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中卒でプログラマーを目指したいけど、どんな求人に応募すればいい?
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中卒でプログラマーになったあとのキャリアパスはどうなる?
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プログラマーになるにはどんなスキルが必要?
このように、中卒からプログラマーへ転職することに興味がある方も多いのではないでしょうか。
今回はプログラマーへの転職方法を知りたい中卒者に向けて、転職を成功させるポイントと求められる能力を解説します。
この記事でお伝えする内容
- プログラマーの学歴内訳
- 中卒がプログラマーになりやすい求人の特徴
- 中卒でプログラマーになったあとのキャリアパス
- プログラマーに求められるスキル
- プログラマーになるメリット・デメリット
本記事を中卒からプログラマーになるためのマニュアルとして、ぜひ参考にしてみてください。
中卒の仕事探しならプログラマーがオススメ!
中卒からプログラマーになることは可能です。
プログラマーは、難しい専門知識や資格の取得が必須と思われがちな職種ですが、実は資格を取らなくても始められます。
未経験者を積極採用していたり、研修制度やサポート体制が充実していたりする企業も多いことから、学歴や経験を問わずチャレンジしやすい仕事でもあるのです。
ちなみに、プログラマーは、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてシステムを動かしたりソフトフェアを作ったりするためにプログラミングを行ったりする技術者を指します。
プログラマーといっても、大きく分けて種類は以下の8つがあります。
プログラマーの種類 |
役割 |
Webプログラマー |
WebサイトやWebアプリのシステム開発 |
アプリケーションプログラマー |
アプリの開発 |
ゲームプログラマー |
ゲームの開発 |
組み込み系プログラマー |
家電製品や電子機器などの制御のために組み込むプログラムの開発 |
設備制御系プログラマー |
バスや電車などのインフラや工場の設備の制御に必要なプログラムの開発 |
オープン系プログラマー |
オンライン上でアプリケーションの開発やサーバーのシステム構築 |
通信系プログラマー |
Wi-Fiやクラウド型サービスなどのシステム開発 |
汎用系プログラマー |
大企業や政府機関を対象としたシステム開発 |
種類によって扱う分野や習得すべきプログラミング言語などが異なります。プログラマーを目指すのであれば、自分はどの分野に興味があるのかを明確にしておくのがおすすめです。
プログラマーの学歴内訳
令和3年に経済産業省が発表したプログラマーを含めたIT従事者の学歴内訳は以下の通りです。
なお、「先端IT従事者」とはデータサイエンスやAIなどの先端的な業務に関わるIT従事者を指し、「先端IT非従事者」はそれ以外のIT従事者を指します。
学歴 |
割合(先端IT従事者) |
割合(先端IT非従事者) |
高卒未満 |
0.4% |
0.6% |
高卒 |
11.8% |
16.8% |
専門学校卒 |
7.4% |
16.8% |
高専卒 |
3.2% |
2.2% |
短大卒 |
2.4% |
4.8% |
大卒 |
56.8% |
53.2% |
大学院(修士課程卒) |
14.4% |
4.4% |
大学院(博士課程卒) |
3.6% |
0.8% |
その他 |
0% |
0.4% |
※すべて合わせても、必ずしも100%になるとは限りません。
プログラマーとして働く人のなかで最も多い学歴は大卒者ですが、中卒者も少なからずいます。ただし、上記の表を見てもわかる通り、IT業界に従事している人で中卒者は1%未満であるため、中卒でプログラマーを目指したいのであれば相当な努力が必要です。
中卒でプログラマーを目指すならどんな求人が狙い目?
中卒でプログラマーを目指すなら、中卒者も受け入れOKの企業の求人に応募するのがおすすめです。中卒でプログラマーの求人を探す際に着目すべき求人の特徴は以下の3つです。
- 学歴不問の求人
- 未経験歓迎の求人
- 転職エージェントが出している求人
中卒者が狙うべきプログラマーの求人は、「学歴不問」「未経験歓迎」を掲げる求人です。学歴不問・未経験歓迎の企業は、研修制度を設けてイチから仕事内容を教えてもらえる環境が整っていることがほとんどなので、学歴や経験は問わない傾向があります。
また、転職エージェントを活用すれば、キャリアアドバイザーから各求職者に合った求人を提案してもらえます。求人サイトには掲載されていないような求人と出会える可能性もあるため、中卒者が応募できるプログラマーの正社員求人が探しやすくなるのがメリットです。
ただし、転職エージェントによっては高卒以上でないとサービスを利用できない場合もあるので、登録前に中卒から利用可能かどうか確認しましょう。
中卒でプログラマーになったあとのキャリアパス
中卒からプログラマーの仕事に就いた後、さらにキャリアアップや収入アップを目指したいという方もいます。ここでは、中卒でプログラマーになったあとのキャリアパスについて解説していきます。
キャリアパス①:SE(システムエンジニア)
中卒でプログラマーになったあとのキャリアパスの1つ目は、SE(システムエンジニア)です。
システムエンジニアは、クライアントからヒアリングした内容をもとに、プログラマーが適切に作業ができるように仕様書を設計したり開発業務を行うのが主な役割です。
プログラマーはプログラムを書く業務が中心で、システムエンジニアはクライアントとのやりとりや設計、開発などさまざまな業務に携わります。
システムエンジニアとして活躍するためには、プログラミングのスキルが必要不可欠です。そのため、プログラマーとして経験を積んだ後にシステムエンジニアに転職する人が多い傾向があります。
キャリアパス②:PM(プロジェクトマネージャー)
中卒でプログラマーになったあとのキャリアパスの2つ目は、PM(プロジェクトマネージャー)です。
プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトの全体の統括を行う責任者を指し、予算や人員確保、スケジュール管理などの業務をプロジェクトの完了まで一貫して担うのが主な役割です。
プログラミングに専念するプログラマーと異なり、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の管理を行うので、マネジメントスキルやコミュニケーションスキルが欠かせません。そのため、俯瞰(ふかん)的に物事を考えることに長けている人に向いている仕事と言えます。
現場のチームリーダーの立場になるプロジェクトマネージャーは、高い実績を持つシステムエンジニアが抜擢されるケースもあるので、プログラマーから段階的に目指せるキャリアプランの一つです。
キャリアパス③:フリーランスエンジニア
中卒でプログラマーになったあとのキャリアパスの3つ目は、フリーランスエンジニアです。
フリーランスエンジニアとは、企業に属さず個人でクライアントから案件を受注して、成果物を提供した対価として報酬をもらうエンジニアを指します。案件によって契約金額が異なるため、案件次第で企業に属するよりも高い収入を得ることも可能です。
ただし、自由な働き方ができる一方で、企業に属していた時以上に業務量や責任が大きい点に注意が必要です。
案件受注の可否の判断や受けた業務の進捗管理、作業連絡・納品などのクライアントへの対応、請求書の作成といった仕事に関する業務から、税金や保険料の支払い、確定申告といったフリーランスならではの業務まですべて自分で行わなければいけません。
クライアントと案件や支払いに関するやりとりをするためのコミュニケーション能力や期日までに納品するための自己管理能力がある方は、フリーランスエンジニアとして働くという道もあります。
また、雇用されていたときのように決まった金額を毎月必ずもらえる月給制ではなくなるので、案件を継続的に受注できないと収入が安定しないといったデメリットがあることにも注意しましょう。
中卒でプログラマーへの就職やキャリアアップに役立つスキル
中卒からプログラマーになることはできますが、転職活動を有利に進めたり、入社後さらなるキャリアアップを目指したいのであれば、活躍するうえで必要なスキルを身につけることが大切です。
ここでは、中卒でプログラマーへの就職やキャリアアップに役立つスキルについて解説します。
スキル①:コミュニケーションスキル
プログラマーとして活躍するには、コミュニケーションスキルが役立ちます。
一見パソコンの前で黙々と作業に取り組む仕事のように思われがちですが、実際はシステムエンジニアやプロジェクトマネージャー、他のプログラマーといった複数人で協力しながらシステム開発を行います。
そのため、円滑に仕事を進めるためにコミュニケーションは必要不可欠です。システムの仕様やプログラミングの進め方を指示されたり、自分から確認したりする作業が随時発生するため、コミュニケーションスキルがあれば、チーム内のメンバーとの連携や情報共有などがスムーズに進みます。
また、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーになれば、クライアントへのヒアリングやプログラマーへの的確な指示出しといったコミュニケーション能力を活かせる業務が増えて、さらに活躍の場が広がります。
スキル②:論理的思考スキル
プログラマーとして活躍するためには、論理的思考スキルも身につけましょう。
- 論理的思考とは
- 物事を体系的に整理して、順序立てて考えること。
プログラマーは、設計書に基づいて言語を組み立てながらプログラムを構築していくことが求められます。
コンピューターはプログラムで書かれた通りにしか動きません。そのため、仕様書通りの指示出しをするためには、仕様書を読み解いてその内容通りにプログラムを構築する論理的思考が欠かせないのです。
また、システムに不具合が発生した場合、その原因を突き止めるときにも論理的思考が役立ちます。プログラムの内容を確認しながら不具合の原因を見つけて、「どうすれば指示通りに動いてくれるのか」「どのように修正すれば不具合が解消されるのか」などを順序立てて考える必要があります。
論理的思考スキルが高いプログラマーは、より高度なプログラミングができるようになるのはもちろん、物事を順序立てて説明できるようになり、コミュニケーションが取りやすくなるので、とても重宝される存在です。
スキル③:情報収集スキル
プログラマーとして活躍するなら、情報収集スキルも欠かせません。
デジタル社会の現代において日々IT技術は進歩しており、最新のトレンドや技術を把握するためには常にアンテナを幅広く張り巡らせる必要があります。
IT業界は案件によって用いるプログラミング言語やスキルが異なるので、仕事の幅を増やす意味でも最先端の情報や知識を率先して身につけることが重要です。
最新の情報や知識を持っていると、プログラミング言語のバージョンアップや仕様変更にも詳しく、トラブル発生時などにも迅速に対応しやすくなります。周囲からの評価が高まるので、今後のキャリアアップにつながります。
中卒でプログラマーになるメリット・デメリット
中卒でプログラマーになるメリット・デメリットは、それぞれ以下の3つが挙げられます。
メリット | デメリット |
将来性があり、手に職をつけやすい | 中卒からの転職は大卒や高卒に比べてハードルが高い |
実力次第で収入アップが目指しやすい | 転職するためにプログラミングの基礎を身につけなければならない |
資格不要で早くから実務経験を積める | 常に学び続けなればならない |
プログラマーを目指すか迷っている中卒者は、ここから詳しく解説するメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで判断してください。
中卒でプログラマーになるメリットは3つ
中卒でプログラマーになるメリットは、以下の3つです。
- 将来性があり、手に職をつけやすい
- 実力次第で収入アップが目指しやすい
- 資格不要で早くから実務経験を積める
プログラマーに限らず、IT業界は将来性があるのが大きなメリットです。先述したようにデジタル社会の現代では常に技術トレンドが更新されており市場が拡大し続けているため、この先も需要は高い分野で、手に職をつけやすい仕事と言えます。
また、技術職にあたるプログラマーは、スキルや実力を評価基準に設ける企業が多いのも特徴です。これまでの経験ではなく今の自身のスキルや成果次第で収入アップにつながりやすいので、稼ぎたい方にとって高いモチベーションが保ちやすい環境が整っています。
さらに、プログラマーは資格がなくてもなれる仕事で、早いうちに採用されればその分実務経験を多く積めます。実務経験が長ければ長いほどスキルの向上につながり、自分の市場価値が高められるので、転職の際に有利に働くでしょう。
中卒でプログラマーになるデメリットは3つ
中卒でプログラマーになるデメリットは、以下の3つです。
- 中卒からの転職は大卒や高卒に比べてハードルが高い
- 転職するためにプログラミングの基礎を身につけなければいけない
- 常に学び続けなればならない
プログラマーは学歴不問・未経験の求人が多いとは言え、中卒からの転職は他の学歴と比べてハードルが高いです。
中卒からプログラマーになるハードルが高い理由として、中卒に対して「努力ができない」「すぐに辞めてしまうかもしれない」といったマイナスなイメージを持つ企業が存在する点が挙げられます。
応募する際は、中卒になった経緯が説明できるようにするのはもちろん、プログラミングスクールに通ったり独学で勉強したりしてプログラミングスキルをあらかじめ習得しておけば、努力が評価されて採用されるチャンスがあるでしょう。
しかし、既にプログラミングの基礎が身についており、なおかつ学校側から就職支援が受けられる専門卒者や大卒者がライバルになる可能性があります。
プログラミングの勉強や転職活動などすべて自力で行わなければならない中卒者にとって、ライバルが強敵である点も大きなデメリットと言えます。
さらに、プログラマーになれた後も常に最新技術を学んで知識を得ることが必要です。変化し続けるIT業界で新しい情報に触れ続けるのはキャリアアップするうえで重要なポイントなので、勉強し続けるのが苦手な方は難しいかもしれません。
参考:厚生労働省「平成18年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概況 (3)学歴別にみた賃金」(参照 2024-01-11)
プログラマー以外で転職を検討するならナイト系がおすすめ
プログラマーは中卒からなれる職業ではあるものの、さらなるキャリアアップや収入アップを目指すなら専門的なスキルを磨いたり実務経験を積んだりする必要があります。
中卒は高卒や大卒に比べて就職面や収入面でも不利になりやすいというデメリットもあるため、「今からプログラマーで高収入を目指すのは大変そう…」と感じた方もいるのではないでしょうか。
「学歴不問で働ける仕事に就きたい」「すぐに今の仕事よりも収入アップを目指したい」という理由で転職先を探すのであれば、ナイト系への転職もおすすめです。
ナイト系の仕事は、18歳以上(高校生不可)であれば応募できる企業が多く、学歴・経験不問の求人が豊富なのが特徴です。また、実力主義を掲げる企業がほとんどで、頑張り次第でスピード昇給・昇格もしやすい傾向にあります。
転職先の選択肢を広げたい方は、ぜひナイト系の仕事もチェックしてみてください。
中卒でプログラマーになるためのおさらい
最後に、プログラマーになるためのポイントやメリットなどをまとめたので、おさらいしてみましょう。
- ポイント
- 中卒でプログラマーを目指せる求人の特徴
■学歴不問の求人
■未経験歓迎の求人
■転職エージェントが出している求人
プログラマーになったあとのキャリアパス
■SE(システムエンジニア)
■PM(プロジェクトマネージャー)
■フリーランスエンジニア
プログラマーを目指す際に役立つスキル
■コミュニケーションスキル
■論理的思考スキル
■情報収集スキル
プログラマーになるメリット
■将来性があり、手に職をつけやすい
■実力次第で収入アップが目指しやすい
■資格不要で早くから実務経験を積める
プログラマーは学歴不問・未経験歓迎の求人も多いですから、中卒から目指すことが可能です。
本記事でご紹介したポイントを参考に、プログラマーになることで希望のキャリアや収入を実現できるかどうかを考えてみてくださいね。