営業職は稼げると言われる一方で、きついというイメージも強い仕事です。
「営業職に興味があるけど、すごくきつかったらどうしよう」と不安を感じ、応募をためらっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、営業職が「きつい」「やめとけ」と言われる具体的な理由をご紹介します。きついと感じやすい人の特徴や営業スタイルも併せて解説するので、自分に営業職の適正があるのか知りたい方は参考にしてください。
また、現在すでに営業職で働いていて「きつい」と感じている人の対処法もご紹介していきます。
高卒で営業職はきつい?
営業成績に応じた報酬(インセンティブ)が得られるケースが多い営業職は、学歴不問で高収入を目指せる仕事です。
しかし、人によっては「高卒で営業職に就いたけどきつい」と感じることもあるかもしれません。そもそも営業職は、学歴に関係なくきついと感じる人が多い仕事でもあるのです。
2021年に日本労働調査組合が行った調査では、営業職に就いている約8割の人が「退職を考えたことがある」と回答し、約6割の人が「転職や独立に向けた活動をしている」と回答しています。
退職を意識する人の多さからも、営業職が楽な仕事ではないことがわかります。
日本労働調査組合「【日労公式】「営業辞めたい」6割弱という結果に。営業職500名へのアンケート調査」(参照 2023-09-05)
営業職がきついと言われる理由8選
どんな仕事にもきつい一面はありますが、営業職はその中でも特に「きつい」「しんどい」とよく言われる仕事です。
そこまで営業職がきついと言われる理由とは一体何なのでしょうか?ここでは、営業職がきついと言われる8個の理由を解説します。
ノルマが課せられている
一般的に、営業職では「月間売上目標」や「年間契約目標」といった、一定期間内に達成しなければならないノルマが課せられます。
会社に利益をもたらすのが仕事である営業職にとって、ノルマは一定以上の利益を上げ続けるために避けては通れないシステムともいえます。しかし、職場によっては本人の能力や商品が持つ魅力以上に高い数値が設定されることもあるようです。
ノルマを達成できる成果を出せればプラスの評価を受けやすいですが、逆にノルマを達成できない場合は心労となる可能性が高いです。
ほとんどの会社ではノルマを達成できないからといってすぐに解雇されるといった厳しいペナルティはありません。それでも、ノルマ未達成だと報酬が下がったり上司から注意を受けたりするほか、最悪の場合だと社内評価にも影響が出ます。
どうしても「ノルマをこなさないと」というプレッシャーを感じながら仕事をすることになるので、営業職はきついと言われているのです。
常に成績を気にし続けなければいけない
営業職では個人の売上成績が非常に重要視されます。また成績は、社内でデータを共有される、壁に張り出されるといった方法で、他の社員にも周知されるようになっている企業もあります。
好成績を出すと、一緒に働く仲間からも称賛の言葉をかけてもらえるので、仕事に対するモチベーションが上がるでしょう。しかし一方で、パフォーマンスが振るわないときもすぐ周囲に気づかれてしまうため、成績不振におちいると何となく社内で居心地が悪くなり、きついと感じるかもしれません。
また、上昇志向が強い会社だと、前月に比べて少し成績が落ちただけで上司から「もっと頑張れ」と声をかけられることもあります。
このように、営業職は常に自身の成績を意識しなければならないため、ストレスを感じる機会が多いのです。
営業先の態度が厳しいことがある
営業職は社内と社外の架け橋のような存在であり、営業先のクライアントや顧客と良好な関係を築く必要があります。
しかし、営業先の担当者がいつも友好的な態度で接してくれるとは限りません。こちらがどれだけ心を配っても、時には営業先で冷たい態度を取られたり厳しい言葉をかけられたりして心がすり減ることがあります。これも営業職がきついと言われる一因になっています。
営業先から理不尽な要求や無茶な交渉をされるケースも珍しくなく、対応に困る場合もあるでしょう。
また、会社員である以上「この営業先とはもう取り引きしたくない」と思っても、よほどの理由がない限り基本的に個人の主張は通らないところも営業職の厳しい面です。
高いコミュニケーション能力が必須
営業職は、顧客と信頼関係を築くために高いコミュニケーション能力が必須です。
コミュニケーション能力とは、要するに他者と意思疎通する力を指します。商品やサービスの魅力を伝える提案力・説明力はもちろん、顧客の希望を聞く傾聴力(けいちょうりょく)、言葉にされないような真のニーズを察する洞察力(どうさつりょく)などが求められます。
また、商談では堅苦しい話だけではなく軽い世間話をする機会も多く、顧客をリラックスさせる雑談力も必要です。
人と接することが苦手な人だと「うまく話さないと」とプレッシャーに感じる機会が多いでしょう。コミュニケーション能力が低い人が営業職に就くと、無理して顧客対応ができたとしても後でどっと疲れやすく、仕事をきついと感じやすいです。
残業が多い
営業職は、商談や契約締結などのために外出・出張することが多いです。そして基本的には顧客の都合に合わせて動くので、残業が発生する場合も少なくありません。
2023年に中途採用のための求人情報サービスの「doda(デューダ)」が行った調査では、営業職に就く20代の平均残業時間は月17.9時間、30代の平均残業時間は月25.3時間という結果が出ています。
この結果から計算すると、営業職は毎日約1~2時間の残業をしていることになります。実際、ノルマや営業成績のために仕事量を増やすしかなく、毎日のように残業している営業マンは少なくありません。
営業職は成果優先を求められる傾向が高いため、労働時間が長くなりやすい職種なのです。
doda「平均残業時間ランキング【94職種別】」(参照 2023-09-05)
取り扱っている商品に不満が出ることがある
自分が心から良いと思っている商品やサービスであれば、顧客にも自信を持って勧められますよね。
ですが、営業を担当する商品サービスは会社から指定されるケースが大半で、自分では選べません。自分自身が好きではなかったり不満を持っていたりする商品の営業を任されることもありえます。
そのため、時には「売りたくない商品を売らなくてはいけない」というジレンマがストレスになる場合も多いです。
どんな商品を売り込む際も営業職は、自分を納得させて営業活動を行うことが求められます。仕事だと割り切って「売れれば良い」と思える人なら問題ありませんが、「顧客の役に立ちたい」「喜ばれるものを売りたい」と考える真面目な人ほど、仕事がきついと感じることがあるでしょう。
契約が取れないと上司から指摘を受ける
営業職では、上司から成績に関するフィードバックを受けることが多いです。契約が取れているときは負担にならない内容ですが、契約が取れないと上司から声をかけられ、ストレスを感じる場合もあるでしょう。
そもそも営業職は、成績の数字が全てといっても過言ではないシビアな職種です。どれだけ頑張っていても契約が取れなければ上司から注意される場合もあるので、努力を正当に評価してもらえていないような気持ちになることがあります。
フィードバックで上司からプレッシャーをかけられると「今よりもっと頑張らないと」と自分を追いつめるような思考になりやすく、オーバーワークで心身のバランスを乱してしまう人も多いです。
給料が安定しない
営業職は、成果に応じた歩合制の報酬体系を取っている会社が一般的です。売上や契約数によって報酬が変動するため、毎月安定した収入を得られる人は限られています。
もちろん固定の基本給もありますが、基本給そのものを高額にすると「営業を頑張らなくても良いか」と考える社員が出てくる可能性があるため、営業職の基本給はそれほど高くないケースが大半です。
しかし、毎月の給料が安定しないとなると、不安感からストレスを抱くことがありきついと感じる人が多いです。
たとえ今は好成績を出せていたとしても、成績の良し悪しにかかわらず、頭の片隅には「いつか収入が下がるかもしれない」という不安があるため、経済的なプレッシャーにも悩まされやすい職種といえます。
営業職がきついと感じる本質的な理由3選
上記でお伝えした営業職がきついといわれている理由をさらに深掘りして考えると、営業職をきついと感じる人が多い本質的な理由が見えてきます。
本質的な理由を知れば、そもそも自分が何に悩んでいるのか、何を改善すれば良いのかがわかりやすくなるでしょう。
営業スキルに不安があり営業の楽しさを感じられていないから
営業職は、効果的な営業スキルが成功の鍵となるといっても過言ではありません。「顧客とのコミュニケーションに苦労している」「自分のセールストークが相手に響いていない気がする」といった不安があると、なかなか楽しさを見出すことはできないでしょう。
十分なトレーニングや経験を積んでいない場合や、自身の営業スキルに自信が持てない場合は、業務の難しさやプレッシャーばかりに気を取られてしまって営業職を楽しめません。
しかし、効果的な営業スキルを身に着けられれば、顧客に正しく商品価値を届けることができ、さらに顧客との間に絆も生まれるので、達成感や楽しさが得られる可能性が高まります。
なかなか思い通りに商品の価値を伝えられないと感じているのであれば、営業スキルやヒアリング力といったスキルを習得できるように、自己啓発してみましょう。
人間関係に悩んでいるから
「営業職がきついと思っていたが、そう思う根本的理由は実は職場の人間関係にあった」というケースは少なくありません。
営業職は顧客やクライアントと良好な関係構築が大切ですが、同じくらい職場内の人間関係も大切です。一緒に働く上司や同僚とのコミュニケーションにストレスを感じたり、接し方に悩んだりすると、その悩みが頭から離れず営業中もきついと感じることがあります。
また、営業先でつらい出来事に遭遇したり、顧客対応に悩んだりすることがあっても、社内に相談できる人がいない場合は一人で抱えこむ事態になります。結果、仕事に追い詰められる事態になりやすいのです。
どんな仕事でも職場での円滑なコミュニケーションや人間構築は大事ですが、一人での外回りが多い営業職こそ、社内での人間関係は軽視してはいけません。
売る商品や売り方にそもそも疑問を感じているから
「この商品、そんなに良いと思わないな」「こんな売り方、本当はしたくないな」というように、そもそも売る商品や売り方に納得できず疑問を感じている場合も、営業がきついと感じるでしょう。
商品や売り方に疑問を抱くと、業務へのモチベーションの低下および関心欠如を起こしやすくなります。そうなると、必然的に営業活動が控えめになり成績も伸び悩む傾向があるため、余計に営業職がきつく感じられるのです。
営業職のきつさを和らげ楽しさを見出したいのであれば、自分の価値観やビジョンに合致した商品・サービスを取り扱える職場に身を置くことが大切です。また、営業職への就職・転職を検討している段階なら、あらかじめ会社の商材や売り方などについて調べておくことで、悩みをある程度防ぐことができます。
「自社の商品サービスは優れている!」と本心で思えれば、自然と自信たっぷりに営業でき、仕事を通して充実感を得られるでしょう。
きついと感じやすい営業スタイル
一言で「営業」といっても、企業や部署によって売り方のスタイル・手法はさまざまです。
どんな営業スタイルを取るかによっても、きついと感じる度合いが変わることがあります。ここでは、多くの人がきついと感じやすい営業スタイルをご紹介しましょう。
飛び込み営業
飛び込み営業は、あらかじめアポイントを取らず、いきなり顧客のもとを訪れて営業活動を行うスタイルです。営業担当者は企業や個人宅を一軒ずつ訪ね、新規顧客を開拓します。
しかし営業される顧客側からすると、突然やってきて売り込みをかけられるため、迷惑だと感じる場合も多いのが実情です。
そのため、話すら聞いてもらえず門前払いされたり、かなり冷たい態度を取られたりすることも少なくありません。1日の訪問件数が多い割に断られる場合が大半なので、なかなか成果につながらず、心身ともに消耗しやすくきついと感じる人が多い営業スタイルです。
テレアポ営業
テレアポ営業は、電話を使った飛び込み営業のようなスタイルです。営業担当者は事前のアポイントなしで顧客に電話をかけて、商品やサービスを紹介します。
顧客のところへ直接足を運ばなくて良い分、飛び込み営業よりも体力的には楽かもしれませんが、相手の顔や反応が見えない中で営業して契約を取るのは簡単ではありません。
電話越しの話術だけで相手の興味を引き出すのは非常に難しく、すぐに電話を切られたり、断られたり、時には「忙しいのに電話してくるな!」と怒られることもあります。
ノルマ達成のために1日中デスクで電話をかけ続ける場合も珍しくなく、精神的にきついと感じやすいです。
ルート営業
ルート営業は、取り引きがある既存顧客のもとを訪問し、関係を深めつつ営業するスタイルです。営業担当者は決められたエリアやルートを巡回し、顧客との対話やサービスの売り込みなどを行います。
新規顧客を開拓することは滅多にありませんが、その代わりに既存顧客を大切にしなくてはいけません。長期的な関係を築くため、時には顧客からの急な呼び出しや無茶なお願いの対応も求められます。
また、巡回する時間の制約や売上目標のプレッシャーがあり、「営業先との関係構築」と「成果」の両立に苦労することも少なくありません。
代理店営業
代理店営業は、自社の商品・サービスを販売してくれる代理店を開拓したり、サポートしたりするスタイルです。営業担当者は営業をかけて代理店と契約を結び、共に商品・サービスの販売を目指します。
また、代理店にノルマ達成のアドバイスをする、代理店からの要望に応える業務なども代理店営業の仕事であり、業務量が多い分担当者にかかるプレッシャーも大きいです。
一生懸命フォローしても商品販売に力を入れてくれない代理店も少なからず存在し、ヤキモキしたりきついと感じたりすることがあるでしょう。
個人向けの営業
個人向けの営業は、個人顧客や消費者に対して商品・サービスを提案・販売するスタイルです。たとえば、ドアツードアでの訪問セールスや電話でのセールス、イベントでの販売なども、個人向け営業といえます。
個人向けの営業では、できるだけ多くの人の興味関心を引き、商品の魅力を伝えなくてはいけません。ですが、アプローチする人数が多くなればなるほど、断られたり拒否されたりする確率も高くなります。
成果を上げる努力の一つとしてアプローチ方法に工夫を凝らす必要がありますが、ストレスやプレッシャーが伴いやすいため、きついと感じる人が多いです。
営業職がきついと感じやすい人の特徴
ここでは、営業がきついと感じやすい人の特徴を紹介します。営業をきついと感じる人の特徴がわかれば、自分に営業の適性があるのか見極めるヒントになるはずです。自分に当てはまる項目はあるか、チェックしながら読んでみてください。
ストレス耐性がない
ノルマ達成率や成績などの数字によって評価されるプレッシャー、顧客から拒絶されるストレスなど、営業職には精神的負担がつきものです。営業活動は常に契約を取れるかわからない不確実性や対人関係の悩みがあると思って良いでしょう。
そのため、ストレス耐性がないとひんぱんにプレッシャーに押しつぶされそうになったり、挫折感を味わったりする可能性が高いといえます。
完璧主義
一人で多くの顧客を担当するケースも珍しくない営業職は、スピードや効率も重要です。しかし、完璧主義の人は細かい部分にこだわってしまい、一つのことに時間をかけすぎてしまう傾向にあります。
あまりに一つの対処に時間がかかってしまうと、営業活動全体の効率が落ちてしまい成果を上げにくくなるので、完璧主義の人は営業職をきついと感じやすい傾向にあります。
時間をかけるべき作業と効率を重視する作業の優先順位をつけて割り切ることも、営業職においては大事なのです。
スケジュール管理が苦手
営業職は、クライアントとの商談や顧客巡り、社内ミーティングの予定などを自分で管理するのが基本なので、スケジュール管理能力が必須です。
スケジュール管理が苦手な人は、優先順位を立てて営業したり効率的な時間配分で動いたりすることが難しく、場合によっては顧客に迷惑をかけてしまう可能性があります。
商談の予定や納期をすっぽかしてしまって取引が取りやめになるという最悪の事態もありうるので、スケジュール管理ができない人にはあまり向いていない職業ともいえるでしょう。
コミュニケーション能力が低い
営業職は、顧客と信頼関係を築いたり商談を成功に導いたりすることが主な業務ですが、これらの業務をスムーズに進めるためには常日頃から顧客とコミュニケーションを取る必要があります。
しかし、コミュニケーション能力が低い人は顧客のニーズや要求を理解するのが難しく、顧客と良い関係が築けません。そうすれば営業成績にも悪影響が出て、営業職という仕事を一層きついと感じやすいです。
コミュニケーションが苦手と感じている人は、こちらの記事もご覧ください。
営業職がきついと感じた時の3つの対処法
営業職がきついと感じたとき、一人で抱え込んで我慢して仕事を続けてしまうのはおすすめできません。
きつさを我慢していてもストレスがなくなるわけではないので、自分にできる対処法を探しましょう。ここでは、営業職がきついと感じた時の3つの対処法を紹介します。
上司や同僚に相談する
営業の業務がきついときは、まず社内にいる信頼できる人に相談することをおすすめします。経験豊富な人からのアドバイスを求めるなら上司や先輩に、話を聞いて共感してほしいなら同僚に相談すると良いでしょう。
同じ仕事に取り組んでいる上司や同僚なら業務内容についてもよく理解しているため、自分の経験に基づいた具体的な助言やサポートをしてくれるかもしれません。
また、直接的なサポートはしてもらえなかったとしても、コミュニケーションを通じて問題解決策を見つけられる可能性があります。
自分の気持ちを言葉にして誰かに聞いてもらうだけで、頭の中が整理されて心が軽くなることがあるので、まずはきついと思っている現状を打ち明け、悩みを話してみましょう。
社内で異動を申し出る
継続的に「営業職がきつい」と感じてつらいなら、社内にある他の部署への異動を検討するのも一つの選択肢です。他部署へ異動して営業とは異なる職種の仕事をすることで、ストレスが軽減するケースも多々あります。
ただし異動は、申し出たからといって必ず受理されるものではありません。「異動先の業務に適性がある」と会社から判断されなければ異動願いは受理されないため、申し出る前に異動先の情報を収集しておきましょう。
まずは異動できそうな部署の詳しい業務内容や労働環境、自身のスキルが活かせるかなどにも注目し、異動後長く頑張れそうかをじっくり考えてください。
転職して環境を変える
「自分には営業職は合わない」と強く感じる場合は、転職して環境を変えても良いでしょう。自分の興味や適性に合った転職先を選べば、働きやすい環境や充実感を得られる可能性が高いです。
しかし転職を成功させるには、自分を最大限活かせるポジションや企業を選ばなくてはいけません。転職を検討している人は、これまで培った自身の経験やスキルは何かを見つめ直し、それらを役立てられる職種や企業をじっくり吟味しましょう。
また、中には「営業職でのノウハウを活かしつつ、大きく環境を変えたい」と考える人も多いのではないでしょうか?
その場合、ナイト系スタッフへの転職もおすすめです。ナイト系スタッフはお客様を案内したり、おすすめのキャストを紹介したりするのが主な仕事なので、営業職で身に着けたトークスキルが活かせます。
また、ナイト系スタッフも営業職と同じで、成果次第でインセンティブ報酬があるケースが大半で、自分の頑張り次第で早期から高収入を目指せるところもポイントです。営業職から転職して環境を変えたい人は、ナイト系の仕事も一度見てみてくださいね。
営業職はきついが稼げる!向き不向きの見極めが重要
営業職はストレスやプレッシャーが大きく、営業スタイルによっては何軒もの企業や個人宅を訪問することもあるため、精神的・体力的にきつい仕事です。
その分やりがいが大きい点や、努力次第で高収入を目指せる点など、メリットはあります。しかし、向き不向きが大きく左右する仕事であるため、営業職に就く際は「本当に自分に適性があるのか」をよく見極めなくてはいけません。
また、もしも営業職に就いてから向いていないことがわかった場合は、そのままずっと我慢するのではなく、社内の人に相談したり、異動を検討したりしてみましょう。
営業職がきつすぎるときは思い切って別の仕事へ転職するのも一つの手なので、「自分の経験を活かして活躍できる仕事」とは何かを、考えてみてくださいね。
【体験談】営業職からナイト系への転職は稼ぎたい人におすすめ!
最後に、営業職からナイト系スタッフに転職した方の体験談をご紹介します!
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僕は営業マンとして働いていましたが、成績が伸び悩んでいたにもかかわらず年々ノルマが増えていく状況に「この仕事をずっと続けられるのか」と不安を感じました。転職も視野に入れていろいろな業界の求人を見てみたら、目に入ったのが「未経験採用」を大々的に打ち出すナイト系の求人でした。
やる気を一番に買ってくれるというので、とりあえずの勢いで転職。最初は比較的簡単な送迎の業務からスタートして、今ではあらゆる業務を1人でこなせるようになってきました。
何より一人で客先を回っていた営業職時代と違って、今の店はメンバー全員で頑張ろうという雰囲気があるのも大きな変化でした。あれほど嫌だった売上を上げるという仕事も、この店のためなら頑張ろうと思えるようになったんです。
環境がガラッと変わったことで仕事に対してやる気も出たからか、評価もしっかりされるようになりました。ナイト系も成果を出せれば報酬がすぐに上がるので、営業職でよくあるインセンティブ制度がうれしいという人にも向いている業界だと思います。
ゆくゆくは店長になりたいという目標も生まれ、今は将来に希望を持ちながら働けています。
ナイト系は学歴・職歴不問の業界であるため転職回数を気にする必要もなく、頑張り次第で営業職に負けないくらいの高収入を得られる業界です。「営業職を辞めてもしっかり稼ぎたい」という人は、ぜひナイト系の仕事もチェックしてみてくださいね。