中卒で公務員のゴミ収集員になるには?転職成功のポイントと求められる能力

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中卒で公務員のゴミ収集員になるには?転職成功のポイントと求められる能力

  • 中卒で公務員のゴミ収集員を目指すには何をしたらいい?

  • 中卒で公務員のゴミ収集員になるメリットは?

公務員のゴミ収集員は、清潔できれいな街づくりを行ううえで必要不可欠な存在です。

社会的信用が高く、安定した収入や福利厚生が整っているため、長く安心して働ける職業として注目されています。

しかも、他の公務員職に比べて採用のハードルが低く、中卒者でも十分に目指すことが可能です。

今回は、公務員のゴミ収集員を目指す中卒者に向けて、以下の内容を解説していきます。

  • ゴミ収集員の実態や仕事内容
  • 公務員のゴミ収集員になる基本条件
  • 中卒で公務員のゴミ収集員になる手順
  • 中卒で公務員のゴミ収集員に向いている人・向いていない人の特徴
  • 中卒で公務員のゴミ収集員になるメリット・デメリット

中卒の方向けに公務員のゴミ収集員についての情報を網羅した内容なので、ぜひ参考にしてみてください。

中卒で公務員のゴミ収集員になることはできる

中卒者は、公務員のゴミ収集員になることが可能です。

公務員のゴミ収集員は「技能労務職」に分類され、各自治体が実施する採用試験に合格する必要があります。

【技能労務職とは】
特定の知識・技能を必要とする業務を担当する職種を指し、ゴミ収集員・土木作業員・給食調理員・学校用務員などが該当します。

技能労務職は、専門資格が必須というわけではなく、自治体が行う採用試験に合格すれば誰でも目指せるのが特徴です。

もちろん、試験内容や応募条件は自治体によって違いますが、中卒だから応募できない、ということは基本的にありません。

たとえば、名古屋市では、「環境局技士」という名称で正規職員としてゴミ収集業務を募集しており、中卒でも学歴に関係なく条件を満たしていれば応募できます。

一次試験では教養試験、二次試験では体力検査・口述試験(個別面接)を行っています。

また、ゴミ収集車の運転を担当する場合は、「中型免許」や「大型免許」が必要なケースがあります。
免許があれば応募の幅が広がるので、早めに取得を考えておくと有利になります。

参考:名古屋市「名古屋市職員《環境局技士》選考案内」(参照 2025-11-07)

ゴミ収集の作業員は公務員と民間の2種類ある

ゴミ収集の作業員には、「公務員」と「民間職員」の2種類があります。

  • 公務員…自治体が直接雇用
  • 民間職員…委託された民間企業に勤める

安定性を重視するなら公務員としての勤務がおすすめです。

公務員として働く場合は、基本給や昇給制度、ボーナス、福利厚生がしっかり整っており、退職金も手厚く、景気に左右されにくいのが大きな強みです。

一方、民間企業の作業員はスキルや資格を取ることで昇給しやすい面がありますが、待遇面は会社によって差があるのが現実です。

「長く安心して続けたい」「安定した収入を得たい」という人は、公務員としての採用ルートを目指すのが堅実な選択です。

ゴミ収集作業員の仕事内容

ゴミ収集の仕事は、日によって収集するゴミの種類が変わります。
作業は2〜3人のチームで行われ、担当エリアやゴミの種類ごとに決められたルートを巡回しながら回収します。

下記はゴミ収集作業員の一日の大まかな流れです。

  • 朝礼で担当エリアや注意事項を確認
  • ゴミ収集車の点検
  • ゴミの収集・運搬
  • ゴミ収集車の清掃
  • 業務日報の作成・提出

ゴミ収集車には収容できる限度があり、満杯になると清掃工場や集積所へ運搬する必要があります。
運搬後は再びゴミ収集作業に戻りこの流れを繰り返すので、非常に体力のいる仕事です。

就業前に押さえておきたいゴミ収集作業員の実態

ゴミ収集作業員は、「地域の生活を支える大切な仕事」として知られています。
しかし、実際の現場では想像以上に体力を使う作業や、独特の人間関係など、外からは見えにくい一面もあります。

就業後にギャップを感じないためには、ゴミ収集作業員の実態をあらかじめ理解しておくことが重要です。

【ゴミ収集作業員の実態】

  • 民間委託が全国的に増えている
  • 高年齢層が多い傾向にある

詳しく見ていきましょう。

民間委託が全国的に増えている

近年、ゴミ収集業務は人件費削減や業務効率化を目的に、自治体の直営から民間企業へ委託されるケースが増えています。

環境省の令和元年データによると、ゴミ収集の形態別割合は「直営」が約2割、「委託」が約5割、「許可業者」が約3割となっており、すでに半数以上が民間企業によって行われています。

このように公務員がゴミ収集業務を担当する自治体は年々減少しているのが実態です。

一方で、民間企業の求人は増えており、転職希望者にとっては採用のチャンスが広がっているとも言えます。

また、作業内容の分かりやすさや勤務時間が安定していることから、民間企業でも採用が決まると長く勤める人も多い職種です。

参考:環境省環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課「日本の廃棄物処理 令和元年度版」(参照:2025-11-07)

高年齢層が多い傾向にある

ゴミ収集の現場では、長年勤めているベテラン作業員が多く、全体的として高年齢層が中心となっています。

厚生労働省の統計によると、ゴミ収集作業員の平均年齢は約49.2歳と高く、若年層の新規参入が少ない状況が続いています。

こうした背景には、体力的な負担の大きさや作業環境の厳しさが挙げられ、人手不足と高齢化が同時に進行しているのが実態です。

将来的な担い手の確保や働きやすい環境づくりが業界全体の課題と言えるでしょう。

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「ごみ収集作業員」(参照:2025-11-07)

公務員のゴミ収集員になる基本条件

公務員のゴミ収集員になるには、自治体が実施する採用試験に合格する必要があります。

受験にあたり、学歴や経験の有無は原則問われませんが、多くの自治体では年齢制限を設けているので注意しましょう。

たとえば、令和7年度に実施された名古屋市の環境局技士(ゴミ収集員)の採用試験では、受験条件を以下のように定めています。

  • 技士A:平成2年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた方
  • 技士B:昭和60年4月2日以降に生まれた方

一方で、令和7年度の大阪市の技能職員(環境局)の募集要項には、「昭和61年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた方」と記載されています。

このように自治体によって受験できる年齢の上限が異なるので、あらかじめ自治体の募集要項をチェックしておきましょう。

また、年齢などの条件を満たしていても、地方公務員法第16条に定める「欠格条項」に該当する場合は受験できません。

(欠格条項)
第十六条 次の各号のいずれかに該当する者は、条例で定める場合を除くほか、職員となり、又は競争試験若しくは選考を受けることができない。

一 拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者

二 当該地方公共団体において懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から二年を経過しない者

三 人事委員会又は公平委員会の委員の職にあつて、第六十条から第六十三条までに規定する罪を犯し、刑に処せられた者

四 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者

出典: e-eov法令検索「地方公務員法」(参照 2025-11-07)

欠格条項に該当する場合は受験資格を失ってしまうため、事前にしっかり確認しておきましょう。

なお、名古屋市による令和6年度の採用試験の合格率は、技士Aが13.7%(受験者102人・合格者14人)技士Bが25.6%(受験者39人・合格者10人)となっています。

参考:名古屋市「名古屋市職員《環境局技士》選考案内」(参照 2025-11-07)

参考:大阪市「令和7年度 大阪市職員(技能職員等)を募集します」(参照 2025-11-07)

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中卒で公務員のゴミ収集員になる手順

ゴミ収集員の採用試験は、主に「筆記試験」「体力試験」「面接試験」の3つで構成されています。

【公務員のゴミ収集員の一般的な採用選考の流れ】
1.試験申込
2.一次試験(筆記試験・作文試験 ※自治体による)
3.一次試験合格発表
4.二次試験(体力試験・面接試験 ※自治体による)
5.最終合格発表

多くの自治体では、まず一次試験で筆記試験を行い、合格者が二次試験の体力試験・面接試験へ進む流れとなっています。

筆記試験では一般教養や交通ルールなどが出題され、体力試験では握力や腕立て伏せなどの測定を実施します。

試験の内容は自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

ここでは、中卒で公務員のゴミ収集員になる手順を解説します。

実際に公務員のゴミ収集員を募集している自治体の募集要項をいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。

手順①筆記試験に合格する

ゴミ収集員の採用試験は、多くの自治体が一次試験で「筆記試験」を実施しています。

筆記試験では、社会や自然などの一般知識が中心で、他の公務員試験と比べると難易度は高くありません。

以下は、公務員のゴミ収集員を募集している3つの自治体の一次試験内容です。

【愛知県名古屋市の場合

試験区分 試験科目 試験内容
技士A 教養試験 公務員として必要な一般的な知識および知能をみる試験 
・知識分野(社会、人文、自然に関する一般知識)
・知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈)
 ※択一式
技士B 教養試験 同上
法令試験 交通ルールの知識をみる試験
※正誤問題

【東京都江戸川区の場合】

試験区分 試験科目 試験内容

技能6(作業3)

筆記試験 一般教養(文章理解、判断推理等)
※択一式
作文 800字程度
※課題式

【千葉県千葉市の場合】

試験区分 試験科目 試験内容

技能員A・B

筆記試験 公務員として必要な一般教養(現代社会、倫理、地理等)について、活字印刷文による筆記試験
※択一式

このように、名称は「筆記試験」「教養試験」など自治体によって異なる場合があります。

また、作文が課されるケースもあり、制限時間内で課題に沿って文章をまとめる力が求められます。

さらに、ゴミ収集車の運転が業務に含まれる自治体では、交通ルールに関する法令試験を行う場合もあります。

試験科目・出題範囲・配点などは自治体ごとに異なるため、募集要項を必ず確認しておきましょう。

参考:名古屋市「名古屋市職員《環境局技士》採用選考試験案内」(参照 2025-11-07)

参考:江戸川区「令和7年度 江戸川区職員募集」(参照 2025-11-07)

参考:千葉市「試験概要:技能員」(参照 2025-11-07)

手順②体力試験に合格する

ゴミ収集員の採用試験では、「体力試験」を設けている自治体が多いです。

筆記試験と同様に体力試験の内容も自治体ごとに異なるため、事前に募集要項を確認しておきましょう。

体力検査は二次試験で実施されるのが一般的です。体力試験を実施している3つの自治体の試験内容を以下にまとめました。

自治体試験区分試験科目試験内容
愛知県
名古屋市
技士A
技士B
体力検査職務遂行に必要な基礎体力に関する検査
※握力、長座体前屈、上体起こし、反復横とび、20mシャトルラン
東京都
江戸川区
技能6
(作業3)
実技試験握力の測定等
千葉県
千葉市
技能員A体力検査職務遂行に必要な体力についての検査
※握力、立ち幅とび、腕立て伏せ

天候や気温に関わらず、屋外で重いゴミ袋を積み込み続けなければいけないゴミ収集員は、まさに体が資本の職業です。

試験に向けて体力づくりに取り組むのはもちろんですが、採用後のことも考慮して日頃から体を動かしておきましょう。

参考:名古屋市「名古屋市職員《環境局技士》採用選考試験案内」(参照 2025-11-07)

参考:江戸川区「令和7年度 江戸川区職員募集」(参照 2025-11-07)

参考:千葉市「試験概要:技能員」(参照 2025-11-07)

手順③面接試験に合格する

ゴミ収集員の採用試験では、二次試験時に「面接試験(口述試験)」を実施するケースがあります。
面接試験は、受験者1人に対して複数人の面接官で実施される「個別面接」のパターンが多いです。

面接試験の実施時間は約15〜20分が一般的で、面接内容は自治体によって異なります。
たとえば、令和7年度千葉市のゴミ収集員(技能員A)採用試験の概要に記載されている面接試験の内容は以下の通りです。

メモ
【主な実施内容】
人物、性格等についての個別面接による試験(態度、表現力、積極性、協調性、堅実性、ストレス耐性等)

仕事内容への理解度や体力面に関する質問だけではなく、休日の過ごし方、親類との関係性といった応募者個人に関する質問をされる場合があります。

面接官からの質問に対してスムーズに答えられるように、事前に自己分析をしっかりと行い、自分の性格や強みなどを理解したうえで面接に挑みましょう。

また、自治体によっては、個別面接とは別に適性検査を実施することがあります。

ゴミ収集員は忍耐力やチームワーク力などさまざまな能力が求められる職業です。向き・不向きがはっきりしているからこそ、職務遂行に必要な素質や適性についての検査を行うケースも珍しくありません。

基本的に、この適性検査の結果をもとに面接試験を行います。

参考:千葉市「試験概要:技能員」(参照 2025-11-07)

公務員のゴミ収集作業員の試験対策

ゴミ収集員の採用試験は、他の公務員試験に比べると難易度はそこまで高くありません。とは言え、筆記試験は幅広い分野から基礎的な問題が出題される自治体もあるため、あらかじめ勉強しておく必要があります。

また、ゴミ収集員の採用試験に合格するためには、筆記試験だけでなく体力測定・面接試験の対策も欠かせません。

ここでは、筆記試験・体力試験・面接試験を突破するうえでの対策方法をそれぞれご紹介していきます。

対策①過去問を使って復習する

筆記試験に合格するには、過去問を活用して学習を進めていくのがおすすめです。

筆記試験の過去問を解くメリットは以下の通りです。

  • 出題傾向・頻出問題を把握できる
  • 問題形式に慣れることができる
  • 自分が得意な問題・苦手な問題を発見できる

先述した通り、自治体によって筆記試験の内容は異なります。そのため、受験する自治体の問題傾向を把握しておくと、スムーズに試験対策ができます。

まずは受験する自治体の公式ホームページに技能労務職の過去問や筆記試験の例題が掲載されているかどうかチェックしましょう。

ここでは、名古屋市で過去に実施されたゴミ収集員の採試験で、実際に出題された問題を抜粋してご紹介します。

【教養試験(択一式)】 
問 次のうち、魚類、両生類、は虫類、鳥類、哺乳類のすべてに共通する特徴として妥当なものを選択せよ。
1.  えらで呼吸する時期がある。
2.  肺で呼吸する時期がある。
3.  背骨を持っている。  
4.  胎生である。
5.  羽毛や体毛がある。

 正答: 3

【法令試験(正誤問題)】※試験区分:技士Bのみ 
問 車両は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、それ以外の道路においては時速40kmを超える速度で進行してはならない。   

正答:× 

出典: 名古屋市「名古屋市職員《環境局技士》採用選考試験 過去の試験問題(抜粋)」 (参照 2025-11-07)

このように過去問の傾向を把握しておけば、「言葉の対義語」「交通ルール」といった分野の対策が必要だと分かるため、勉強の方針を立てることができます。

ただし、過去の筆記試験に関する情報を公開していない自治体も珍しくありません。

もし受験する自治体の公式ホームページに過去問や筆記試験の例題が掲載されていなかった場合、技能系・現業系の公務員採用試験の問題集を購入して勉強する方法もあります。

筆記試験を突破するためには、出題傾向を把握することが重要です。一度解いただけで終わらせるのではなく、何度も繰り返し解く「反復学習」をすれば、スムーズに知識を習得できます。

対策②普段から体力づくりを行う

体力試験の対策方法は、「日頃から体力づくりに取り組むこと」です。

体力試験と聞くときついトレーニングをしなければいけないイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、ゴミ収集員は消防士や自衛官といった人命救助できるレベルの身体能力を求められるわけではなく、屋外でのゴミ収集の業務を行える体力があると判断されれば問題なくクリアできます。

そのため、「テレビを見ながら」「寝る前の10分間」といった日常生活のスキマ時間に軽めのトレーニングを行う程度で十分です。

体力測定の試験項目は各自治体によって異なりますが、持久力や筋力といった基礎体力が求められる項目を実施する傾向があります。

体力試験の内容は、自治体の公式ホームページに記載されている場合が多いです。そのため、実施される項目に沿って体力づくりを行うことが体力試験に合格するコツと言えます。

ちなみに、名古屋市の体力試験で行われているのは、「握力・長座体前屈・20mシャトルラン」の3つです。

ここでは、名古屋市の体力試験を突破するためのトレーニング方法をいくつかご紹介します。

  • 握力

両手を閉じる・開くを繰り返すグーパー運動。閉じるときはグッと握りこむのがポイント。柔らかいボールを握るのも効果的。

  • 長座体前屈

体に力を入れずリラックスした状態で前屈をする。1分ほどかけてゆっくり行うのがコツ。

  • 持久力

駅構内やショッピングモールなどで、エスカレーターではなく階段を利用して移動する。自宅の最寄り駅の1駅前で降りて、歩いて帰宅する。

運動不足にならないように気を付けながら、日頃から意識して体力づくりに励みましょう。

参考:名古屋市「名古屋市職員《環境局技士》採用選考試験案内」(参照 2025-11-07)

対策③面接で質問されやすい内容をおさえる

面接試験は、入念に面接の準備をしておくことで、本番当日は緊張しすぎず挑めます。

面接は採用試験の中でも配点が高く、合否に大きく関わってくる傾向にある試験です。

しかし、ゴミ収集員の面接試験の内容は、原則どの自治体も公表していません。

そのため、インターネット上で地方公務員の面接でよく聞かれる質問を調査した結果をもとに、回答する内容を考えておくのが面接試験突破のコツです。

地方公務員の面接試験でよく質問される内容をいくつかご紹介します。

  • 民間企業ではなく公務員を選んだ理由は何ですか?
  • 仕事を通じて今後取り組んでいきたいことを教えてください。
  • 自分の強みとそれを活かしたエピソードを教えてください。

面接に自信がない人は、ハローワークを活用するのも一つの手です。ハローワークでは本番同様の環境で面接練習を行えます。

ハローワークの面接練習は、面接の流れを把握できるだけではなく、キャリアコンサルタント等の資格を持つ専門スタッフから面接が上手くいくためのアドバイスを受けられるのもメリットです。

専門スタッフからのアドバイスを受ければ、「話すテンポが早い」「要点が伝わりにくい」など自分では気づきにくい部分の改善につながり、自信を持って面接試験に挑めます。

また、ゴミ収集員の採用試験では、面接試験の実施前に「面接カード」の提出を求められる場合があります。

【面接カードとは】
面接試験において使用される書類で、応募者の個人情報、志望動機・自己PRなどを記入します。面接官は、面接カードに記載されている情報をもとに応募者に質問します。

面接カードの提出を求められた際は、自分の強みやこれまでの経験をゴミ収集員の仕事にどう活かしていくのか伝えられる文章を書くのがポイントです。

対策④面接時は第一印象を意識した身だしなみをする

ゴミ収集員の面接試験で面接官により好印象を与えるためには、「第一印象を意識した身だしなみをすること」が重要です。

「人の第一印象は出会って3秒で決まる」と言われているほど、人は出会った直後の身だしなみや仕草などで相手の印象を決める傾向にあります。
そのため、面接試験では、会場に入る前に相手が不快にならない身だしなみを意識しておくのが大切です。

採用試験の面接では、清潔感のある身だしなみに整えることが基本です。以下を参考に、清潔感のある服装・髪型を意識しましょう。

【面接時の身だしなみ】
服装
男性の場合「スーツ(ネクタイあり)」を着用するのがマナーです。シャツは白、スーツは黒・ネイビー・ダークグレー、靴は黒・茶色の革靴が基本です。シャツはシワがないよう、事前にアイロンをかけるかクリーニングに出しておきましょう。また、靴の汚れは目立つので、磨いておくことをおすすめします。

髪型
表情がはっきり分かる髪型は明るい印象を与えます。前髪が目にかかっている人や、耳が髪の毛で隠れている人は、シンプルなスタイルに整えましょう。派手なヘアカラーは避けるのが無難です。

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ゴミ収集作業員のキャリアプラン

「ゴミ収集員=地域のゴミを回収する人」というイメージが強く、その先の具体的なキャリアパスが想像できない人も多いでしょう。

ここでは、中卒で公務員のゴミ収集員になったあとのキャリアパスについてご紹介します。

なお、今回は名古屋市の情報を参考に解説しているので、すべての自治体が同じキャリアパスを目指せるわけではない点を念頭に置いてご覧ください。

清掃運転士になる

中卒で公務員のゴミ収集員になったあと、「ゴミ収集車の運転士(清掃運転士)」を目指すキャリアパスがあります。

ちなみに、ゴミ収集業務と運転業務との兼務を前提として職員を募集する自治体は、採用試験を受ける時点で中型・大型自動車免許を所有していることを条件に定めている場合もあります。

清掃運転士に興味がある人は、受験したい自治体の募集要項から応募時点で特殊自動車免許の取得が必要かどうか必ず確認しましょう。

名古屋市を参考に、ゴミ収集員から清掃運転士になるまでの流れをご説明します。

【清掃運転士になるまでの主な流れ】

  • ゴミ収集やし尿汲み取りの業務に従事
  • ゴミ収集車等を運転する清掃運転士に転任 ※別途認定試験を受ける必要あり

普通自動車免許で運転できる小型のゴミ収集車もありますが、車両総重量が5トン以上11トン未満の場合は中型免許、11トン以上の場合は大型免許が必要です。

清掃運転士に転任したいのであれば、仕事の幅を増やすためにも大型免許の取得を目指しましょう。

名古屋市の場合、採用段階では大型免許を持っていない人でも、入職後に免許を取得し、転任試験に合格すれば清掃運転士になれます。

また、名古屋市では採用から最短5年で清掃現場の指導・監督などを行う「清掃主事」の転任試験の受験も可能です。

「ゴミ収集員→清掃運転士→清掃主事(現場業務の指導監督)」と経験・スキルを身に付けていくことで、キャリアアップを目指せます。

参考:名古屋市「名古屋市職員《環境局技士》選考案内」(参照 2025-11-07)

管理職に昇格する

名古屋市の場合、現場で結果を残したあとに昇任選考を受けて合格すると、主査・係長・公所長といった管理職へステップアップしていくことが可能です。

また、自治体によっては、「技師主任」「技師長」という役職も存在しており、主に作業計画の立案や作業員の指導といった業務を行います。

管理職には決裁権がともない、一般職員に比べて責任もかなり大きくなりますが、大幅な年収アップが期待できます。

【昇任選考の主な内容】

  • 筆記試験
  • 口述試験(面接試験)
  • 経歴・人事評価等についての書面審査

昇任選考の具体的な流れは自治体によって異なりますが、筆記試験もしくは面接と、人事評価を総合的に見て判断されるのが一般的です。

名古屋市が公表しているデータによると、係長昇任選考・係長転任試験(消防職を除く)の受験者数は807人、合格者数は222人、合格率は約27.5%という結果が出ています。

合格率は決して高いわけではありません。昇任選考を突破するためには試験の合格基準を満たすのはもちろんのこと、現場で優れた実績を積めるかどうかも重要です。

ゴミ収集員を評価する際に重視されやすい点は、主にマネジメント力、チームワーク力、業務や人員確保への貢献度などが挙げられます。

ただし、自治体によっては、ゴミ収集員から管理職への昇進が難しい場合もあるため、キャリアアップを狙いたい人は面接試験のときに昇進の仕組みを聞いてみましょう。

参考:名古屋市「職員の競争試験及び選考の状況」(参照 2025-11-07)

中卒で公務員のゴミ収集員に向いている人

公務員のゴミ収集員に向いている人の特徴は、以下の3つです。

  • 単純作業が得意な人
  • 屋外で仕事をしたい人
  • 社会に奉仕したい人

こうした特徴を持つ人は、ゴミ収集員として長く安定して働ける可能性が高いでしょう。

転職活動を通じて適職を見つけるためには、まず自分の性格・価値観を知ることが大切です。

自分はどういった働き方をしたいのか明確にしたうえで、ゴミ収集員を目指すべきかどうか決断しましょう。

単純作業が得意な人

ゴミ収集員の働き方は、「規定のルートに沿ってゴミを回収する→ゴミを収集車に投入する→所定の場所まで運搬する」を繰り返すルーチンワークに近いです。

そのため、単純作業を好む人や、任された仕事をコツコツと続けるのが得意な人は、ゴミ収集員に向いています。

屋外で仕事をしたい人

地域内のゴミ置き場を巡回していくゴミ収集員は、屋外での作業が基本です。

さらに重たいゴミを持ったり走ったりすることもあり、体力を要する作業になるので、デスクワークを行うより外で体を動かしながら仕事をしたほうが性に合っている人は、活躍できる職業と言えます。

社会に奉仕したい人

ゴミ収集員は、地域を清潔かつ快適に保つ役割を担っているのはもちろん、ゴミを正しく処理することで環境保護に一役買っている仕事です。

「住民の健康と快適な暮らしを支えている」といっても過言ではないので、「社会に貢献したい」「人の役に立ちたい」という考えを強く持っている人は、大きなやりがいを感じられるでしょう。

中卒で公務員のゴミ収集員に向いていない人

ゴミ収集員は体力やチームワークが求められる仕事ですが、すべての人に向いているわけではありません。

特に中卒から公務員としてゴミ収集員を目指す場合、自分の性格や適性をしっかり理解しておくことが大切です。

以下のようなタイプの人は、この仕事で苦労する可能性があります。

  • 体力に自信がない人
  • 一人で黙々と仕事をしたい人
  • 汚れや臭いが気になる人

こうした傾向がある場合は、事前に仕事内容や現場環境を理解し、自分に合った働き方を考えることが重要です。

体力に自信がない人

ほとんどの自治体で体力試験が実施されているほど、ゴミ収集の仕事は体力が求められる職業です。

ゴミ収集員は、数百箇所に及ぶゴミ置き場へ決められたルート通りに出向き、ゴミを収集車に積み込みます。
ゴミがパンパンに詰め込まれた袋を何度も投げ入れる作業が発生するため、肉体的負担が大きいです。

また、ゴミ置き場同士の距離が近い場合、収集員は複数の箇所に置かれているゴミを同時に回収していきます。
徐行運転する収集車に合わせて走りながらゴミを回収し続けられる持久力も必要です。

これらの作業を炎天下や雨の日など天候に関わらず行わなければならないため、心身ともに疲労が溜まりやすいです。

一人で黙々と仕事をしたい人

ゴミ収集作業は基本的に2~3人程度のチームを組んで行っており、他の作業員との連携やコミュニケーションが欠かせません。

協調性が乏しい人や一人で黙々と仕事をしたいと考える人は、ゴミ収集員になったあと苦労する可能性が高いです。

汚れや臭いが気になる人

ゴミ収集員は日常的にさまざまな種類の廃棄物を扱うため、衣類や体が汚れたり、悪臭を感じたりすることが避けられません。

特に夏場は、より強い悪臭が漂う環境下で作業しなければなりません。
また、一緒に働く作業員含め、汗をかいたりもするため、潔癖症の人や臭いに敏感な人には耐えられない仕事と言えます。

中卒で公務員のゴミ収集員になるメリット

中卒で公務員のゴミ収集員を目指すことには、多くのメリットがあります。
学歴に関係なく安定した職に就けるだけでなく、地域社会に貢献できるやりがいのある仕事です。

さらに、公務員としての待遇や将来の安心感も大きな魅力と言えるでしょう。

公務員のゴミ収集員主なメリットは、以下の3つです。

  • 社会的信用度が高い
  • 職が安定しやすい
  • 退勤時間が早い

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

社会的信用度が高い

公務員は試験を経て就ける職業のため、社会的信用度が高い職業の代表例と言えます。

また、ゴミ収集員の場合、早朝から決められたルートを回り、社会全体の衛生環境を維持する役割があるため、社会的に必要不可欠な職業として認識されています。

職が安定しやすい

ゴミ収集員は、学歴に左右されず公務員として働ける職種の一つです。

快適な暮らしを送るために欠かせない業務であり、今後も需要がなくなる可能性が低いのも特徴です。

公務員は雇い先が倒産して無職になるといったリスクもないので、重大な違反を犯さないかぎり、安定した職業として長期的に働けるでしょう。

退勤時間が早い

ゴミ収集員の仕事は出勤時間が早い分、退勤時間も早いというメリットもあります。
勤務時間は自治体によって異なりますが、「午前8時〜午後4時」が一般的です。

なお、ゴミを収集する手順やゴミ置き場の巡回ルートはほぼ決まっており、時間内に業務を完了できるスケジュールが組まれているため、残業が少ない傾向にあります。

仕事終わりに趣味の時間を満喫したり、早く家に帰って家族との時間を過ごしたり、ワークライフバランスを整えやすいのは大きな魅力です。

中卒で公務員のゴミ収集員になるデメリット

公務員のゴミ収集員は将来の安心感がある一方で、中卒で就職する場合には注意すべき点もあります。

公務員のゴミ収集員になるデメリットは、以下の3つです。

  • 出勤時間が朝早い
  • 体力を使う
  • 天候に関係なく仕事がある

これらのデメリットを理解したうえで、自分に合う働き方かどうかを見極めるようにしましょう。

出勤時間が朝早い

先述の通り、ゴミ収集の仕事は朝早くから始まることが多いです。
午前8時に出勤する場合、7時30分〜45分頃には会社に到着しておく必要があります。

そのため、早起きが苦手な人は毎日の通勤が苦痛に感じてしまう可能性が高いです。

体力を要する

ゴミ収集員は、一人で収集車に重いゴミ袋を何度も積み込んだり、家具や家電といった大型の廃棄物を複数人で運んだり、体に負担のかかる作業ばかり行っています。

作業に耐えられる体力が求められるため、年齢や身体への負担から、誰もが長期的に続けられる仕事ではない点もデメリットです。

天候に関係なく仕事がある

屋外での作業が基本のゴミ収集員は、長期に及ぶゴミの放置を避けるべく、多少の悪天候に見舞われても業務を行います。
たとえば、大雪の日にはゴミに積もった雪を払いながら収集車に積み込まなければいけません。

そのため、悪天候の中でもいつも通りに屋外で作業を行う必要がある点も、ゴミ収集員になるデメリットと言えます。

中卒で公務員のゴミ収集員になるためのおさらい

中卒から公務員のゴミ収集員になれますが、採用試験に合格する必要があります。

採用試験の主な試験内容は自治体によって異なりますが、以下の3つが一般的です。

  • 筆記試験
  • 体力試験
  • 面接試験

公務員のゴミ収集員は、学歴よりも人物面や体力が重視される傾向にあり、中卒者でも十分に目指せる仕事です。

仕事内容は体力を要しますが、社会的信用の高い公務員として安定した収入と待遇を得られます。

民間委託の増加や高齢化などの課題もある一方で、地域の生活を支えるやりがいの大きい仕事です。

まずは過去問を利用した筆記試験対策や、日頃から体力づくりに取り組み、公務員のゴミ収集員を目指す準備を始めましょう。

中卒で清掃員になるには?転職成功のポイントと求められる能力

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