-
中卒から准看護師を目指すにはどうしたらいい?
-
中卒から准看護師になったあとのキャリアパスは?
今回は准看護師への転職方法を知りたい中卒者に向けて、転職を成功させるポイントを解説していきます。
今回お伝えする内容
- 准看護師になる基本条件
- 中卒から准看護師になるまでの手順
- 准看護師になったあとのキャリアパス
- 准看護師になるメリット・デメリット
准看護師になるための資格試験の対策方法についても詳しくご紹介しています。准看護師を目指すための参考に本記事をぜひご活用ください。
中卒で准看護師になることはできる
准看護師は、中卒以上であれば目指せる職業です。
そもそも看護師には「正看護師」と「准看護師」の2つの種別があり、それぞれ就くための条件が異なります。准看護師の場合、条件をクリアすれば中卒のまま准看護師になれます。
准看護師の就職先は、総合病院やクリニック、老人ホームやデイケアサービスなど幅広く、業務内容は正看護師とほぼ変わりません。
ただし、自らの判断で看護業務を行ったり、他の看護師に指示出しをしたりすることはできず、医師や正看護師の指示に沿って診療の補助や患者さんの介助を行います。
准看護師になる基本条件
准看護師になるためには、都道府県ごとで実施される准看護師試験に合格して准看護師免許を取得しなければなりません。准看護師試験は、以下の2つの条件を満たした人が受験できます。
- 中学校卒業資格の取得した者
- 看護に関する教育を2年以上かつ1,890時間以上受講した者
「2年以上かつ1,890時間以上の看護教育の受講」は、准看護師養成施設を卒業すればクリアできます。まずは、准看護師養成施設への入学・卒業を目指しましょう。
ちなみに、准看護師と正看護師によって、免許取得の条件や免許の発行元が異なります。
准看護師 | 正看護師 | |
看護師養成施設の入学要件 | 最終学歴が中学校卒業以上 | 最終学歴が高校卒業以上 |
看護教育の受講年限 | 2年以上 | 3年以上 |
時間・単位 | 1,890時間以上 | 102単位以上 |
免許の発行元 | 都道府県知事 | 厚生労働大臣 |
ご覧の通り、正看護師の場合、看護師養成施設の入学要件が高卒以上となっているので、中卒からすぐに正看護師になるのは不可能です。
とは言え、時間と費用はかかりますが、中卒から正看護師を目指すルートもあるため、正看護師になりたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
准看護師の学歴内訳
准看護師の学歴内訳は以下の通りです。
学歴 | 割合 |
中卒 | 8.8% |
高校新卒 | 26.2% |
高校既卒 | 49.9% |
短大卒 | 6.1% |
大卒 | 9.2% |
※上記の表は准看護師学校養成所の入学者の最終学歴のデータをもとに作成しています。実際に准看護師として働いている人の学歴内訳ではないので、あくまで参考程度に留めてください。
准看護師学校養成所の入学者の中で、最終学歴が高校既卒の入学者の割合が49.9%と全体の約半分を占めています。
一方で、中卒の入学者の割合は8.8%です。一見少ない数字に思われがちですが、人数換算すると400名を超えるので、中卒者で准看護師を目指す人も決して少なくないことが分かります。
中卒で准看護師になる方法と手順
ここからは、中卒で准看護師になる方法と手順について解説していきます。
准看護師になるまでの手順は、以下の通りです。
- 准看護師養成施設(准看護学校)に入学する
- 准看護師養成施設(准看護学校)で2年間学ぶ
- 准看護師試験を受験して合格する
- 免許申請手続きをする
中卒で准看護師になる手順①准看護師養成施設(准看護学校)に入学する
中卒で准看護師になるためには、まず准看護師養成施設に入学します。
准看護師の教育が受けられる養成施設は、「准看護学校」「准看護科のある看護師専門学校」などがあり、基本的に2年制です。
また、全日制と定時制の2種類に分かれています。全日制の場合は週3~5日、定時制の場合は週5日の通学が一般的で、2年間で准看護師試験の受験資格に定められた総時間を満たせるようにカリキュラムが組まれています。
定時制の授業の時間帯は、平日の午後もしくは夜間がほとんどなので、働きながら准看護師の資格を取りたい方でも通いやすいのが魅力です。
年間スケジュールや授業時間は准看護師養成施設によって異なるため、公式ホームページやパンフレットなどでチェックして自分のライフスタイルに合った養成施設を選びましょう。
准看護師養成施設の受験資格は中卒以上で、入学試験では中卒程度の学力レベルが問われます。准看護師養成施設の入学試験の内容は、以下の通りです。
- 参考
- ・国語、数学、社会、理科、英語といった一般科目から2~3科目程度
・作文、小論文
・面接
希望する准看護師養成施設の募集要項を確認したうえで試験対策をしましょう。
中卒で准看護になる手順②准看護師養成施設(准看護学校)で2年間学ぶ
准看護師養成施設に入学後、2年かけて准看護師試験の受験資格を得るために必要な教育を受けます。
授業内容は、「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」の3種類に分類され、各分野で以下の内容について学習します。
基礎分野 | 論理的思考の基盤、人間と生活・社会 |
専門基礎分野 | 人体の仕組みと働き、栄養、薬理、疾病の成り立ち、保健医療福祉の仕組み、看護と法律 |
専門分野 | 【基礎看護】 看護概論、基礎看護技術、臨床看護概論、成人看護、老年介護、母子介護、精神看護 【臨地実習】 基礎看護実習、成人看護、老年看護、母子看護、精神看護 |
1年次は各分野について学び、2年次から病院での実習も始まります。実習は、全日制・定時制を問わず朝から夕方にかけて実施されるケースが多いです。
実習期間中や准看護師試験前など、時期によって授業時間や登校日数が変動するため、働きながら通いたい方はシフトの融通が利きやすい仕事を選ぶのがおすすめです。
また、通常の授業にくわえて、定期試験や課題提出などもこなさなければなりません。さらに、病院での実習も始まれば働く時間すらままならないほどハードな生活を送らざるを得ない点にも注意してください。
中卒で准看護になる手順③准看護師試験を受験して合格する
2年間の准看護師養成施設を修了後、准看護師試験を受験して合格を目指します。
准看護師試験の概要は以下の通りです。
試験日 | 2月上旬~下旬/年1回 |
受験資格 | 指定の准看護学校等を卒業した者 |
受験料 | 6,900円 |
試験会場 | 各都道府県が設置 |
試験科目 | 人体の仕組みと働き、栄養、薬理、疾病の成り立ち、保健医療福祉の仕組み、看護と法律、基礎看護、成人看護、老年看護、母子看護及び精神看護 |
試験方法 | 筆記試験(マークシート解答方式) |
出題数 | 150問 |
合格発表 | 3月上旬~中旬 |
各都道府県によって試験日や受験手続き方法、合格発表の日程は異なります。そのため、希望する都道府県の試験概要を事前に確認しておきましょう。
准看護師試験の合格基準は6割以上です。令和4年度の准看護師試験の合格率は97.9%と非常に高く、しっかり勉強すれば合格できるレベルです。
ちなみに、准看護師試験の勉強は、2年次の春頃から始める人が多いです。2年次は実習、学内授業、定期試験、課題の提出などやるべきことが盛りだくさんの中で、准看護師試験の勉強も行わなければいけません。
しかし、確かに試験対策は必要ではあるものの、試験の出題内容は1年次から真面目に勉強していれば解ける問題ばかりです。そのため、日頃から勉強を積み重ねることが、准看護師試験に合格するうえで重要なポイントと言えます。
参考:厚生労働省「令和4年度准看護師試験の実施状況を公表します」(参照 2024-02-29)
中卒で准看護師になる手順④免許申請手続きをする
准看護師試験に合格後、准看護師免許の申請手続きを行います。
准看護師免許の申請場所は、居住地を管轄する保健所です。事前に自分が住んでいる地域を管轄する保健所を調べておきましょう。
准看護師免許の申請手続きに必要な準備物は以下の通りです。
- メモ
- ・申請等控兼事務連絡票
・准看護師免許申請書
・健康診断書(1カ月以内に発行されたもの)
・准看護師試験合格証書写し
・戸籍抄(謄)本又は住民票
・登録済証明書(はがき)(希望する場合)
・手数料(都道府県によって金額が異なる)
発行元の都道府県によって健康診断書の発行に要する期間や手数料の金額が異なるため、都道府県の公式ホームページで確認してから準備してください。
准看護師免許の申請期限は特に設けられていないものの、発行されるまでに1~2カ月程度かかる自治体がほとんどです。
准看護師免許が発行されない限り働けないため、准看護師試験に合格したあとは速やかに申請を行いましょう。
中卒で准看護師になるための資格試験の対策方法
准看護師試験の合格は、中卒者が准看護師を目指すうえで最大の難関といっても過言ではありません。
学業や実習など慌ただしい生活を送る中で効率よく試験勉強を行うためには、いくつかポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、中卒で准看護師になるための資格試験の対策方法について解説します。
- 看護の基礎知識を勉強する
- 准看護師試験対策向けスマホアプリを活用する
- 過去問を解く
資格試験の対策方法①看護の基礎知識を勉強する
准看護師試験に合格するためには、まず看護の基礎知識を習得できるように勉強を進めることを意識してみましょう。
准看護師試験の出題範囲は「人体の仕組みと働き」「疾病の成り立ち」「保健医療福祉の仕組み」など幅広いですが、そのほとんどは看護の基礎知識を問われる内容です。
何度か先述した通り、2年次は実習メインのカリキュラムとなり、試験対策に割く時間が取りにくくなるのを踏まえると、実習が本格的に始まる2年次までに基礎的な知識を網羅しておく必要があります。
とは言え、看護の基礎知識は、日頃から准看護師養成施設の授業を真面目に受けておけば自然と習得できます。そのため、1年次から准看護師試験を見据えて勉強に取り組むことが大切です。
資格試験の対策方法②准看護師試験対策向けスマホアプリを活用する
准看護師試験の対策方法として、スマホアプリを活用するのもおすすめです。
准看護師試験対策向けの学習アプリが登場しており、過去の試験問題を解くことができます。
スマホアプリを活用することで、自宅や通学・通勤中といったスキマ時間を使って試験勉強ができます。また、スマートフォン一つで勉強を進められる手軽さもポイントです。
2年次から実習が始まってなかなか勉強時間を確保できない場合でも、スマホアプリを活用すれば効率的に勉強を進められます。
資格試験の対策方法③過去問を解く
准看護師試験に合格するためには、試験の出題傾向を掴むことが重要です。そのためには、過去問題集を繰り返し解いて出題パターンを把握しておきましょう。
また、過去問を解くことで、自分の得意分野や苦手分野が明確になるので、効率よく勉強に取り組めます。
ちなみに、准看護師試験の制限時間は2時間30分です。全150問と出題数が多い点を踏まえると、実際に試験時間内に過去問を解いて、本番を想定したスピードで問題を解く対策を行う必要もあります。
過去の准看護師試験の問題や答えは、公式ホームページで公開している自治体がほとんどです。各都道府県によって出題される問題が多少異なるので、必ず過去問を確認してください。
中卒で准看護師になったあとのキャリアパス
中卒者が准看護師としてのキャリアをスタートさせたあとは、総合病院やクリニックなどに就職して、医者や正看護師の指示のもと業務を行います。
准看護師になったあとの主なキャリアパスは以下の通りです。
- 准看護師として働き続ける
- 正看護師へキャリアアップする
それぞれのメリット・デメリット、正看護師の場合は目指す手順についても説明していきます。
准看護師として働き続ける
あえてキャリアアップを目指さず、准看護師として働き続ける選択肢があります。
准看護師は、パートやアルバイトの求人数が豊富です。「午前のみ」「午後のみ」といった短時間勤務OKの求人を出すクリニックも珍しくなく、子育て中の主婦の方やWワークを検討している方など、スキマ時間に働きたい方にとって嬉しい条件がそろっている傾向があります。
また、専門職である准看護師のパートやアルバイトの時給は、一般職と比べて高めに設定されていることから、無理に正看護師にならなくても准看護師としてのキャリアで十分満足できている人もいます。
ただし、現代の急速な高齢化に伴って医療のニーズが高まっており、近年の医療業界は、自律的に判断して行動できる人材を求めているのが現実です。
医師や正看護師の指示がない限り業務ができない准看護師を廃止して、正看護師に一本化しようとする動きもあるため、将来的に准看護師の職業そのものがなくなるかもしれません。
准看護師への就職を考えている場合、正看護師へのキャリアアップを視野に入れて働く、もしくは資格を活かした転職が必要になる可能性があるということも考慮し、検討することをおすすめします。
正看護師へキャリアアップする
准看護師としてのキャリアを積んだあとに、正看護師へキャリアアップする方法もあります。
准看護師にはない正看護師のメリットとして、自分の判断で看護業務ができる点が挙げられます。今までは指示がない限りできなかった作業も率先して行えるようになるため、それまで以上に看護師の仕事にやりがいを感じられるでしょう。
また、准看護師よりも正看護師のほうが年収も高いので、安定的に看護職で働き続けたい方は正看護師へのキャリアアップがおすすめです。
准看護師が正看護師になるために必要な条件は、以下の通りです。
- 准看護師として3年間の実務経験を積む
- 看護師養成施設に2年間通学する
- 看護師国家試験を受験して合格する
准看護師から正看護師になる場合、3年間の実務を経て看護師養成施設に2年間通い、看護師国家試験を受験して合格を目指します。
准看護師の仕事を続けながら授業を受けたり試験勉強をしたりするのが一般的なので、かなりハードな生活を送らざるを得ません。また、看護師養成施設に通う際は学費もかかるため、金銭面の負担も大きい点も念頭に置いておく必要があります。
准看護師に向いている人・向いていない人
准看護師は正看護師と同じく命を扱う専門性の高い職業のため、医療に関する専門知識や看護業務のスキルが求められます。また、責任感の強さやタフさなども必要で、性格的な向き・不向きがハッキリしている職業です。
そのため、准看護師を目指そうとお考えの方は、正看護師に向いている人・向いていない人の特徴を理解したうえで、自分に合っている職業かどうかを検討しましょう。
正看護師に向いている人・向いていない人の特徴を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
中卒で准看護師になるメリット・デメリット
中卒で准看護士になるメリット・デメリットは、それぞれ以下の3つが挙げられます。
メリット | デメリット |
需要が高いので学歴を問わず就職や転職に有利 | 正看護師より給与が低いが業務内容はほぼ同じ |
低予算で資格を取れる | 正看護師よりキャリアアップしづらい |
年に何回か准看護師試験を受けられるチャンスがある | 正看護師に比べて大学病院への就職が不利 |
准看護師を目指すか迷っている中卒者は、これから詳しく解説するメリット・デメリットを判断材料としてぜひ検討してみてください。
中卒で准看護師になるメリットは3つ
中卒で准看護師になるメリットは、以下の3つです。
- 需要が高いので学歴を問わず就職や転職に有利
- 低予算で資格を取れる
- 年に何回か准看護師試験を受けられるチャンスがある
医療業界は、現代の高齢化社会に伴い、医療従事者の人手が不足しています。個人病院やクリニックといった中小規模の医療施設では、准看護師の採用にも積極的で、需要の高い職業と言えます。
また、人の生活に欠かせない医療に関する仕事は景気に左右されにくいので、学歴を問わず就職・転職活動をしやすいのも魅力です。
さらに、所定の看護師養成施設に通う期間は、正看護師が3年以上に対して、准看護師は2年で済みます。そのため、短期間かつ低予算で資格取得を目指せるメリットもあります。
くわえて、准看護師試験は各都道府県で実施されており、日程さえ被らなければ地域を変えて複数回受験できるのも特徴です。都道府県知事が発行する免許ではあるものの、一度取得できれば全国どこでも働ける資格なので、保険をかける意味で複数の自治体に出願して試験を受けることができます。
中卒で准看護師になるデメリットは3つ
中卒で准看護師になるデメリットは、以下の3つです。
- 正看護師より給与が低いが業務内容はほぼ同じ
- 正看護師よりキャリアアップしづらい
- 正看護師に比べて大学病院への就職が不利
准看護師は、基本的に正看護師と業務内容は変わりませんが、正看護師より給与が低い傾向があります。
厚生労働省の調査によれば、准看護師の平均年収は約418万円である一方で、正看護師の平均年収は約508万円で、准看護師より約90万円も高いことが分かります。
ほぼ同じ業務をこなしているのにもかかわらず、正看護師と100万円近くの収入差がある状況に納得できない人も少なくありません。
また、看護師長や看護主任といった管理職へのキャリアアップが目指せるのは正看護師になります。准看護師が管理職になれるケースはほとんどなく、キャリアアップを重視するなら正看護師の免許取得は必要不可欠です。
そして、大学病院への就職を希望する場合は、正看護師に比べて不利になりやすいデメリットもあります。
大学病院をはじめとした公的医療機関は、正看護師を中心に採用する傾向があります。一般病院やクリニックであれば、准看護師を採用する動きもあるものの、正看護師に比べて就職先の選択肢は狭いです。
参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」(参照 2024-02-29)
准看護師以外で転職を検討するならナイト系がおすすめ
准看護師は、中卒者も目指せる職業ですが、正看護師に比べて「給料が低い」「キャリアアップが難しい」「就職先の選択肢が少ない」といったデメリットもあることから、准看護師への転職に迷いが生じている方もいるのではないでしょうか。
「学歴を問わず就職や転職がしやすい」といった理由から准看護師を目指しているのであれば、ナイト系への転職もおすすめです。
ナイト系は18歳以上(高校生不可)であれば応募可能で、学歴・経験に関係なく働ける求人が豊富です。また、結果を重視する傾向があり、自分の頑張り次第で未経験からでもスピード昇給・昇格が目指せます。
転職先の選択肢の一つとして、収入アップやキャリアアップも狙えるナイト系への転職も視野に入れてみてください。
中卒で准看護師になるためのおさらい
最後に准看護師になるためのポイントをまとめたので、おさらいしておきましょう。
- ポイント
- 【中卒から准看護師になる方法】
・准看護師養成施設(准看護学校)に入学する
・准看護師養成施設(准看護学校)で2年間学ぶ
・准看護師試験を受験して合格する
・免許申請手続きをする
【准看護師になったあとのキャリアパス】
・准看護師として働き続ける
・正看護師へキャリアアップする
【准看護師になるメリット】
・需要が高いので学歴に問わず就職や転職に有利
・低予算で資格を取れる
・年に何回か准看護師試験を受けられるチャンスがある
中卒者が准看護師試験の受験資格を得るためには、「看護に関する教育を2年以上かつ1,890時間以上受講する」の条件を満たす必要があります。
多少の時間とお金がかかるものの、正看護師と比べれば短期間かつ低予算で看護職に就けるのがメリットです。一方で、「キャリアアップが難しい」「正看護師より収入が低い」といったデメリットもあります。
准看護師を転職先の候補の一つとして考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。