【例文付き】「洗い出す」ビジネスでの意味とは?言い換え例と英語表現も解説

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【例文付き】「洗い出す」ビジネスでの意味とは?言い換え例と英語表現も解説

「洗い出し」(洗い出す)という言葉はビジネスシーンでよく使われます。

会議や資料作成、報告メールなどで使用されるケースが多いものの、具体的な意味や適切な使い方はあまり自信がないという方もいるかもしれません。

また、上司や取引先に対して使っても問題ないのか、不安に思う人もいるかもしれません。

本記事では、「洗い出し」の正しい意味や語源、ビジネスでの使用例、適切な言い換え表現、さらに英語での表現方法まで詳しく解説します。

言葉のニュアンスを正しく理解し、適切に活用することで、より明確で伝わりやすいコミュニケーションを目指しましょう。

「洗い出し」は上司や目上の人に使用して良い

結論から言えば、「洗い出し」という表現はビジネスシーンにおいて、上司や取引先といった目上の人に対しても問題なく使用できます。

ビジネスシーンでの「洗い出し」とは?
明らかになっていない問題点や要素を明確にするために、関連する事柄を全て精査するという工程を指します。
会議や資料作成、報告会といった場面やビジネスメールなどで使われることが多いです。
また、「現状の課題を洗い出します」「リスク要因を洗い出して対応策を検討します」といった動詞でも使用されます。

敬語表現ではありませんが、業務上の課題や必要な項目を整理する際に適切な表現として認識されています。前後の表現で敬語を使い、丁寧で明確な文脈を心がければ、上司やクライアントに対しても違和感を持たれずに伝わるでしょう。

ただし、「洗い出し」はややカジュアルな印象を持つ表現でもあるため、フォーマルなビジネス文書では「抽出する」「整理する」「把握する」といった類語を用いるのが一般的です。

「洗い出し」の意味

コトバンクによると、「洗い出し」という言葉は下記のように定義されています。

調べて、表面に現れていない事柄を明らかにすること。

出典: コトバンク(デジタル大辞泉)「洗い出し」(参照 2025-03-01)

たとえば、水で不要なものを洗い流してその下にあるタイルの表面の模様を浮かばせるように、一度情報や要素をすべて出して不要なものを取り除いて、見えていなかった問題点や課題点を明確に特定するという比喩表現です。

ビジネスにおいては、書類の内容を精査する際や集計したデータの分析を行う際などに用いられます。

隠れた要素を明確にする際に適した言葉なので、すでに明白である問題点や課題点を挙げる際には不適切です。

また、「洗い出す」には単に問題点や課題点を探し出すだけでなく、事柄を整理しながら理解を深めるといったニュアンスも含まれます。

「洗い出し」の使用例

ここでは、ビジネスシーンにおける「洗い出し」の具体的な使用例を紹介します。

ビジネスシーンでは、「洗い出し」という表現は以下の2つのケースで使われます。

  • 問題点を特定する場合
  • 課題を整理する場合

「洗い出し」は、業務の効率化や問題解決において欠かせないプロセスです。

問題点や課題を見つけるために徹底的に調べるという意思を伝える言葉で、この表現を適切な場面で使えば、先方にも現在の状況や今後とるべき対応の方針などを把握してもらいやすくなります。

ちなみに、ビジネスシーンにおける「問題」は目標達成に向けて解決するべき事柄、「課題」は問題解決に向けて起こすべき具体的なタスクやアクションを指します。

例文をチェックしながら、実践で活用できるようにしていきましょう。

問題点を特定する場合の「洗い出し」使用例

「問題点を洗い出す」と言う表現は、業務上で発生している障害やリスクの原因を分析・特定し、対策を立てたい際に使用されます。

言い換えれば、現状を分析して具体的な問題点や原因を指定するといった意味合いになります。

以下に、ビジネスチャットやメールでの使用例を紹介します。

【使用例1】

  • 部下

    現在、売上データを確認し直して、売上低迷の要因を洗い出している最中です。明日に詳細をご報告いたします。

  • 上司

    わかりました。ありがとうございます。

【使用例2】

  • 同僚A

    クレームが増えているようですが、原因は特定できていますか?

  • 同僚B

    現在、クレームの内容を洗い出して原因を確認中です。詳細がわかり次第、ご報告します。

具体的にどうやって問題点を洗い出すのかといった内容を添えると、相手に意図が伝わりやすくなります。

課題を整理する場合の「洗い出し」使用例

「課題を洗い出す」とは、組織や事業の成長・問題の改善に向けて、今後取り組むべき具体的な対策や方針を立案する際に使用されます。

問題点を特定した後に、解決に向けた具体的なタスクを設定したい場合に使われるイメージと考えるとわかりやすいでしょう。

ビジネスチャットやメールでのやり取りを想定した使用例を見てみましょう。

【使用例1】

  • 上司

    新規プロジェクトの進行に不安があると思いますが、具体的にどの部分を見直すべきか整理できていますか。

  • 部下

    課題を洗い出すために、進行上のフローを見直しているところです。課題の優先度をつけて、対応策とあわせて明日にご報告します。

【使用例2】

  • 同僚A

    業務効率を上げるために、改善点を整理したいですね。

  • 同僚B

    各チームの意見をヒアリングし、課題を洗い出して共有します。週末までにリスト化しますね。

課題を洗い出してどうするのかといった点まで伝えられると、相手の疑問点も解消しやすくなります。

【注意点】曖昧な使い方をしない

ビジネスシーンで「洗い出し」を使用する際は、洗い出すべき対象とその方法を明確にすることが重要です。

ただ「問題や課題を洗い出す」と伝えるだけでは、どの問題をどのように見つけるのかが明確にならず、自分と相手で認識にずれが生じる可能性があります。

「営業部門の売上低迷の原因を、過去1年間の売上データを分析して洗い出す」といったように、具体的な目的や方法を示して、こちらの考えや発言の意図を相手に伝えられるようにしましょう。

課題を洗い出す場合も同様です。「競合分析と顧客アンケートを基に、マーケティング戦略の改善点を洗い出す」など、具体性を持たせることでその先の対応が明確になります。

特にビジネスメールや報告書といった文字だけのコミュニケーションは、基準や方法を補足すると、より正確に内容が伝わります。

このように曖昧な指示を避け、具体的な情報を示すことで業務を円滑に進行させましょう。

ビジネスメールでの「洗い出し」を言い換えた使用例文

ここでは、ビジネスメールで使える「洗い出し」の言い換え例を紹介します。

「洗い出し」の主な言い換え表現は以下です。

  • 抽出する(必要な情報を選び出す場合)
  • 分析する(データや情報を精査する場合)
  • 整理する(情報を体系的にまとめる場合)
  • 把握する(状況を明確に理解する場合)
  • 特定する(問題の要因を指定する場合)
  • リストアップする(情報を整理して列挙する場合)

文章だけでのやりとりとなるビジネスメールやチャットでは、「洗い出す」よりもさらに具体的な表現を使うと、こちらの意図が伝わりやすくなる場合もあります。

たとえば、「リスクを洗い出します」は「データからリスクを分析し、影響範囲を明確にします」といった言い換え表現を使うと、これから行う行動の内容が具体的になります。

状況に応じて適切な表現を選びましょう。

【例文1】抽出する

データ分析をして問題点や課題点を探る際は「必要な情報を抽出する」と表現すると、より明確な印象になります。

また、「洗い出し」は「広範囲に及ぶ調査」を表すニュアンスがあるのに対し、抽出は「より特定の項目を選び出すこと」を強調したニュアンスが出ます。

実際に「洗い出し」を「抽出する」に置き換えたビジネスメールの例文を見てみましょう。

参考
〇〇部長

お疲れ様です。営業戦略部の△△です。

戦略立案プロジェクトに向けて、以下の条件に基づき、
過去3年間の顧客データベースから詳細なデータを抽出いたしました

・主要クライアント
・直近1年間の成約率が高い顧客層
・商談プロセスごとの成約傾向

添付の分析レポートに抽出データの詳細と今後の営業戦略立案に向けた提言を記載しております。
お忙しいところ恐縮ですが、お手すきの際にご意見をいただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

【例文2】分析する

「洗い出し」は、情報やデータの内容をしっかり確認して対象の傾向を割り出したい場合は、「分析する」と言い換えることができます。

ビジネスでは、特に市場動向や業務データから傾向を導き出す際に活用されます。

「洗い出し」を「分析する」に置き換えたビジネスメールの例文を見てみましょう。

参考
〇〇部長

お疲れ様です。マーケティング部の△△です。

先日改めて過去3年間のデータを基に市場動向を調査・分析いたしました
今回は以下の点を重点的に分析しています。

・業界成長率と当社のシェア推移
・競合他社の販売戦略
・顧客ニーズの変化

添付のレポートに結果や所感を記載しています。
本情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

【例文3】整理する

情報を精査して分かりやすい状態にまとめる際は「整理する」と言い換えることができます。

ビジネスでは、膨大なデータや業務の課題を体系的にまとめたい場面で用いられます。

ここでは、「洗い出し」を「整理する」に置き換えたビジネスメールの例文を見てみましょう。

参考
〇〇部長

お疲れ様です。業務企画部の△△です。

現在進行中の業務改善プロジェクトに関して、
各部署から寄せられた課題を整理いたしました

下記を添付資料にまとめたので、ご確認いただけますでしょうか。

・業務フローの非効率性に関する課題
・コミュニケーションの改善点
・システム活用に関する提案

ご意見や追加のご指摘がございましたら、
お手数ですがお知らせいただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

【例文4】把握する

状況を整理して問題を正確に理解することを目的とする際には、「洗い出し」を「把握する」と言い換えられます。

「洗い出し」は、情報を確認して「潜在的な問題の明確化」のみに留める際にも使用されますが、「把握する」の場合は、その内容を理解することまでを含めるニュアンスになります。

ビジネスでは、案件の進捗や課題の状況を正確に理解して適切な対応を行うように求められる場面で、使用するケースが多いです。

「洗い出し」を「把握する」に置き換えたビジネスメールの例文を見てみましょう。

参考
〇〇課長

お疲れ様です。業務改善部の△△です。

現在進行中の業務改善プロジェクトについて、
各部署の意見をもとに課題を把握いたしました

主なポイントは以下のとおりです。

・業務フローの非効率な部分の把握
・コミュニケーション面での問題点の整理
・システム改善に向けた要望の収集

把握した課題と今後の対応方針につきましては、
明日の会議で詳しい資料とともにご報告する予定です。

恐れ入りますが、追加のご意見やご指摘がございましたら、
明日お知らせいただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

【例文5】特定する

問題やリスクの原因を明確に認識し、特にそれと指定したい際は、「特定する」と言い換えることができます。

「洗い出し」が「広範囲にわたる情報からの調査」を強調するニュアンスがあるのに対し、「特定する」は「特定の問題点や課題点を明確に断定すること」を強調する言葉です。

ビジネスでは、発生した問題の根本的な原因を探り、適切な対策を講じる必要がある場面によく用いられます。

「洗い出し」を「特定する」に置き換えたビジネスメールの例文を見てみましょう。

参考
〇〇部長

お疲れ様です。システム管理部の△△です。

本日発生したシステム障害について、影響範囲と原因を特定いたしました
以下の要因が複合的に影響を及ぼしている可能性が高いと考えられます。

・サーバー負荷の増加による処理遅延
・ネットワーク設定の不具合
・外部システムとの連携エラー

添付資料に、特定した問題の詳細と改善策を記載しておりますので、
ご確認いただけると幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

【例文6】リストアップする

特定の事柄に関する情報やデータを調査し、条件にあてはまるものをすべて選んでリスト形式で列挙する際は、「洗い出し」を「リストアップする」と言い換えることができます。

問題点や課題、要件が複数あることを想定する場合に、候補となる事柄をすべて並べてから今後の対策を具体的に検討したいケースで使用されます。

「リストアップ」は一つの事柄のみを選び出したい際には使うことができないので、注意しましょう。

「洗い出し」を「リストアップする」に置き換えたビジネスメールの例文を見てみましょう。

参考
○○株式会社△△様

お世話になっております。
○○株式会社の□□でございます。

新規プロジェクトの初回打ち合わせ時に、
確認させていただきたい事項についてリストアップいたしました

・プロジェクトの目的
・最終目標
・必要とされるリソースや予算
・作業開始時期や成果物の提出期限などのスケジュール
・成果物のご納品方法
・担当者様のお名前及びご連絡先

当日はこれらの情報を詳しくお伺いしながら、
プロジェクトの進行方法をすり合わせできますと、幸いでございます。

引き続き何卒よろしくお願いいたします。

「洗い出し」の英語表現をご紹介

「洗い出し」は、ビジネスシーンでよく使われる表現ですが、英語に言い換えて伝えるためには、文脈に応じた表現を選ぶ必要があります。

たとえば、「問題点の洗い出し」は、「identify a problem」(問題を特定する)、「spot the issues」(問題を見つける)、「pinpoint a problem」(問題を正確に特定する)といった表現が可能です。

また、「課題の洗い出し」を表す英語表現としては、「list the challenges」(課題をリストアップする)、「highlight the problems」(課題を浮き彫りにして指摘する)、「extract the challenges」(特定の課題をピンポイントで抽出する) などが適しています。

特に「identify」は、単に洗い出すだけでなく、「事柄を特定し明確にする・指定する」といったニュアンスも含まれます。この表現は、物事や人、事象など、幅広い対象に使えるため、ぜひ覚えておきましょう。

以下に、ビジネスシーンで使える英語例文を紹介します。

  • We need to pinpoint the exact problems that are impacting on our productivity.  (生産性に影響を与えている具体的な問題を正確に洗い出す必要があります。)
  • In order to streamline our processes, we need to identify the inefficiency within the workflow. (業務プロセスを効率化するために、ワークフロー内の非効率的な部分を洗い出す必要があります。)

状況に応じて適切な表現を選び、正確なニュアンスを伝えられるようにしましょう。

「洗い出し」は隠れている問題・課題といった要素を明確にする表現

おさらい

  • 「洗い出し」は隠れている問題・課題を明確にする際に有効な表現
  • 目的や文脈に応じて「抽出する」「分析する」「整理する」などに言い換え可能
  • 誤解を招かないよう、具体的な対象や方法を明示することが重要

「洗い出し」とは、情報やデータを調査・整理して、表面化していない問題点や課題を見つけ出すことを指します。

ビジネスにおいては、業務改善やリスク管理、戦略立案をするために、重要なプロセスです。

ただし、「洗い出し」はあくまで問題や要素を明確にする段階であり、その後の分析や具体的な対応策の策定が必要です。

相手に連絡をする際は、洗い出し内容が曖昧にならないように、具体的な手段や対象を添えたり、より適切な言い換え表現を用いたりして、明確で伝わりやすい表現を心がけましょう。

「お役に立てれば幸いです」の言い換えとビジネス・英語・メールでの使い方

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