンスを広げられるでしょう。
高卒認定とは
資格の中には、高卒あるいは高卒と同程度の学力を証明する「高卒認定」がないと受験できないものもあります。そのため、高校を卒業していない方が特定の資格を受験する場合、まず高卒認定を取らなければなりません。
では、高卒認定とはいったいどのような資格なのかを解説します。
高卒資格と高卒認定の違い
高卒認定と似た言葉で、高卒資格があります。では、高卒資格と高卒認定はどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
高卒資格は、全日制・定時制・通信制いずれかの高校を卒業した人に付与される資格です。資格取得には最低3年かかりますが、最終学歴は「高卒」となります。
一方、高卒認定は国家資格で、高校を卒業した人と同等の学力があることを証明するものです。認定試験に合格すれば資格が取得でき、高卒資格に比べて短期間で取得できるというメリットがあるものの、最終学歴はあくまで「中卒」となる点に注意しなければなりません。
中卒が高卒認定を取るメリット・デメリット
中卒の方が高卒認定を取得するメリット・デメリットは以下です。
高卒認定を取るメリット
- ポイント
- ・高校に通う必要がない
・自分のペースで勉強でき、受験できる
・試験に落ちてしまっても何度でも挑戦できる
・高卒と同等の学歴があると証明できる
・特定の国家資格を受けられたり、応募できる求人の幅が広がったりする
高卒認定は認定試験に合格すれば取得できるものなので、高校に通う必要がありません。そのため、自分のタイミングで受験可能で時間に融通が利きやすいのが大きなメリットといえるでしょう。
また、高卒と同等の学歴があるとみなされますから、高卒以上の条件を設けている国家試験の受験資格が得られたり、応募できる求人の幅が増えたりするといったチャンスもありますよ。
高卒認定を取るデメリット
- ポイント
- ・環境を自分で整えて勉強しなければならない
・最終学歴はあくまで中卒
・対策範囲が広く、勉強が大変
自主的に勉強しなければならないため、スケジュールを組んだり参考書を用意したり勉強する習慣をつけたりといった環境を自分で整えなければなりません。
受験科目は6教科8~10科目と範囲が広く、得意・不得意に関わらず各教科をまんべんなく勉強することが求められます。そのため、根気強く勉強していける人でないと資格を取得するのは大変でしょう。
また、高卒認定を取得したからといって最終学歴が高卒になるわけではないので注意が必要です。
高卒認定の取り方
高卒認定を取得するには、年2回行われる高等学校卒業程度認定試験に合格する必要があります。試験は2日にかけて行われ、47都道府県に会場が用意されます。
文部科学省や各都道府県教育委員会、オンライン上で受験案内や願書が配布されますので、まずは願書を入手しましょう。
必修科目は6教科8~10科目ですが、高校中退者で単位を取得している科目がある場合には一部の科目が免除されます。また、受験する科目数によって受験費用は異なります。
- 【高卒認定の受験料】
- 7科目~10科目:8,500円
4科目~6科目:6,500円
1~3科目:4,500円
必修科目が多いため勉強は大変ですが、合格基準は100点満点中40点とそれほど難易度が高いわけではなく、短期間でも取得できるのがポイントです。合格率も40%程度と高めですから、しっかり勉強すれば取得できる資格といえるでしょう。
J-Web School「高卒認定試験にかかる費用はどれくらいなの?」(参照 2023-06-01)
高卒でも取れる資格選びのポイント
高卒でも取れる資格を選ぶといっても、何でも取得すれば良いというものではありません。ここでは、高卒という学歴を好転させるための資格選びのポイントを解説します。
将来性を見極める
資格を選ぶ際は、将来性のある資格かどうかをチェックしましょう。将来性は、「資格が活きる業界・ジャンルかどうか」「自分の将来にメリットがあるか」の2つの軸で考えることが重要です。
また、当然ながら自分の興味がある業界・ジャンルや、自分が思い描くキャリアプランに合った資格のほうが、将来的に仕事で活かしやすくなります。そのため、志望する業界やキャリアに関連性のある資格を優先的に選ぶのがベストです。
就活・転職で有利になるか
資格は就職・転職で有利になるものとならないものがあります。また、業界にとって需要の高い資格とそうでない資格があります。
自分が志望する業界・企業において「需要の高い資格や役立つ資格は何なのか」「それらの資格がどのように評価されているのか」を確認したうえで取得を目指すことが大切です。
業界で高い評価を受けている資格や実際の業務で活かせる資格を取得していれば、即戦力の人材としてみなされ、就職・転職時に有利に働くでしょう。
受験資格があるか
資格の中には、高卒資格あるいは高卒認定がないと受験できないものも少なからずあります。
また、高卒資格が条件でなくとも、実務経験が必要な場合やその他の関連資格を有していないと受験できないものもあり、受験そのもののハードルが高い資格も少なくありません。
受験資格のない国家資格や公的資格もありますから、素早く資格取得を目指すのであればできるだけ受験資格がないものを選ぶと良いでしょう。
自分の実力に合っているか
難関資格を目指すのも良いですが、難易度が高すぎると挫折する可能性が高くなってしまいます。そのため、今の自分の実力に見合った、目指せる範囲の資格を選ぶことが大切です。
1級や2級など段階がある資格であれば、いきなり高い段階の級から受験するのではなく、低い段階の級から資格取得を目指すと良いでしょう。
また、多忙による精神的ストレスを極力回避するためにも、自分の生活スタイルに合わせて無理なく勉強でき、取得が現実的な資格かどうかも確認しておくとベストです。
汎用性がある・専門性が高い
汎用性の高い資格や専門性の高い資格は、就職・転職で有利に働きやすくなります。ただし、汎用性が高いほど専門性が低くなる傾向にあり、両方を同時に満たす資格は多くありません。
志望の業界や企業によって、汎用性の高い資格を取るべきか専門性の高い資格を取るべきかは分かれるでしょう。
汎用性の高い資格であれば業種・職種に関わらず広く転職活動でアピールでき、専門性の高い資格であれば専門職での大きなアピールにつながります。そのため、自身の希望するキャリアを踏まえて、資格をどのように活かすかを考えることが重要です。
資格の種類を確認する
資格には、「国家資格」「公的資格」「民間資格」の3つの種類があります。
- 参考
- ▼国家資格
国の法律に基づいて、各種分野において個人の能力、知識が一定水準以上に達していると国から認定される資格。国家資格を有していると、特定の職業に従事できるようになります。
▼公的資格
各種分野において個人の能力、知識が一定水準以上に達していると文部科学省や経済産業省などの省庁や大臣から認定される資格。国家資格の次に信用度が高い。
▼民間資格
国や公的機関以外の民間団体や企業が独自の審査基準を設けて任意に認定する資格。資格によっては国家資格や公的資格と同様に広く認知されているものもあり、比較的取得が簡単な資格が多い。
資格は、この3つのいずれかに分かれますから、自分が取得しようと思っている資格はどの種類に当てはまるのかを確認しておきましょう。また、これから資格選びを行うなら、国家資格がおすすめです。
高卒でも取れるおすすめの資格は断然国家資格!
国家資格、公的資格、民間資格の中でも特に国家資格がおすすめなのには3つの理由があります。ここでは、高卒が資格を取るなら国家資格がおすすめの理由について解説します。
おすすめの理由1:社会的信用が高い
国家資格は各種分野で個人のスキルや知識があることを国が認める資格なので、公的資格や民間資格よりも社会的信用度が高いのが特徴です。
法律によって一定の社会的地位が保証されていますから、一度取得してしまえばずっと有効な資格としてアピールできます。
おすすめの理由2:全国どこでも専門職として働ける
国家資格は、資格を取得していれば従事できる「業務独占資格」、資格を取得していれば職業名を名乗れる「名称独占資格」、特定の事業を実施する場合に有資格者の設置が必要な「必置資格」と細かく分類されています。
特定の国家資格を有していれば独占業務に従事できるようになるため、ライフスタイルが変わっても仕事選びに困らず、全国どこでも専門職として働けるというメリットがあるのです。
おすすめの理由3:学歴に代わる努力した証
国家資格は、特定のスキルや知識を有している証明になるだけでなく、難関の資格を取得したという努力の証にもなります。
難易度が高ければ高いほど、資格を取得したこと自体がアピールに大きくつながるため、就職・転職時には学歴に代わって勤勉さをアピールできるでしょう。
高卒でも取れるおすすめの国家資格10選
ここからは、高卒でも取れるおすすめの国家資格を厳選してご紹介します。ぜひ資格選びの参考にしてみてくださいね。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産取引に関して一定水準以上のスキルや知識を有していることを証明する資格です。
宅地建物取引士を取得していると、不動産を購入・借りるお客さんに対して、その土地や建物について登記や敷地面積、水道・電気・ガスなどのインフラ供給施設、契約の解除の取り決めといった重要事項の説明を行えるようになります。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は15%~17%程度で、約70%以上の正答率が合格ラインです。
【平均的な勉強時間】
最低でも200時間~300時間程度必要です。不動産業に関してまったく知識がない場合、500時間程度の勉強時間が必要となるでしょう。
【資格が役立つ職種の平均年収】
平均年収は450万円程度です。企業規模や役職によっては、約500万円〜600万円程度稼げる場合もあるでしょう。
基本情報技能者
基本情報技能者は、ITに関する基本的な知識やスキルを一定以上有していることを証明する資格です。
独占業務に従事できるわけではありませんが、コンピューターの動作に関する基本的な仕組みから、ネットワーク、データベース、セキュリティなどの基礎知識、企業経営やマネジメント分野の基礎知識まで、ITに関する幅広い知識を身につけることができます。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は20%~30%程度で、約60%以上の正答率が合格ラインです。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は125時間程度です。ITに関する知識がまったくない場合、200時間程度の勉強時間が必要となるでしょう。
【資格が役立つ職種の平均年収】
基本情報技能者の資格を有している場合の平均年収は350万円〜600万円程度と幅広いです。職種別に見ると、プログラマーの平均年収は約434万円程度、システムエンジニアの平均年収は約400万円程度です。
通関士
通関士は、通関業務に関して一定の知識やスキルを有していることを証明する資格です。
通関士を取得していると、通関書類の審査や通関書類への記名・捺印といった業務に携われるようになるのが特徴。また、通関士は貿易が円滑に行われるようにする役割を担っています。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は10%~15%程度で、約60%以上の正答率が合格ラインです。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は400時間~500時間程度です。合格率の低い難関資格ですから、法律や貿易に関して相当な量の勉強が必要となるでしょう。
【資格が役立つ職種の平均年収】
通関士の平均年収は540万円程度です。外資系企業や海外勤務の場合、平均年収は600万円~800万円程度となり、国内の貿易企業に勤める通関士よりも平均年収が高くなる傾向にあります。
運行管理者
運行管理者は、運送会社をはじめとした運送業において配置が義務付けられている資格です。
運行管理者の役割は、主にドライバーの事故防止です。ドライバーが安全な運行を行えるように、教育や指導を行うとともに、ドライバーの疲労状態や健康状態を把握しながらシフト作成を行うといった取り組みが求められます。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は20%~30%程度で、約60%以上の正答率が合格ラインです。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は50時間~100時間程度です。国家試験の中では、そこまで難易度の高い試験ではないため、しっかり勉強に取り組めば合格を目指せます。
【資格が役立つ職種の平均年収課】
運行管理者の平均年収は300万円~400万円程度です。大手運送業であれば、平均年収が600万円~800万円程度に大幅アップするでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業に対して経営課題に関する診断やアドバイスを行える知識やスキルを有していることを証明する資格です。
中小企業が抱える経営課題に対して、課題解決に向けたアドバイスを行ったり、金融機関から融資を受ける際に必要な経営改善計画書や経営診断書の作成を行ったりします。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は約4%~5%程度で、1次試験2次試験ともに60%以上の正答率が合格ラインです。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は約1,000時間程度です。法律や経営に関する相当な勉強が必要となるでしょう。
【資格が役立つ職種の平均年収】
中小企業診断士の平均年収は500万円〜800万円程度です。また、企業によっては平均年収が1,000万円を超えるということも珍しくありません。
介護福祉士
介護福祉士は、介護に関する一定以上の知識やスキルを有していることを証明する資格です。
介護福祉士の資格を取得していれば、要介護者の心身の状況に応じた介護を行うとともに、要介護者およびその家族に対して介護に関する指導や説明を行ったり、介護に関する相談に対応したりすることができるようになります。
受験資格を得るためには介護福祉士養成施設や福祉系の高校に通うか、実務経験を3年以上積む必要があります。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は約70%程度で、約60%以上の正答率が合格ラインです。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は約250時間程度です。合格率が高く、難易度が低い試験でもあるため、介護に関してしっかり勉強すれば合格を目指せるでしょう。
【資格が役立つ職種の平均年収】
介護福祉士の平均年収は320万円~400万円程度です。役職がつけば、さらに収入アップも狙えるようになります。
行政書士
行政書士は、国民と行政とをつなぐパイプ的な役割を担う法律の専門家として活躍できる資格です。
行政書士の仕事は大きく3つに分かれています。「官公署に提出する書類や事実証明、権利義務に関する書類を作成する業務」「作成した書類を官公署へ申請・手続きを行う際に、依頼人の代理で提出を行う業務」「相続手続きから企業の経営まで幅広く相談に応じる業務」があります。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は10%〜15%程度で、法令等の正答率が50%以上、一般知識等の正答率が40%以上、試験全体の正答率が60%以上の3つの合格基準が設けられています。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は800時間程度です。法律の知識があれば500時間〜600時間程度、知識がまったくない場合は800時間〜1,000時間程度必要といえるでしょう。
【資格が役立つ職種の平均年収】
行政書士の平均年収は約600万円程度です。独立・開業して成功すれば、年収1,000万円以上を目指すこともできるでしょう。
FP技能士
FP(ファイナンシャルプランニング)技能士は、お金に関する一定以上の知識やスキルを有していることを証明する資格です。顧客やその家族の人生のマネープラン設計やアドバイスを行います。
資格は3級・2級・1級と分かれており、資格を仕事や転職で活用するのであれば2級以上の取得がおすすめです。
- 参考
- 【資格の難易度】
3級の合格率は70%~80%程度、2級の合格率は35%~40%程度、1級の合格率は約10%程度であり、いずれも約60%以上の正答率が合格ラインとなります。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は3級が80時間~150時間程度、2級が150時間~300時間程度、1級は600時間程度です。お金の知識がまったくない方が2級を目指すなら、300時間以上の勉強時間が必要となります。
【資格が役立つ職種の平均年収】
FP技能士有資格者の平均年収は働き方によって異なり、銀行や不動産会社であれば630万円~640万円程度、証券会社は760万円程度、損害保険会社は900万円程度です。また、独立・開業して成功すれば1,000万円以上も夢ではありません。
公認会計士
公認会計士は、会計・財務に関して一定以上の知識やスキルを有していることを証明する資格です。
取得すれば、企業等が作成する貸借対照表をはじめとした財務諸表が正しく作成されているかどうかをチェックする財務諸表監査が行えるようになります。ほかにも、内部統制監査や企業の経営全般に関するアドバイス・指導などの業務に携われます。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は1次試験が20%前後、2次試験が40%前後で、約70%以上の正答率が合格ラインとなります。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は約3,500時間程度です。会計・財務に関する知識があれば、2,500時間程度で合格できる場合もあるでしょう。いずれにしても膨大な勉強時間が必要となります。
【資格が役立つ職種の平均年収】
公認会計士の平均年収は600万円〜900万円程度です。企業規模や年齢によっても平均年収は異なり、大企業に勤めてキャリアアップすれば1,000万円も目指せるでしょう。
旅行業務取扱管理者
旅行業務取扱管理者は、旅行会社の各営業所において1名以上の設置が義務付けられている資格です。国内・海外の両方を取り扱える「総合旅行業務取扱管理者」と、国内のみを取り扱う「国内旅行業務取扱管理者」に分かれています。
旅行業務取扱管理者の資格を取得すると、旅行会社で旅行商品の販売が行えるようになります。また、支店長クラスへの昇進には旅行業務取扱管理者の資格が必要な場合が多く、キャリアアップを目指すには必須といえるでしょう。
- 参考
- 【資格の難易度】
合格率は総合が約10%~20%、国内が約30%~40%程度で、いずれも約60%以上の正答率が合格ラインとなります。
【平均的な勉強時間】
平均的な勉強時間は、総合旅行業務取扱管理者試験に挑戦する場合は約300時間程度、国内旅行業務取扱管理者試験に挑戦する場合は約200時間程度です。
【資格が役立つ職種の平均年収】
旅行業務取扱管理者の平均年収は350万円〜500万円程度です。大手旅行会社や旅行代理店に勤務してキャリアを積めば、500万円〜800万円程度の年収も見込めるでしょう。
高卒でも取れる資格で目指せ高収入!
ここまで、高卒でも取れるおすすめの資格や資格選びのポイントなどについて解説しました。今回解説した内容について、改めておさらいしていきましょう。
ここまでのおさらい
- 高卒が資格を取ると、学歴コンプレックスを解消できる、スキルや専門性を客観的にアピールできる、求人の選択肢が広がるといったメリットがある
- 高校を卒業していない場合、高卒と同等の扱いを受けられる「高卒認定」を取得しておくと良い
- 資格を選ぶ際は、将来性や汎用性・専門性があるか、就職・転職で有利になるか、受験資格はあるか、自分の実力に合っているかというポイントを確認する
- 資格には国家資格、公的資格、民間資格の3種類があり、取得するなら国家資格がおすすめ
以上のポイントを押さえて、自分の志望する業界や企業、キャリアプランに合った資格を取得して、転職を有利に進めていきましょう!
資格勉強中のつなぎの仕事はナイト系でサクッと副業&バイト
資格の勉強に集中するために必要なのは、当面の生活資金や受験資金です。
仕事をしながら資格取得のための勉強をするのは非常に大変なことですが、ナイト系の仕事であれば時間の融通が利きやすく、スキマ時間を活用してサクッと稼げるでしょう。
また、失業中で転職活動に向けて励んでいる方にもナイト系はおすすめです。ナイト系は高時給の求人が多く、短時間でも稼げるので資格の勉強時間を確保しながら働けます。
試験勉強中のつなぎの仕事をお探しなら、ぜひナイト系求人をチェックしてみてくださいね!