中卒でも取れる資格おすすめ20選!学歴不問の稼げる国家資格・民間資格一覧

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中卒でも取れる資格おすすめ20選!学歴不問の稼げる国家資格・民間資格一覧

  • 中卒だと転職に不利だから資格を取得したい

  • 中卒だけど資格を取って大卒よりも稼げるようになりたい

学歴を応募資格に設けている求人は少なくなく、思うように転職活動を進められなかった経験がある中卒の方も多いでしょう。また、中には資格取得によって中卒のハンデを無くしたいと考えている方もいると思います。

そこで本記事では、中卒ですでに社会人として働かれている成人男性の方に向けて「中卒でも取れる資格」を解説!

学歴不問かつ稼ぎやすい資格をご紹介するので、気になる資格にきっと出合えるはずです。ご紹介する資格を取得して、一発逆転できるチャンスを掴みましょう。

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中卒が取れる資格は「国家資格・民間資格」の2種類

中卒が取れる資格は「国家資格・民間資格」の2種類

資格といってもさまざまな種類がありますが、やみくもに資格を取れば良いというわけではありません。資格について正しく理解し、自分の志望業界や目指すキャリアに合った資格を選ぶことが重要です。

そのために、まずは資格の種類を押さえておきましょう。

これからご紹介する中卒でも取れる資格は「国家資格」と「民間資格」の2種類に分けられます。

国家資格

国家資格は、国の法律に基づいて「特定の分野における知識・技術が一定レベル以上」であることが証明できる資格を指します。

国家資格を取得する最大のメリットは、国から特定の職業に従事するための知識や技術があると認定されることから、職業選択の幅が広がる点です。

国家資格は主に以下の4つの種類に分類されます。

  • 業務独占資格:有資格者のみが独占的に従事できる業務にあたれるようになる資格。司法書士、社会保険労務士、医師、宅地建物取引士など。
  • 名称独占資格:有資格者以外は名称を名乗れない資格。調理師、保育士、介護福祉士、気象予報士など。
  • 設置義務資格:特定の事業を行う時に法律で有資格者の設置が義務付けられている資格。宅地建取引士、旅行業務取扱管理者、ケアマネジャー、登録販売士など。
  • 技能検定:働くうえで必要とされる技能の習得レベルを評価する制度。

どの種類も取得する難易度が高い国家資格ばかりですが、国家資格を取得することで学歴を問わず社会的信用を得やすいのが特徴です。

民間資格

民間資格とは、民間団体や企業が独自の基準を設けて知識・技術を判定し、証明する資格のことです。

国家資格は国の法律に基づき一律の基準に設定される一方で、民間資格は運営する団体によって、審査基準・難易度が代わるので、資格によって社会的信用度が異なります。

さらに民間資格は学歴・経歴といった受験資格を設定していないことも多く、中卒者も受験しやすいのが特徴です。

取得する民間資格によっては、国家資格に比べると社会性や信用性がやや劣るかもしれませんが、専門知識の習得を証明できる点は変わりないので、キャリアの選択肢を広げたい時に役立ちます。

後ほどご紹介しますが、民間資格の中には国家資格と同じくらい認知度が高い資格も存在するため、上手く活用すれば転職活動を有利に進められます。

まとめると以下のようになります。

ポイント
国家資格
国の法律に基づいて、各分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事できることが証明される資格のこと。
特定の分野において一定の水準以上の知識・スキルを有していると国によって証明されているため、社会的に信頼性や権威性が高い。

民間資格
民間団体・企業が独自に設けた基準に基づいて、個人の能力や知識が各分野において一定の基準以上であることを証明する資格。
国家資格に比べると社会性や権威性は高くはないが、中には国家資格と同様に広く認知されている資格や就職に直結する資格もある。

中卒が資格を選ぶ際のポイント

中卒が資格を選ぶ際に押さえておきたいポイントは以下の通りです。

  • 将来的に独立しやすいものを選ぶ
  • 希望職種に活かせる資格を選ぶ
  • 学歴不問の資格を選ぶ
  • 自分のレベルに合った資格を選ぶ

希望の業界や職種において評価されている資格や活かせる資格を選べば、転職を有利に進めやすいでしょう。高収入を目指すなら、将来的に独立しやすい国家資格を取得しておくのもおすすめです。

また、資格によって難易度や受験資格は異なります。転職を有利に進めるために難易度が高い資格を選んでも、勉強が難しすぎて途中で挫折してしまっては意味がありません。そのため、自分が目指せるレベルの資格かどうかを見極めるのも重要といえるでしょう。

そして、一定の学歴が受験の条件として設けられていて、中卒ではそもそも受験できない資格も少なくありません。中卒でも受験できる点を大前提として、資格を選ぶことも大切です。

中卒が取得できるおすすめの国家資格13選

中卒が取得できるおすすめの国家資格10選

ここからは、中卒が取得できるおすすめの国家資格をご紹介します。ぜひご自身の目指したいキャリアに合ったものを見つけてみてください。

【国家資格1】中小企業診断士

中小企業診断士(ちゅうしょうきぎょうしんだんし)は、企業をあらゆる角度から診断して経営に関して適切なアドバイスができる能力を証明する国家資格です。経営課題を解決するために、複数の専門分野に関する知識が必要な資格といえるでしょう。

また、学歴や年齢による受験資格制限が設けられていないため、中卒でもチャレンジしやすいのが特徴。膨大な勉強時間が必要になりますが、資格を取得できれば将来的に独立がしやすく、高収入を目指せるのが魅力です。

資格を取るメリット

  • 日本企業のほどんとが中小企業のため、需要が高い
  • 中小企業診断士は比較的AIに代替されにくいため、将来性がある
  • 経営全般に関して体系的な知識やスキルが身につく
  • コンサルティングの分野でキャリアアップしやすい
  • 経営コンサルタントとして独立開業を目指せる
  • あらゆる業界で活躍できるチャンスがある
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 筆記・口述試験
受験料 一次試験:14,500円二次試験:17,800円
合格率 一次試験:28.9%二次試験:18.7%

 

【国家資格2】宅地建物取引士

宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)は、不動産取引の専門家であることを証明する国家資格です。不動産の売買や賃貸物件のあっせんを行う際に、取引相手に対して、その土地や建物について登記や不動産の広さ、契約の解除方法など取引物件に関する重要事項の説明ができるようになります。

不動産業界は実力社会のため、学歴に関係なく活躍できるチャンスがあるでしょう。また、資格を有していれば独占業務に従事できるので、中卒でも重宝される人材になれます。

資格を取るメリット

  • 土地や建物など不動産に関する専門的な知識が身につく
  • 独占業務に従事できるため、現場で重宝される
  • 不動産業界だけでなく金融機関や建築会社でも資格が役立つ
  • 独立開業やキャリアアップが目指せる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 筆記試験(マークシート形式)
受験料 8,200円
合格率 17.2%

 

【国家資格3】ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を有していることを証明する国家資格です。仕事をするうえで最低限必要なIT知識が身につくため、IT業界のみならず幅広い職種で活かせます。

難易度はそこまで高くないので、しっかり勉強すれば中卒でも取得しやすいのが特徴です。IT業界にチャレンジしたい方はもちろん、IT知識を身につけたいという方にもおすすめの資格です。

資格を取るメリット

  • ITに関する基礎的な知識やビジネスに関する知識が身につく
  • 「基本情報技術者」をはじめとした上位資格取得の足がかりにできる
  • IT業界だけでなくさまざまな業界・職種で役立つ知識なので、PC知識のアピールにつなげられる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 CBT方式※コンピュータを使った試験方式
受験料 7,500円
合格率 50.5%

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【国家資格4】基本情報技術者

基本情報技術者は、システムを作るうえで必要な知識やスキルを有していることを証明できるITエンジニアやプログラマー向けの資格です。

エンジニアの登竜門とも言われており、基本情報技術者の資格を取得することでIT業界でのキャリアの幅を広げられます。

また、基本情報技術者はレベル1〜4まであるIT系の国家資格の中でレベル2に位置づけられており、中卒者も含めて比較的挑戦しやすい資格です。

資格を取るメリット

  • ITに関する幅広い知識とスキルが身につく
  • IT業界への転職やキャリアアップに役立つ
  • 応用情報技術者をはじめとしたより高度な資格を目指すための基盤を築ける
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 CBT方式
受験料 7,500円
合格率 48%

 

【国家資格5】旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者(りょこうぎょうむとりあつかいかんりしゃ)は、旅行業に関して一定以上の知識を有していることを証明する国家資格です。旅行会社で旅行商品を販売するには、旅行業務取扱管理者の配置が法律で義務付けられています。

旅行業務取扱管理者には国内・総合・地域限定の3種類があり、有している資格によって販売できる旅行商品の範囲が異なるのが特徴です。

資格を取るメリット

  • 旅行業に関する知識が身につき、旅行商品を取り扱えるようになる
  • 支店長クラスへのキャリアアップが目指せる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 マークシート形式
受験料 国内:5,800円総合:6,500円地域限定:5,500円
合格率 国内:36.5%総合:22.3%地域限定:40.6%

【国家資格6】行政書士

行政書士(ぎょうせいしょし)は、国民と行政のパイプ的な役割を果たす法律家の専門家であることを示す国家資格です。官公署へ提出する書類を作成する業務や、その申請を代理で行う許認可申請の代理業務、書類作成や相続手続きに関する相談業務などに従事できます。

法律を扱うことから難しいイメージがあると思いますが、学歴に関係なく取得を目指せるのが特徴です。弁護士や司法書士と並んで地位を獲得しやすく、中卒でも社会的な信頼を得やすいでしょう。

資格を取るメリット

  • 法律の知識が身につく
  • 行政書士事務所に就職できるチャンスがある
  • 他の法律系資格取得の足がかりになる
  • 独立開業を目指せる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 筆記試験
受験料 10,400円
合格率 13.98%

 

【国家資格7】調理師免許

調理師免許は、料理の腕にくわえて食に関する幅広い知識やスキルを有していることを証明する国家資格です。名称独占資格(資格を持っている人だけが、その名称を名乗ることができる資格)のため、調理師免許を取得していれば調理師を名乗ることができます。

病院や学校などの公共施設で調理スタッフとして働く場合、調理師免許が必要になるケースは少なくありません。そのため、飲食店だけでなくあらゆる分野でニーズの高い資格といえるでしょう。

資格を取るメリット

  • 食に関する知識やスキルが身につく
  • 業種を問わず、食を扱う分野で資格が役立つ
  • キャリアアップや独立を目指せる
受験資格 中学校卒業以上かつ2年以上の調理実務経験
試験形式 筆記試験
受験料 都道府県ごとに異なる
合格率 65.4%

 

【国家資格8】保育士

保育士は、保育に関して一定以上の知識やスキルを有していることを証明する国家資格です。資格を有していると、児童への保育だけでなく、保護者への保育に関する指導を行えるようになります。

保育士は指定保育士養成施設を卒業していなくても取得を目指せますが、中卒の場合は児童福祉施設での実務経験が5年以上かつ7200時間以上の実務経験という条件を満たさなければなりません。そのため、保育士の資格取得を目指す場合は長期間かかることを念頭に置いて勉強を始めましょう。

資格を取るメリット

  • 保育に関する知識やスキルが身につく
  • 一度保育士登録簿に登録されれば、職から離れても再就職しやすい
  • 自分や周りの子育てに役立つ
受験資格 5年以上かつ7200時間以上の児童福祉法第7条に基づく児童福祉施設に従事した勤務経験
試験形式 筆記・実技試験
受験料 12,950円
合格率 29.9%

【国家資格9】貴金属装身具製作技能士

貴金属装身具製作技能士(ききんぞくそうしんぐせいさくぎのうし)は、ジュエリー製作に必要な知識やスキルを有していることを証明する国家資格です。貴金属装身具とは、金やプラチナなどの貴金属、ダイヤモンドや真珠などの宝石類を使用したネックレスや指輪などを指します。

資格は1級・2級・3級があり、原則的に受験資格を得るためには実務経験が必要です。専門的な資格のため活躍の幅は広いとはいえませんが、需要が絶えない業界なので長く働けるでしょう。

資格を取るメリット

  • ジュエリー製作に関する幅広い知識やスキルができる
  • デザイナーとして独立できるチャンスを得られる
  • 需要が絶えることがないので職人として長く活躍できる
受験資格 等級によって異なる※3級の場合、検定職種に関する実務経験を有する者
試験形式 学科・実技試験
受験料 学科試験:3,100円実技試験:18,200円
合格率 58.5%

 

【国家資格10】登録販売者

登録販売者は、薬局やドラッグストアなどで一般用医薬品の販売を行える国家資格です。登録販売者の役割は、お客さんに薬の成分や効能、副作用などを分かりやすく説明することです。

学歴不問で実務経験がなくても受験できるので、中卒の方でもチャレンジしやすいでしょう。また、ドラッグストアや薬局などは全国各地にあるため、希望の地域で就職しやすいというメリットもあります。

ちなみに、登録販売者は「厚生労働省が定める資格制度」ではあるものの、国ではなく都道府県が実施・認定を行っていることから、国家資格であると断定しにくいです。

しかし、国に認められた資格であることには変わりないため、国家資格に並ぶほど社会的信用度が高い資格と言えるでしょう。

資格を取るメリット

  • ドラッグストアや薬局で一般用医薬品を販売できる
  • 医薬品に関する知識が身につく
  • 生涯有効な資格のため、職から離れても再就職しやすい
  • 店舗管理者としてキャリアアップやスキルアップを目指せる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 筆記試験(マークシート形式)
受験料 都道府県ごとに異なる
合格率 41.5%(東京都の場合)※都道府県ごとに異なる

【国家資格11】製菓衛生師

製菓衛生師(せいかえいせいし)は、パティシエとして製菓に関する幅広い知識やスキルを有していることを証明する国家資格です。調理師と同じく名称独占資格のため、資格を取得すれば製菓衛生士を名乗ることができます。

受験には2年以上の実務経験が必要となるので、注意しなければなりません。ただし、取得できれば海外進出や食品衛生管理職へのキャリアアップなどがしやすく、メリットが多いのも特徴です。

資格を取るメリット

  • 製菓に関する知識やスキルが身につく
  • パティシエとして日本国内のみならず海外でも活躍できるチャンスがある
  • 申請するだけで「食品衛生管理者」になることができる
受験資格 (1) 都道府県知事の指定する製菓衛生師養成施設において、1年以上製菓衛生師として必要な知識、技能を修得した者
(2) 中学校卒業以上の学歴があり、2年以上菓子製造業(菓子を製造する営業で食品衛生法第55条第1項の許可を受けて営むものをいう。)に従事した者
試験形式 学科・実技試験(一定の条件を満たした方は実技試験が免除)
受験料 9,500円(東京都の場合)※都道府県ごとに異なる
合格率 67.2%(東京都の場合)※都道府県ごとに異なる

 

【国家資格12】ファイナンシャルプランニング技能士

ファイナンシャルプランニング技能士(FP技能士)とは、税金、保険、年金などお金に関する知識をもとに、適切なアドバイスや提案ができるスキルを取得した者に与えられる国家資格です。

お客様ひとりひとりのライフプランに合わせて資金計画を提案したり、金融資産の運用や不動産に関する相談などに応じたりしながら、お金のアドバイスを行います。

ファイナンシャルプランニング技能士3級は、学科・実技ともに70%以上の合格率で、実務経験や特別の資格など問われないことから、これからFPとして働きたい方でも取得しやすい国家資格です。

資格を取るメリット

  • お金に関する専門知識を身につけることができる
  • 信頼性、認知度ともに高い資格でありキャリアアップに役立つ
受験資格 なし
※2級以上になるとFP3級保持・FPの実務経験などの受験資格が必要となる
試験形式 学科(マークシート形式)・実技試験(記述式)
※級によって異なる
受験料 3級:8,000円
2級:11,700円
1級:20,000 円
合格率 【3級】学科試験:74.78%/実技試験:77.67%
【2級】学科試験:53.54%/実技試験:52.02%【1級】96.2%

 

【国家資格13】介護福祉士

介護福祉士とは、介護を必要とする人が安心して暮らせるようにサポートしたり、福祉サービスを提供したりする介護士の国家資格です。

就職先は、介護施設・老人ホーム・障がい者支援施設・訪問介護など多岐にわたります。

そんな介護福祉士の仕事内容は、家事や買い物の代行といった日常生活のサポートや、食事や入浴のケアといった身体介助などさまざまで、介護に関する専門性の高い業務を担当します。

介護士自体は資格がなくてもなることができますが、介護福祉士の資格を取得することで信頼度が増し、就職先での待遇が良くなったり重要なポジションに就ける可能性が高くなるので、介護業界に入るなら取得するのがおすすめです。

資格を取るメリット

  • 多少のブランクがあっても再就職しやすい
  • 就業先の選択肢が広がる
  • 業界全体が人手不足の傾向にあり介護士のニーズが高い
受験資格 以下の両方を満たす者
(1)【実務経験】従業期間3年以上(1,095日以上)以上かつ従事日数540日以上
(2)【実務者研修】または【介護職員基礎研修】と【喀痰吸引等研修(3号研修を除く)】を修了  
試験形式 筆記・実技試験
受験料 18,380円
合格率 84.3%

 

中卒が取得できるおすすめの民間資格7選

中卒が取得できるおすすめの民間資格3選

続いて、中卒が取得できるおすすめの民間資格をご紹介します。

【民間資格1】インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、インテリアに関する幅広い知識を有していることを証明する民間資格です。快適な住空間を作るために、商品選択のアドバイスを行ったりインテリア計画の提案を行ったりするのが主な役割といえます。

学歴や年齢を問わないので、中卒でも取得を目指しやすいです。また、インテリアコーディネーターは活躍の場が幅広く、転職先の選択肢が多いのも魅力といえるでしょう。

資格を取るメリット

  • インテリアに関する知識が身につく
  • インテリアショップや家具メーカー、ショールーム、内装施工業社などで活躍できる
  • 独立開業を目指せる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 一次試験:学科、CBT方式二次試験:論文試験、プレゼンテーション、筆記式
受験料 14,850円
合格率 24.5%

 

【民間資格2】MOS(マイクロオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロオフィススペシャリスト)は、WordやExcelなどのマイクロソフトオフィス製品の知識や操作スキルを有していることを証明する民間資格です。認知度が高い民間資格であり、転職時にパソコンスキルがあるとアピールできるのが特徴といえるでしょう。

比較的難易度が低い資格なので、パソコンスキルがゼロの方でも短時間の勉強で取得を目指しやすいのがポイント。多くの職種で活かせる資格のため、取っておいて損はありません。

資格を取るメリット

  • WordやExcel、PowerPointなどのオフィス製品の知識や操作スキルが身につく
  • 業務において効率化をはかれる
  • 事務職をはじめ、さまざまな職種で役立つ
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問) 
試験形式 実技試験(CBT方式)
受験料 10,780円Excel・Accessは12,980円
合格率 非公開

 

【民間資格3】日商簿記検定

日商簿記検定は、簿記に関する知識とスキルを有していることを証明する民間資格です。簿記は企業の経営活動を適切かつ正確に情報公開するために必要な知識なので、あらゆる業界において需要の高い資格といえるでしょう。

また、一部の企業では日商簿記検定を昇給・昇格の要件としている場合もあります。コストを意識した仕事ができるようになりますから、取得しておいて損はないでしょう。

資格を取るメリット

  • 簿記に関する幅広い知識とスキルが身につく
  • ビジネスにおけるコスト感覚が身につく
  • 一部の企業では必修試験としているケースもあり、キャリアアップを目指せる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問) 
試験形式 統一試験3級・2級はCBT形式(ネット試験)も可
受験料 3級:2,850円2級:4,720円1級:7,850円
合格率 3級:33.6%2級:11.9%1級:16.8%

 

【民間資格4】秘書検定

秘書検定は、ビジネスシーンで必要な知識とスキルを有していることを証明する民間資格です。

秘書検定を取得することで社会人としてのマナーを身につけられます。

また、秘書検定は文部科学省が後援しているのもポイントです。知名度・信用度ともに高い資格であり、転職活動においてアピール材料になります。

資格を取るメリット

  • ビジネスシーン全般で役立つ知識、スキルやマナーを身につけられる
  • 民間資格の中でも知名度、信用度が高い資格
  • 転職活動でビジネスマナーを習得できていることをアピールできる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)
試験形式 筆記試験(マークシート形式・記述式)
3級・2級はCBT方式も可
準1級・1級は面接試験もあり
受験料 3級:3,800円2級:5,200円準1級:6,500円1級:7,800円
合格率 3級:69.3%2級:57.5%準1級:41.4%1級:28.3%

 

【民間資格5】介護事務管理士

介護事務管理士とは、介護サービスを提供する施設にて事務業務や管理業務を行える知識とスキルを有していることを証明する民間資格です。

受付・会計・レセプト(介護保険請求)業務といった事務業務に加え、利用者の記録管理、介護施設の予算管理、ケアマネジャーの補助などが主な仕事内容です。

介護福祉士をはじめとした介護系の資格は、受験資格が定められているケースも珍しくありませんが、介護事務管理士の場合は実務経験や研修は不要で、誰でも受験できます。

資格を取るメリット

  • 介護事務に関する専門知識とスキルが身につく
  • 老人ホームやデイサービスセンターなど就職先の選択肢が広がる
  • 高齢化社会に伴い介護需要が高く、安定した雇用が期待できる
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問)  
試験形式 在宅試験学科・実技(マークシート形式)
受験料 5,500円
合格率 約70%

 

【民間資格6】医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)とは、医療機関にて事務業務を行える知識とスキルを有していることを証明する民間資格です。

40年以上の歴史をもつ資格で、数ある医療事務の資格のなかでも医療業界での認知度・信用度はトップクラスと言えます。

また、勤務先によっては資格手当の対象になったり、医療事務への転職活動で大きな強みになったりすることから、医療事務としてキャリアアップするうえで欠かせない資格です。

資格を取るメリット

  • 勤務先によっては資格手当がつく場合がある
  • 試験勉強を通して医療事務員として働くための知識やスキルを学べる
  • 医療事務の資格のなかでも認知度、信用度ともに高く転職活動で役立つ
受験資格 誰でも可能(学歴・年齢・性別等不問) 
試験形式 在宅試験
(2024年7月より自身のパソコン・インターネット環境を介したIBT方式に変更)
学科(択一式)・実技(記述式)
受験料 7,700円
合格率 非公表

 

【民間資格7】フードコーディネーター

フードコーディネーターとは、料理や食品に関するコーディネート・プロデュース業務を行う知識とスキルの習得が認められた者に与えられる民間資格です。

フードコーディネーターの資格は1〜3級まであります。3級の合格率は公表されていないものの、2級の合格率は85%以上と高めである点を踏まえると、試験対策をしっかりすれば取得しやすい資格と言えます。

また、フードコーディネーターの受験資格は「中学校卒業以上」と定められており、学歴や特別な経験がなくても受験可能です。

資格を取るメリット

  • 食品に関する幅広い知識と技術を身につけることができる
  • 飲食業界、食品業界でのキャリアアップを目指せる
  • 食に関する開発・演出・運営について学べる
受験資格 中学校卒業以上  
試験形式 3級:CBT形式(択一式)
2級:一次試験(CBT形式)・二次資格認定講座(オンライン講座・課題提出)
1級:一次試験(企画書審査)・二次試験(プレゼンテーション・面接)
受験料 3級・2級:12,000円/7,000円(会員)1級:一次試験12,000円/二次試験16,000円
合格率 3級:非公表2級:85.89%1級:40.00%(2022年度)

 

中卒が資格を取るための勉強方法

中卒者が資格を取得するためには、自分に合っている勉強方法を見つけることが大切です。

ここでは、中卒者が資格を取るうえでおすすめの勉強方法を3つご紹介します。

  • 通信講座で勉強する
  • 資格の専門学校や予備校に通って勉強する
  • 独学で勉強する

通信講座で勉強する

働きながら資格取得を目指したい中卒者は、「通信講座」がおすすめです。

時間や場所に縛られず学習を進められるため、会社の昼休みや通勤電車の中といったスキマ時間に勉強できるため、自分の生活リズムに合った勉強スケジュールを組めるのが魅力です。

また、通信講座は基礎から応用まで受講者のレベルに合った教材が用意されていたり、受講者からの相談対応をはじめサポート制度が充実していたりする傾向があり、初心者でも無理なく知識を身に付けられるメリットもあります。

ただし、通信講座は自由度が高い分、自己管理が上手くいかなかったり資格取得へのモチベーションが下がったりして勉強がおろそかになる可能性がある点に注意が必要です。

事前に勉強スケジュールを決めてから学習を進めていくのはもちろん、時には通信講座のサポート制度を利用してスムーズに勉強に取り組める体制を整えておくようにしましょう。

教育機関を利用する

時間やお金に余裕がある人や自己管理が苦手な人は教育機関を利用するのも手です。

教育機関には専門学校や予備校、高等専修学校などさまざまあります。

高等専修学校とは
中学卒業者を対象とした、特定の職業に関する知識やスキルを身に付けるための教育機関。

中卒社会人が行ける高等専修学校を解説!学校の選び方や一覧まで

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こういった教育機関に入学することで、業界に精通する講師から直接指導してもらえたり、質問して不明点をすぐに解消できたり、手厚いサポートを受けられます。
また、自分と一緒に資格取得を目指すクラスメイトがいるので、モチベーションを維持しやすいのも高等専修学校や予備校に通う大きな魅力です。
しかし、高等専修学校や予備校はサポート体制がしっかりしている分、通信講座を受講するよりお金や時間がかかるのがデメリットです。
なるべくお金や時間をかけずいち早く資格を取りたい方は、高等専修学校より費用がリーズナブルかつ通う期間が短い予備校を選ぶのがおすすめです。

独学で勉強する

なるべくお金をかけずに資格の取得したい場合は、独学で勉強する方法がおすすめです。

独学で勉強する場合、かかる費用は参考書・過去問題集の購入費くらいです。資格によっては、公式サイトに過去問と答えが掲載されている場合もあるため、参考書代のみで済むかもしれません。

最近は無料の動画配信サイトやスマホのアプリなどに資格試験対策の動画がアップロードされているケースもあり、お金をかけずに試験勉強ができる手段が増えつつあります。

このように、独学で勉強する方法は誰でも手軽に始められる一方で、第三者に勉強をサポートしてもらえる環境ではないのでモチベーションの維持が難しいのが難点です。

モチベーションのコントロールが苦手な方は、勉強に集中できなくなる原因を見つけて、対策を取るようにしましょう。

たとえば、自宅での勉強が進まない場合はコワーキングスペースを利用したり、集中力が切れやすい場合は勉強時間と休憩時間をより明確にしたりして、独学でも勉強を続けられる環境を整えていくことが大切です。

ちなみに、お金にやや余裕がある方は、独学である程度の知識を習得した後、通信講座を受講してさらに専門知識への理解を深める方法もありです。

中卒が資格を取るメリット

中卒が資格を取るメリット

資格は、就職・転職において学歴をカバーするのに役立ちます。では、実際に中卒が資格を取ることには具体的にどのようなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

希望の職種に就きやすくなる

資格は各分野における個人の能力や知識が一定の水準以上であることを証明するものなので、希望の職種に活用できる資格を取得すればアピールにつながります。

特に有資格者による独占業務がある業界や、有資格者の配置が義務付けられている業界の場合、資格を持っているだけで非常に大きなアピールポイントになるのです。

また、希望の職種に就くために勉強したという証明にもなります。志望度の高さをアピールできるので、熱意が企業側に伝わりやすい点も重要なメリットです。

就職後に資格手当として給与が上がる可能性も!

一部の企業では、資格手当が用意されている場合があります。

メモ
資格手当とは
業務に活用できる資格を取得している従業員に対して支給される手当のことです。企業が任意で設定するもので、支給の有無、対象となる資格、支給条件は企業ごとに異なります。

資格手当の条件に当てはまる資格をとれれば、収入アップにつながります。

手当が支給される資格の代表例として、以下のようなものが挙げられるので参考にしてみてください。

参考
・中小企業診断士
・宅地建物取引士
・基本情報技術者
・日商簿記
・TOEIC

資格手当で収入アップを目指すなら、志望する企業が資格手当を導入しているか、どの資格が対象なのかを必ず確認しておきましょう。特定の資格を取得することで収入アップのチャンスを掴めるのは、大きなメリットといえます。

中卒が資格を取るデメリット

中卒が資格を取るデメリット

上記のように魅力的なメリットが多い資格取得ですが、資格勉強を始める前に注意しなければならない点もあります。次に、中卒が資格を取るデメリットについても見ていきましょう。

中卒では取得ができない資格も多い

資格の中には学歴による受験資格が設けられており、中卒では取得できない資格も少なくありません。そのため、気になる資格を見つけたら必ず受験資格を確認するようにしましょう。

高卒以上の学歴でないと受験できない資格には、以下のようなものが挙げられます。

参考
・栄養士、管理栄養士
・教員免許状
・美容師免許
・歯科衛生士
・看護師

取得するまでに時間とお金がかかる

資格といっても、短時間の勉強で容易に取得できる難易度の低いものから、膨大な勉強時間や実務経験を積んで取得を目指さないといけない難関のものまであります。

そのため、資格によっては取得するまでに時間とお金がかかるのがデメリットといえるでしょう。

【資格取得のために必要な勉強時間の目安の例】

資格 勉強時間
MOS(マイクロオフィススペシャリスト) 40~80時間
宅地建物取引士 300時間
中小企業診断士 1000時間

独学で勉強すれば費用は抑えられますが、社会人の場合は働きながら勉強する時間を捻出し、計画的に勉強に取り組まなければいけません。そのため、取得できるまでに時間がかかってしまいがちです。

効率良く勉強するのであれば、資格専門のスクールに通うことを検討しても良いかもしれません。

資格取得=就職を約束したものではない

資格は就職や転職で有利に働きますが、就職を約束したものではありません。資格を持っているからといって必ず採用されるわけではないことを覚えておきましょう。

資格は、あくまでも転職時に使えるアピールポイントの一つ。企業は資格による知識・スキルの有無のほかに、人柄や志望度の高さ、採用後に活躍できるかなどあらゆる面を見ています。

資格取得によって少しでも採用してもらえる確率を上げるためには、志望する業界ではどのような資格が評価されるのか、その資格を取得するとどのようなメリットがあるのかを確認してから取得に向けて勉強を始めることが大切です。また、基本的な転職の進め方・書類選考や面接時でのアピールの仕方などもチェックしておくと良いでしょう。

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中卒でも取れる資格に関するよくある質問

中卒でも取れる資格に関してよく挙がる質問とその解決方法を以下にまとめました。

資格取得を目指す前に必ずチェックしておきましょう。

Q.中卒で資格を取るor実務経験を積むのではどちらが大切?

中途採用においては資格よりも実務経験があるほうが即戦力とみなされ、優遇されやすい傾向にあります。ただし、実務経験ありといっても、少なくとも1年以上の実務経験がないと転職では有利に働きません。

一方で、資格は取得したその日から転職活動でアピールできる材料となります。特に有資格者のみが従事できる独占業務を主としている業種・職種では、資格を取得していると重宝されるでしょう。

求人を出している企業や職種次第ではあるものの、今からすぐに転職活動を始めるなら、できるだけ早く、短期間で資格を取ったほうがすぐにアピールにつなげられます。

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Q.高卒認定資格を取らなければならない?

高卒認定資格の取得は、原則不要です。

高卒認定資格は、主に大学や専門学校への進学を目指したい方が取得しています。
いち早く資格を取得したい場合は、高卒認定試験の勉強に時間を割くよりも、はじめから資格取得に向けた勉強に時間を充てた方が賢明です。

ただし、医師・教員・管理栄養士など高卒以上の学歴がないと資格が取れない職業も多数存在します。
資格の取得を目指す時は、受験資格を必ず確認するようにしましょう。

Q.講習を受けるだけで取れる国家資格はある?

国家資格の中には、申請と簡単な講習を受けるだけで取得できる資格もあります。

参考
【申請するだけで取得できる国家資格】
・食品衛生責任者:講習1日 (6時間)
・刈払機取扱作業者(かりはらいきとりあつかいさぎょうしゃ):講習6時間
・防火管理者:講習1日間+効果測定
・玉掛け作業者:講習3日 ※学科12時間+実技7時間
・フォークリフト運転技能講習:普通免許ありの場合は講習4日間 ※31時間

上記以外にも、講習会に参加すれば取得できる国家資格は多く存在します。

国家資格の取得は、転職活動で有利に進められるアピールポイントの一つになるので、「手っ取り早く国家資格を取りたい」という方はぜひご検討ください。

中卒でも取れる資格は意外と多い!資格を生かしてキャリアアップを目指そう

ここまで、中卒でも取れる資格について解説してきました。今回解説した内容について、改めておさらいしていきましょう。

まとめ

  • 中卒が取れる資格は国家資格と民間資格の2種類
  • 資格を選ぶ際は、「学歴不問か」「希望職種に活かせるか」「将来的に独立しやすいか」「自分のレベルに合っているか」を確認する
  • 資格を取得すると、「希望の職種に就きやすい」「資格手当で収入アップが目指せる」などのメリットがある
  • 資格取得には時間とお金がかかり、取得したからといって必ずしも就職できるわけではないので、自分にとって必要な資格かどうかをしっかり見極めることが大切

以上のポイントを押さえて、自分に合った資格選びをしてみてください。資格を活かして自分の思い描くキャリアを築いていきましょう!

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