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コミュニケーションが苦手だから人と話さない仕事がしたい
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コミュ障でも活躍できる仕事を始めたい
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人と話さなくていい仕事があるなら転職したい
コミュニケーションに苦手意識がある方の中には、このような悩みをお持ちの方もいるでしょう。
仕事において、人とのある程度のコミュニケーションは避けては通れない道です。
しかし、コミュニケーションが苦手な方でも強みを活かして働ける仕事は、実はたくさん存在しています。
本記事では、コミュニケーションが苦手な方に向いている仕事をご紹介します。併せて仕事選びのコツについても解説しますので、仕事のコミュニケーションがつらいという場合はぜひ参考にしてみてください!
人と話すのが苦手な人は2種類に分けられる
コミュニケーションが苦手な方は俗に「コミュ障」と呼ばれることもありますが、実は「アッパー系コミュ障」と「ダウナー系コミュ障」の2種類のタイプに分けられます。
それぞれどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
アッパー系コミュ障とは
アッパー系コミュ障とは、自分の話や意見ばかりを一方的に話し、人の話や意見を聞けないタイプを指します。
人の指摘や意見を聞かずに行動してしまう傾向があるため、時には周囲を不快にさせてしまう事例もあります。悪気がなくても相手が好きなものをけなしてしまったり、相手が認めるまで自分の主張を繰り返してしまったりするパターンも多く、いわゆる「空気が読めない」言動をしてしまう傾向があるのです。
アッパー系コミュ障になってしまう要因は、コミュニケーションが苦手なことを隠したいという気持ちが無意識に働いてしまうからと言われています。自分の主張を必要以上に押し通そうとしてしまうのは、相手に面白くない・つまらないと思われたくないという心理が強く働いてしまうようです。
また、アッパー系コミュ障の場合は、そもそも自分がコミュ障であるという自覚がない方が多いのも特徴です。
ダウナー系コミュ障とは
ダウナー系コミュ障とは、人見知りでおとなしく、自己主張が苦手なタイプの人を指します。一般的にイメージされる「コミュ障」は、主にダウナー系コミュ障が当てはまります。
アッパー系コミュ障と比較すると、人に迷惑をかけるほどの状況になることは少ないですが、消極的すぎるがゆえに必要最低限のコミュニケーションが取りにくい傾向にあります。
ダウナー系コミュ障になってしまう要因は、「人に不快感を与えてはいけない」「自分といてもきっとつまらない」など、自分に自信がない気持ちが強く働いていることが多いようです。会話のキャッチボールを上手にできる自信がないので、できれば話しかけられたくないと消極的になってしまうパターンもよく見られます。
ちなみに、ダウナー系コミュ障は自分がコミュ障であるという自覚がある人が多いのも、特徴の一つです。
人と話すのが苦手な人やコミュ障向けの仕事の選び方は5つ
先述したように、自分がコミュ障という自覚があるのはダウナー系コミュ障の方が多いです。そのため、本記事を今ご覧になっている方は、ダウナー系コミュ障の特徴に当てはまる方が大半ではないでしょうか。
ここからは、ダウナー系コミュ障の方に向けて、「コミュニケーションが苦手な場合、どのように仕事を選べば良いのか」についてポイントを解説します。
「話すのが苦手でも問題ない仕事を探している」「人と関わらない仕事選びはどうやって選べば良いのか」とお悩みであれば、ぜひチェックしてくださいね。
自分のペースでできる仕事を選ぶ
自分のペースで進められる仕事であれば、人と関わるストレスもかなり軽減できます。
仕事におけるコミュニケーションは、業務の進め方の相談をする際に多く発生します。そのため、自分の裁量・ペースで進められる仕事であれば、コミュニケーションをとる回数や方法もコントロールできるので、最低限のコミュニケーションで済むように調整ができるのです。
組織の人間関係やしがらみ自体が苦手なのであれば、個人事業主・フリーランスとして起業するという選択肢もあります。
マニュアル化されている仕事を選ぶ
マニュアル化されている仕事とは、ルーティンワークが多い仕事や顧客対応のマニュアルが細かく用意されている仕事のことを指します。
マニュアル化されていれば臨機応変な対応をあまり必要としないため、コミュニケーションが少なくても仕事を進められます。
マニュアルがしっかりしていれば、どのようにコミュニケーションを取るべきか考える必要が少なくなります。そのため、コミュニケーションによる失敗やストレスも回避しやすくなるでしょう。
業務内容に電話の応答・取次がない仕事を選ぶ
コミュニケーションが苦手な方にとって、電話はハードルが高いコミュニケーション方法です。
電話越しだと相手の表情が読み取れないため、言葉の意図がくみ取りにくかったり、電波状況によって言葉が聞き取りにくかったりするときがあります。さらに、言葉遣いに自信がなかったり、会社名や相手の名前、用件が聞き取れなかったりすると、余計にパニックを起こしてしまいます。
電話を使った業務を可能な限り避けたいのであれば、同じ職場にいるメンバーのみでやりとりが完結する仕事や、自分一人だけでできる仕事を選ぶと良いでしょう。
取引先・顧客との接点が少ない仕事を選ぶ
初対面の人や深く知らない人と関わることにプレッシャーやストレスを感じる方は、取引先や顧客との接点が少ない仕事を選ぶと良いです。
普段から接していて親しみのある間柄の相手であれば、コミュニケーションのハードルは低いのではないでしょうか。しかし、相手のことを深く知る機会がない相手には、失礼がないように慎重に接する必要が出てくるので、コミュニケーションのハードルは一気に高くなります。
慣れた相手であればそれほど緊張しないという方は、社内の決まったメンバーとのやりとりだけで業務が完結する仕事を選ぶのがポイントです。
在宅・テレワークでできる仕事を選ぶ
在宅・テレワークでできる仕事であれば、対面によるコミュニケーションのストレスを軽減できます。
オンラインでのコミュニケーションが発生する場合はありますが、出社時のコミュニケーション量と比べればはるかに少ない時間で済みます。
現職が出社の必要性がない仕事であれば、在宅の希望を出してみるという選択肢を検討してみてください。また、現職が在宅でできない仕事であれば、在宅勤務が可能な業界・職種への転職を考えてみるのも手です。
コミュニケーションが苦手な人が仕事で活かせる強みをご紹介!
「コミュニケーションが苦手」と聞くと、仕事において不利に働くように思えますが、逆に強みもあります。
ここではコミュニケーションが苦手な方が仕事で活かせる強みについて解説します。
コミュニケーションに苦手意識がある方は、自分の強みを理解して仕事探しの際に役立ててみてください。
自分を深く省みることができる
「省みる(かえりみる)」とは、自分の考え方や行動を振り返って自分と向き合うことを指します。
コミュニケーションによる失敗を防ぎたいという気持ちから自分を深く省みる方は、日々自分の言動を改善しようとする気持ちが強く働いているとも言えるのです。
仕事は業務効率化や目標を達成するために、日々トライアンドエラーを繰り返すことが大切なので、自分を省みられるという強みは仕事で活かせるでしょう。
人の感情を読み取る力に優れている
ダウナー系コミュ障の方は、コミュニケーションが苦手がゆえに、相手の感情を読み取って苦手意識をカバーしようとする傾向にあります。
相手の顔色や声音、文章の雰囲気から気持ちをうかがおうとする癖が日常的に身についているため、人の感情を読み取る力に優れているのです。
人の感情を読み取る力は、仕事において人間関係を良好に保ち、円滑に業務を遂行していくうえで活かせるスキルと言えるでしょう。
周囲の空気を察する力がある
ダウナー系コミュ障の方は、人の感情を読み取る力に類似して、周囲の空気を察しようとするスキルも備わっている方が多いです。周囲の空気を敏感に察知して意見を尊重すれば、その場にふさわしい言動を心掛けられるからです。
相手や周囲がこうしてほしいと望むことを察して望んだものを提供できるスキルは、仕事において評価されやすい要素なので、大きな強みになります。
ここまでコミュニケーションが苦手とする人の特徴や特徴を踏まえた仕事の選び方をご紹介してきました。ここからは「人と話さない仕事」について詳しくみていきたいと思います。
人と話さない仕事は増えてきている
これまで働くというと会社に通勤する働き方が一般的でした。そのため顔を合わせて、直接コミュニケーションを取る機会も多く、仕事を円滑に進めるうえでコミュニケーション能力は欠かせない要素として考えられてきました。
しかし、最近では人と話したり関わらなくても行える仕事が増えてきていることをご存知でしょうか?
理由は大きく分けて2つあります。
- ネットが繋がればできる仕事が増えたため
- 働き方改革により働き方の幅が広がったため
ネットが繋がればできる仕事が増えた
インターネットの流通が一般的となり、ネットを介した様々なビジネスが増えてきたため、パソコンとネット回線がつながっていれば収入を得ることもできるようになりました。
代表例としてYouTuberやアフェリエイト、クラウドソーシングなどが挙げられ、パソコンやなかにはスマホ1台あれば稼げる仕事も増えてきています。
今もなおIT技術が発展しているため、人と話さない仕事や人と関わらない仕事はこれからも増えていくと言われています。
働き方改革により働き方の幅が広がった
2019年に施行された「働き方改革」により働き方に多様性が生まれ、今では在宅ワークやテレワーク(リモートワーク)も普及しています。
出典: 総務省『働き方改革~ 一億総活躍社会の実現に向けて ~』(参照 2023-09-26)「働き方改革」は、働く方々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革です。
ちょうど施行された翌年に新型コロナウイルス感染症の1回目の緊急事態宣言が発令されたこともあり、急激に普及したのは記憶に新しいかと思います。
東京都が公開している『テレワーク実施率の推移』によると1回目の緊急事態宣言が発令された4月を境に爆発的に伸びています。
直近は感染者数が落ち着いてきていること、マスク着用ルールの緩和により、徐々にテレワーク率も下がってきていますが、それでもまだテレワーク率が伸びる前の2倍ほどあり高めです。
テレワークを行う企業が増えたことで、ミーティング用やコミュニケーション用のツールもかなり浸透しました。元々パソコンさえ持ち帰られれば家でも仕事が行えるような職業に関しても、テレワークを導入している企業であれば、最低限のコミュニケーションで済みます。
人と話さない仕事は大きく分けて3種類ある
ここからは、これまでお伝えしてきた仕事選びのポイントや強みを活かせる「人と話さない仕事」をご紹介していきます。
人と話さない仕事といっても、種類は様々あります。
今回は、どのような形でコミュニケーションを取らずに勤務可能な仕事なのか、以下の3つに分けて紹介したいと思います。
- 社内のコミュニケーションが最低限の仕事
- 社外のコミュニケーションが不要な仕事
- 直接のコミュニケーションを避けられる在宅ワーク
コミュニケーションが苦手でも自分らしく働ける仕事選びがしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
社内のコミュニケーションが最低限の仕事
まずは社内でのコミュニケーションが必要最低限の仕事をご紹介したいと思います。
ここでご紹介していく社内のコミュニケーションが最低限の仕事とは以下いずれかが当てはまります。
- 社内の人とのコミュニケーションが簡易的な会話程度で済む仕事
- コミュニケーションを取る相手がかなり限られている仕事
- 社外の相手とのコミュニケーションは発生するものの社内では不要の仕事
人と話さない仕事①経理
経理の主な業務内容は会社の会計に関わり、お金の流れを記録・管理することです。
会社の入出金や資金管理、従業員への交通費や給料の支払いなど業務は多岐にわたります。
社内外から送付された情報で確認事項などあればコミュニケーションを取る必要も出てきますが、基本的に黙々と1人で作業するようなデスクワークがメインとなります。
なお、経理は「日商簿記」「ビジネス会計検定」「給与計算検定」などの資格が必要となります。
人と話さない仕事②校正
校正は文章に誤りがないかチェックする仕事になります。
主な業務内容として、文章の誤字・脱字、表記ゆれといった基本的なものから、文章内の数値や図表、画像がディレクション通りの内容になっているかなど細部にわたって確認を行います。
編集長とコミュニケーションを取らなくてはいけない場面も少なからずありますが、基本的には黙々と人と関わることなく話すことなくチェックしていくことになります。
似た仕事で校閲という仕事もあります。
こちらは校正よりさらに確認する幅が広がる分、コミュニケーションを必要とする場面も増える可能性があるため割愛しています。
ただし、企業によっては校正・校閲を分けてない場合もあります。
人と話さない仕事③配達員・ドライバー
配達員・ドライバーの主な業務内容は、商品を個人宅やお店に配達することです。
会社を出てしまえば一人での作業になるため、人との関わりを避けられるでしょう。近年では個人事業主として配達員・ドライバーになる方も増えているので、会社に所属しないで働ける場合もあります。
車両の重量により該当する運転免許(普通一種・準中型・中型一種・大型一種など)の取得が必要な仕事ではありますが、運転が得意な方は配達員・ドライバーとして即戦力で活躍できるチャンスです。
人と話さない仕事④フードデリバリー
フードデリバリーはスクーターや自転車を利用し、飲食店の食事を依頼者の指定する住所まで届ける仕事です。
代表的なものとしてピザのデリバリーが挙げられ、最近ではUberEatsや出前館など飲食店と提携した配送代行サービスも出てきています。
なかでもコミュニケーションが最低限なのは配送代行サービスになります。飲食店と利用者の間に立つような役割のため、飲食店で注文の品を受け取る時に最低限のやり取りが想定されますが、利用者に受け渡す時は基本的に置き配のパターンが多いため、基本的には発生しません。
人と話さない仕事⑤工場作業
工場作業員の主な業務内容は、ピッキング(倉庫内から伝票に書かれている商品や部品を集める仕事)や検品、ライン作業、物流作業などです。
決められた作業を淡々とこなすことを求められるので、人とのコミュニケーションが少なくて済むのが特徴です。業務に慣れるまでは上司や先輩に仕事を教えてもらうためにコミュニケーションが発生しますが、仕事を覚えた後は一人で作業を行えるでしょう。
また、自分の作業を省みて無駄な作業を減らし業務を効率化できれば、よりスムーズに仕事に取り組めるようになり、評価が上がるチャンスをつかめます。
人と話さない仕事⑥ビルメンテナンス
ビルメンテナンスの主な業務内容は、電機や空調などの設備の管理となり、機器の点検や交換、電気の配線、設備の清掃やそれらの異常時の対応と幅広くあります。
日常で目にするものだと高層ビルの窓ふきや、ビルの清掃もビルメンテナンスの仕事のひとつとなります。こちらも業務に慣れるまでは上司や先輩に仕事内容を教えてもらうためにコミュニケーションも必要なりますが、仕事を覚えた後は一人で作業を行えるでしょう。
なお、資格不要で始められる仕事ではありますが、資格を取ることでキャリアアップや仕事の幅も広がります。
社外のコミュニケーションが不要な仕事
次に社外の相手とのコミュニケーションが不要な仕事をご紹介していきたいと思います。
社外とは取引先や顧客を示します。
所属する会社内のコミュニケーションはそれほど抵抗はないものの、社外の相手とのコミュニケーションを苦手とする人におすすめな仕事をまとめています。
人と話さない仕事①事務職
意外に思われるかもしれませんが、事務職もコミュニケーションが苦手な方に向いています。事務職の主な業務内容はデータ入力や書類作成で、決まった業務を毎月・毎年行うのが特徴です。
基本的には同じ業務の繰り返しなので、仕事を覚えれば黙々と作業をこなせるでしょう。社内でも決まった人とコミュニケーションを取ることがほとんどですから、大勢の人と接する必要がないのも魅力です。
ただし、事務職と一口に言っても、企業によって業務内容の幅はかなり異なります。求人に応募する際には、業務内容をしっかり確認しておくと安心でしょう。
人と話さない仕事②警備員
警備員の主な業務内容は、監視や巡回、点検などです。
警備員は担当の場所を一人で見回るルーティンワークが多いのが特徴。担当場所に異常がなければ、警備員同士でコミュニケーションを取ることはほぼないので、人との関わりを最小限に抑えられるでしょう。
ペアになって仕事を行う場合でも、自分の業務に専念できる仕事のため、必要最低限の会話だけで済みます。
人と話さない仕事③清掃員
清掃員は、ビルや施設内の清掃が主な業務内容です。
清掃エリアを一人で担当する場合が少なくないため、コミュニケーションを必要とせず黙々と作業に取り組める仕事です。
また、チームで清掃を行う場合でも、基本的に仕事の段取りに関する会話以外は発生しにくいため、業務に集中できるでしょう。
人と話さない仕事④検針員
検針員の主な業務内容は担当地域の住宅やビルを巡回し、水道・電気・ガスなどのメーター(計量器)の検針を行うことです。
メーターの数値を読み取り使用量などの検針結果を入力し「お知らせ票」に印刷のうえ、郵便受けに入れれば完了となります。
住民へ検針の許可を得る必要はないため、 自分からコミュニケーションを取る場面はなく、黙々と作業をこなしていける仕事です。
人と話さない仕事⑤新聞配達員
新聞配達員の主な業務内容は、購読契約を行っている家庭や職場に新聞を配達することです。
配達区域はいくつかのコースに分けられ、担当のコースを回ることとなります。仕事内容は大きく分けて「荷下ろし」「朝刊配達」「夕刊配達」「折込作業」「集金」の5つになります。
- 荷下ろし…印刷所から届いた新聞をトラックから落とし販売店に運び込む作業
- 朝刊配達…4時ごろ出勤し6時までに配達を行う
- 夕刊配達…15時頃出勤し17時ごとまでに配達を行う
- 折込作業…機械を使用し翌日の朝刊用のチラシをセットする作業
- 集金…月末に担当地域を回り新聞料金を回収する作業
各自担当のコースが決められていたり単純作業が主なため、1人で黙々と作業に集中できます。また、新聞配達員の場合、住み込みOKな求人も多いため、住居費を節約したい人にもおすすめです。
人と話さない仕事⑥自動販売機の補充員・ベンダー
自動販売機の補充員の主な業務内容は、その名の通り自動販売機に商品を補充することです。
割り当てられた担当エリアをトラックで周り、商品の配送・補充を行うほか、売上の回収と自販機付近のゴミ掃除を行います。
一見、単純作業に思われますが、季節や流行に合わせて商品ラインナップや補充数を検討したり、周辺の店舗やマンションに自動販売機の設置の提案を任される場合もあります。
基本的にコミュニケーションを必要としない黙々と行える仕事ではありますが、自動販売機の設置の提案の際、人と話す必要が出てくる場合があります。
なお、仕事では3トントラックを運転することとなるため、「中型自動車第一種運転免許」は必要資格となります。
人と話さない仕事⑦ゲームテスター・デバッガー
ゲームテスター・デバッガーの主な業務内容はゲームの不具合やバグがないかチェックする仕事です。
ゲームが仕様通りに実装されているか確認することはもちろん、開発側が予期しない操作を行い問題が生じないか多角的に検証を行うゲーム品質を管理するうえで重要な役割です。
不具合やバグを発見した際に内容によってはコミュニケーションを求められる場面もありますが、基本的には黙々とゲームと向き合いチェックを行っていくこととなります。
直接のコミュニケーションを避けられる在宅ワーク
最後に、社内外関係なく口頭でのコミュニケーションを避けたい人向けに、在宅可能な仕事をご紹介していきます。
ここでご紹介する在宅ワークとは、仕事の内容上、パソコンやスマホと仕事ができる程度のネット環境が整っていれば行えるものをピックアップしています。
- メモ
- 在宅ワークで必要なネット環境は以下のようになります。
・通信速度はの上り下りともに10Mbps以上
※ビデオ通話不要な場合はもう少し軽くてもOKな場合もあります
人と話さない仕事①データ入力
データ入力の主な業務内容はPCを使用し手書きの情報を既定のフォーマットに入力・保存する作業となります。
主にExcelとWordが使用できれば行える作業のため、オフィス勤務の場合もありますが、在宅ワークOKなところも少なくありません。
また最近ではスマホで行えるデータ入力の仕事も出てきています。
在宅ワークの場合、業務委託という形で仕事毎に契約を行う場合が多いため、コミュニケーションを取ることがあっても、書面やメールでのコミュニケーションのみといったことも少なくありません。
人と話さない仕事②Webライター
Webライターはウェブ上に掲載される記事を作成する仕事となります。
SNSでシェアされやすい記事や検索されやすい記事(SEO記事)など目的に沿った執筆を行います。フリーランスの場合、一般的なレベルのライターであれば1文字1円~3円が相場となります。
記事の内容によっては黙々と執筆を行うだけで良い場合と、インタビューや取材が必要な場合もあるので、転職時はどういった記事を扱っている企業なのかチェックしておくとよいでしょう。
また、Webライターは在宅で仕事が行えますし、未経験でもクラウドソーシングを活用すれば副業やフリーランスとして始められる点も魅力です。
人と話さない仕事③Webプログラマー
Webプログラマーの主な業務内容は、コンピューターのプログラミングやバグの発見・修正などです。
コンピューターを相手にする仕事なので、実務経験やIT・プログラミングの知識があれば在宅でも仕事が可能なのもポイントと言えます。
業務によってはチームメンバーとのコミュニケーションを取る場面もありますが、メールやチャットなどの文面でのやりとりが多いです。そのため、会話でのコミュニケーションに悩まされる機会が少ないのもメリットに挙げられます。
人と話さない仕事④Webデザイナー
Webデザイナーの主な業務内容はWebサイトのデザイン制作となります。
クライアントから依頼された内容をもとに、Webサイトの構成やレイアウトを考案、デザイン制作したらコーディングする流れとなります。
ウェブデザイン知識やウェブサイトを構成する言語(HTML、CSS、JavaScript)の知識があれば在宅でも仕事が行えます。
主にチャットでのやりとりを行うこととなります。また、一般的にWebディレクターがフロントを担当することことからクライアントとのやりとりもWebディレクターを介することになります。そのため口頭でのやりとりを行う必要が出てきたとしても、Webディレクターとのコミュニケーションが主となります。
人と話さない仕事⑤ハンドメイド作家
ハンドメイド作家は、自身で作った作品をインターネット上で販売する仕事です。
依頼を受けて制作するパターンと自身で考えて制作したものを販売するパターンがあります。主に副業として人気の仕事となり、制作物によっては材料費も発生するため、本業にしたい場合は割りに合うのかも含めて検討するとよいでしょう。
インターネット上での販売になりますので、基本的にコミュニケーションが必要な場合、文面で行うことが主となります。
人と話さない仕事⑥投資家
投資家とは投資を通して収入を得る仕事です。
投資というと株式投資を思い浮かべる人も多いと思いますが、その他にFXや仮想通貨、不動産など様々あります。
投資を行う場合、人とのコミュニケーションは必要としませんが、日々の株式や為替の変動や情勢を注視し続ける地道なデータ収集と分析が重要となります。
人と話さない仕事⑦アフィリエイター
アフィリエイターの主な業務内容は、Webサイトの記事作成や更新管理です。
そもそもアフィリエイトとは、SNSやブログで紹介した商品・サービスが読者に購入されたら成果報酬が入る仕組みを指します。
アフィリエイトを目的としたWebサイトやブログの作成・運営は基本的に一人で完結する仕事なので、他人とのコミュニケーションはほぼ回避できます。
ただし、自己完結型の仕事ゆえに周囲の助けが得られないため、知識やノウハウなしに最初からアフェリエイターを本業にするのは少々難しいかもしれません。
アフィリエイトを始めるのであれば、まずは副業としてスタートしてみるのがおすすめです。
人と話さない仕事⑧YouTuber
YouTuberは動画を収録・編集し再生数に応じた広告収入を得る仕事です。
主な業務内容は大きく分けて「企画」「撮影」「編集」に分かれます。まずどのような動画をリリースするか企画を練り、確定したら撮影を行い、収録内容の編集を行い公開の流れとなります。
企画に始まり動画公開に至るまで1人で完結できるため、人とのコミュニケーションは必要としません。
人と話さない仕事⑨ライバー
ライブ配信を行い視聴者からの投げ銭を収入とする仕事です。
基本的にライブ配信アプリを介して配信を行うため、スマホひとつあれば行えます。
配信自体、協力を得ず1人で行えるため直接的なコミュニケーションは必要しませんが、ライブ中に視聴者からのコメントを見て回答したりかけあいを行うことはあります。
ここまで人と話さない仕事をご紹介してきました。ここからは人と話さない仕事の特徴を様々な角度から見ていきたいと思います。
人と話さない仕事のメリット
人と話さない仕事には、コミュニケーションを取らなくて済む以外にもメリットはあります。
具体的には以下の3つとなり、以降で詳しくご説明していきたいと思います。
- 自分のペースで仕事ができる
- 職場の人間関係で悩むことが減る
- 学歴不問の求人が多め
人と話さない仕事のメリット①自分のペースで仕事ができる
人と話さない仕事のメリットは自分のペースで仕事が行えることです。
人と話さなくて良いというのは裏を返すと人とのコミュニケーションを必要とする場面が少ないということになり、1人で完結できる場合が多いです。
作業はじめや終わりなど、最低限のコミュニケーションを必要する場合もあるものの、作業中は黙々と集中できるところがメリットといえます。
人と話さない仕事のメリット②職場の人間関係で悩むことが減る
人と話さない仕事のメリットは人間関係で悩むことが減ることです。
人と話さない仕事は人と関わる場面がかなり限られますので、人間関係のトラブルや悩みも生じにくくなります。
厚生労働省の調査によれば、職場における悩み・ストレスの3位が「職場の人間関係」となり、コミュニケーションの得意不得意に関係なく誰もが抱えやすい悩みといえます。人と話さない仕事に携われば回避できる点でも魅力的といえます。
人と話さない仕事のメリット③学歴不問の求人が多め
人と話さない仕事は最低限のコミュニケーションで済むことから、仕事内容も単純作業や肉体労働系が多い特徴があります。
そのため求人概要を見ても「学歴不問」と書かれていることが多く、最終学歴に関係なく携わりやすい傾向にあります。
人と話さない仕事のデメリット
次に人と話さない仕事のデメリットについてご紹介していきたいと思います。
具体的には以下2つとなり、いずれも人と話さなくて良いからこそその反面として出てくるものになります。
- 単純作業や肉体労働系の求人が多い
- 将来性や収入が低い傾向にある
人と話さない仕事のデメリット①単純作業や肉体労働系の求人が多い
デメリットと捉えるかは人によるかもしれませんが、人と話さない仕事のデメリットは単純作業や肉体労働系の求人が多い点となります。
メリットの「学歴不問の求人が多い」にて前述しているように、人と話さない仕事は最低限のコミュニケーションで成り立つ仕事のため、単純作業や肉体労働系の求人が多めとなります。
そのため代り映えのない仕事に魅力を感じない人や、体力に自信がない人にとっては、デメリットになりますが、得意とする人にとっては魅力的な点ともいえます。
人と話さない仕事のデメリット②将来性や収入が低い傾向にある
人と話さない仕事は将来性や収入が低い傾向にあります。
デメリットのひとつとして挙げた「単純作業や肉体労働が多い」点とも関連してきますが、コミュニケーションを必要としないということは、その分、作業の難易度が低いということにも直結しやすいです。
そのため誰でも携われる仕事が多く、その分、将来性や収入が低い仕事も多い傾向にあります。
人と話すのが苦手でも仕事は十分にできる!
ここまで、人と話したりコミュニケーションが苦手な方の仕事選びのポイントや仕事で活かせる強みなどをご紹介しました。改めて、今回ご紹介した内容をおさらいしていきましょう。
- メモ
- ・コミュニケーションが苦手な人は「アッパー系コミュ障」と「ダウナー系コミュ障」の2つのタイプに分かれる
・仕事選びの際は、基本的に一人で作業でき、コミュニケーションが少なくて済む仕事を選ぶと良い
・コミュニケーションが苦手ということは、「自分の言動を省みられる力」「人の感情を読み取る力」「周囲の空気を察する力」が強みになる
・ドライバードライバーや工場作業員、警備員、清掃員、Webプログラマー、アフィリエイター、事務員といった人と関わる機会が少ない仕事を選ぶのがおすすめ
以上のポイントを押さえておけば、コミュニケーションが苦手な方でも仕事で活躍できるチャンスをつかめるでしょう!
人と話すが苦手な人におすすめな仕事はナイト系にもあります!
人と話したりコミュニケーションが苦手な方におすすめの仕事は、ナイト系の業界にもあります。
特に、ナイト系のお店で働く女性キャストを送り届ける「ナイト系送迎ドライバー」はおすすめです。
送迎中に女性キャストと会話する必要はありません。普通免許さえあれば自家用車なし・経験なし・学歴不問で応募可能な求人が多いので、ナイト業界で働いたことがない方でも気軽にチャレンジしやすいのも特徴です。
人と話したりコミュニケーションが苦手な方でも働きやすく副業にもピッタリなので、ぜひ送迎ドライバーの求人をチェックしてみてくださいね!