肉体労働で体を壊すのはこんなとき!仕事を辞めるべきタイミングは?

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肉体労働で体を壊すのはこんなとき!仕事を辞めるべきタイミングは?

  • 肉体労働がきつくて体を壊さないか不安

  • 肉体労働を続けるべきか迷っている

肉体労働による体への影響に不安を感じている方は少なくないと思います。
肉体労働は未経験OK、学歴不問、今すぐに人手が欲しいといった求人が多く、中卒・高卒の男性に特に人気の仕事です。

しかし、その名の通り肉体労働は肉体を酷使するため、体を壊す危険性があるのも事実。

「自分に肉体労働が合っていないかも」「このまま続けたら体を壊しそう」と感じているのであれば、転職を検討したほうが良いでしょう。
本記事では、肉体労働で体を壊してしまうサインや、肉体労働からのおすすめの転職先をご紹介します。

肉体労働で体を壊す前になんとかしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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はじめに、肉体労働が体を壊すといわれる理由について見ていきましょう。

労働環境が過酷・危険を伴う

肉体労働は危険を伴う作業が多く、ケガにつながる可能性もある仕事です。屋外や高所での作業、炎天下での作業、立ちっぱなしの作業、重い荷物を運ぶ作業などがあり、高い集中力と体力、忍耐力が求められます。

長時間働くうえで特に体力は欠かせず、作業に慣れていない場合は疲労がたまりやすいのも特徴です。また、立ちっぱなしの作業や重い荷物を運ぶ作業に従事する場合は、体の一部に集中して負荷がかかるため、腰や肩などを故障してしまうケースもあります。

こうした危険で過酷な労働環境により、体を壊してしまう可能性があるのです。

不規則な労働時間・長時間労働

肉体労働は労働時間が不規則で、繁忙期と閑散期の差が激しい業界・職場が多くあります。交代勤務制を導入している職場では、夜勤になる勤務条件も珍しくはありません。そのため、生活サイクルが乱れやすく、体を壊す原因にもなります。

また、肉体労働の仕事は人手不足の業界も少なくないので、納期の兼ね合いや一人あたりの作業量の増加によって長時間労働を強いられることもあります。いきすぎた長時間労働は身体疾患や精神疾患を引き起こす原因(※参考1)となるため、体を壊してしまうリスクが非常に高くなるのです。

厚生労働省「過重労働とメンタルヘルス」(参照 2023-3-20)

体力だけでなく精神的なつらさもある

肉体労働は、体力面だけでなく精神面でのつらさを感じやすいのも特徴です。

たとえば、製造業の現場では単調作業が続くことによってストレスや疲労を感じやすくなります。同じ作業を繰り返すのが苦手な方には向いていない仕事といえるでしょう。

また、肉体労働を強いられる環境ではチームプレーが求められます。肉体労働の現場には職人気質の人も多く、気性や言葉遣いが荒い人がいれば、強い言葉で注意をされることも少なくありません。

そのため、人間関係で精神的なストレスを感じてしまい、結果として体の不調として症状に現れてしまう場合もあるのです。

肉体労働者の喫煙率・飲酒率が高い

喫煙や飲酒による健康やパフォーマンスへの影響は、身体能力や体力を要する肉体労働においては特に大きく、労災のリスクを上げる要因になりえるといっても過言ではありません。

文部科学省所管のJ-STAGE掲載情報のデータによると、「業種ごとの受動喫煙率」は特に「輸送・ 機械運転・ 建設・採掘」が高く、喫煙ありの割合が半数以上を占める結果となっています。

職場での受動喫煙

あり

なし

管理的・專門的・技術的

27.9%

72.1%

事務的

27.1%

72.9%

販売・サービス

33.7%

66.3%

保安

45.5%

54.6%

農林・漁業

31.8%

68.2%

生產工程・運搬・清掃・包装等

34.5%

65.5%

輸送・ 機械運転・ 建設・採掘

58.5%

41.5%

参照元:J-STAGE「業種別にみた職場における受動喫煙状況」(参照 2024-3-8)

また、各業種の職場内での喫煙環境では、「輸送・機械運転・建設・採掘」の全面禁煙率が最も低く、さらに全面喫煙率では「農林・漁業」に次ぐ2番目という結果でした。

車内での受動喫煙率が圧倒的に高いことからも「輸送・機械運転・建設・採掘」がいかに受動喫煙にさらされやすい環境にあるかがうかがえます。

職場の屋内での喫煙可否

全面禁煙

部分喫煙

全面喫煙

不明

管理・專門・技術

58.2%

34.1%

1.8%

5.9%

事務

51.8%

35%

5.4%

7.9%

販売・サービス

56.7%

24.1%

7%

12.2%

保安

45.5%

45.5%

0%

9.1%

農林・漁業

40.9%

9.1%

13.6%

36.4%

生產工程・運搬・清掃・包装等

43.4%

43.4%

5.3%

8%

輸送・機械運転・建設・採掘

35.9%

41.5%

11.3%

11.3%

参照元:J-STAGE「業種別にみた職場における受動喫煙状況」(参照 2024-3-8)

車内での喫煙状況

あり

なし

管理的・專門的・技術的

8.6%

91.5%

事務的

8.7%

91.3%

販売・サービス

10.8%

89.2%

保安

5.6%

94.4%

農林・漁業

5.3%

94.7%

生產工程・運搬・清掃・包装等

9.8%

90.2%

輸送・機械運転・建設・採掘

26.7%

73.3%

参照元:J-STAGE「業種別にみた職場における受動喫煙状況」(参照 2024-3-8)

次に飲酒に関するデータを見ていきます。

政府統計の総合窓口e-Statの調べによると、飲酒率についても、「輸送・機械運転・建設・採掘」の毎日飲酒する割合が最も高い結果となっています。

 

業種別の飲酒頻度

毎日

週5~6日

週3~4日

週1~2日

月1~3日

ほとんど

飲まない

やめた

飲まない

飲めない

不詳

管理的・專門的

技術的

19.4%

7.8%

8.5%

11.1%

8.7%

18.9%

1.3%

23.2%

1.0%

事務的

12.2%

5.5%

6.9%

11.3%

9.2%

22.5%

1.2%

30.4%

0.9%

販売・サービス

16.8%

6.0%

6.6%

9.1%

7.9%

21.0%

1.5%

29.9%

1.1%

保安

16.0%

8.2%

14.9%

12.0%

7.0%

19.4%

2.2%

19.1%

1.4%

農林・漁業

25.3%

6.1%

6.1%

5.2%

3.9%

17.8%

2.0%

31.9%

1.7%

生產工程・運搬

清掃・包装等

19.9%

5.5%

5.9%

7.9%

6.6%

20.2%

1.3%

31.6%

1.2%

輸送・機械運転

建設・採掘

34.7%

7.6%

7.3%

7.8%

4.9%

14.0%

1.9%

20.5%

1.2%

参照元:e-Stat「国民生活基礎調査 令和元年国民生活基礎調査 健康 全国編」(参照 2024-3-8)
※飲酒率と業種内訳をそろえるため、「管理的・專門的・技術的」「販売・サービス」「生產工程・運搬・清掃・包装等」「輸送・機械運転・建設・採掘」は合算値をもとに算出

 

肉体労働で体を壊すサイン【要注意】

肉体労働で体を壊すサイン【要注意】

肉体労働で体を壊さないためには、心身に現れるサインを見逃さないことが大切です。

以下のサインで当てはまるものがあれば、体を壊しやすい状態になっています。ご自身に心当たりがあるものがないか、チェックしてみてください。
 

睡眠時間が少ない、眠れない

睡眠時間が取れない、寝つきが悪いと感じたら、体を壊しやすくなっているサインです。睡眠時間が十分に取れないと体が休まらず、疲労が蓄積してさまざまな体調不良を引き起こしやすくなります。

また、寝ようと思ってもなかなか寝つけない場合や就寝中に何度も目が覚めてしまう場合なども要注意。

眠れないことでストレスが溜まると自律神経が乱れてしまい、常に体が興奮状態かつ緊張状態になります。その結果、慢性的に熟睡できなくなってしまっている可能性が高いのです。
 

体重が急に増えた、or減った

体重が急に増えた、もしくは急に減ったという場合は、体が危険な状態である可能性があります。

体重が激増・激減する原因は一つではありませんが、ストレスを感じることにより、体内にあらゆる影響が起こった結果、食欲に影響が出ている場合も考えられます。

過度なストレスを抱えると、空腹ではないのに常に何かを食べてしまって体重が増えたり、逆に食欲がなくなって食事量が減ることで体重が減ったりと、体重に大きな変化が出る可能性が高まるのです。

また、ストレスが溜まったり忙しい生活で食事に気を配れなくなったりすると、栄養バランスを意識した食事を摂りにくくなるというデメリットも生じます。

結果、栄養不足に陥って体を壊しやすくなるといったリスクが出てくるのです。
 

作業に集中できない

ストレスを過度に感じたり過労によって睡眠不足に陥ったりすることで集中力が低下すると、作業に集中できなくなってしまう可能性があります。

集中力の低下は、普段はしないようなミスをしてしまう原因になりえます。

特に肉体労働は危険を伴う作業も多いため、小さなミスが大きなケガや事故へのリスクにつながりやすいです。「集中できない」と自覚がある場合は、絶対に無理をしてはいけません。

 

肉体労働で体を壊すリスクを下げる対策

ここまで肉体労働の危険性や体を壊す際のサインをご紹介しました。
とはいえ肉体労働に従事している以上、重要なのは肉体労働で体を壊すリスクを下げることです。

ここからは今すぐにでもできる対策を大きく分けて5つ紹介していきます。

知っておくことでリスクを下げることはもちろん、仕事のパフォーマンスにも良い影響をもたらす内容も含まれるのでご参照ください。

  • 睡眠時間を削らない
  • 安定した食生活を送る
  • 喫煙を控える
  • 職場内での危険性の共有

 

睡眠時間を削らない

第一に挙げられるのが睡眠時間を削らないことです。

AAAFTSの調査によると、睡眠時間が下がるほど事故発生率も高まり、24 時間以内に少なくとも 7 時間眠ったドライバーと比較すると、居眠り運転による事故報告の割合は以下のようになります。

睡眠時間

事故率

6~7時間

1.3倍

5~6時間

1.9倍

4~5時間

4.3倍

4時間未満

11.5倍

参照元:AAAFTS「Acute Sleep Deprivation and Risk of Motor Vehicle Crash Involvement」(参照 2024-3-8)

また、公益財団法人 高速道路調査会の調べによると、眠気による身体への影響として、17時間以上起き続けた場合のパフォーマンス低下が顕著であることや、ビール約500mlの飲酒時と同等の作業能力が下がることがわかっています。

睡眠不足は健康面だけでなく仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼし、最悪の場合には労災に繋がる恐れがあるので、可能な限り睡眠時間を確保するようにしましょう。

 

安定した食生活を送る

健康的に安全に働くうえで安定した食生活も必要不可欠です。

食生活は健康に大きく関わる要素になり、バランスよく栄養価のあるものを摂らないといけないことはご存じかと思います。

その中でも、朝食はその日の仕事のパフォーマンスに影響する重要な要素とし挙げられます。

大塚製薬が実施した試験によると、朝ご飯なしのグループは朝ご飯を何かしら食べたグループと比較して、疲労が早く疲労度も高い結果に。また体力が上がりにくく、集中度・暗算作業のパフォーマンスも低い結果(※参考1)となっています。

また、次に日頃飲酒している場合は、飲みすぎに注意しましょう。飲みすぎてしまった場合、二日酔いによる体調不良やパフォーマンス低下といった急性的な影響はもちろん、体力が低下し疲れやすくなるといった慢性的な影響(※参考2)もあるため、飲みすぎないことと休肝日を作るようにしましょう。

参考
休肝日の目安は週に2日程度となり、週5日続けて飲酒して2日連続で休むのではなく、2~3日飲んで1日休むこと(※参考3)で肝臓を休めることができます。

安全かつ自身のパフォーマンスをしっかり発揮して働くためには、食生活を安定させましょう。


※参考1:厚生労働省「資料7 喫煙の健康影響について」(参照 2024-3-8)
※参考2:医療法人社団 西宮回生病院「運動と喫煙」(参照 2024-3-8)
※参考3:J-STAGE「喫煙者の一時的禁煙が認知機能および運動機能に及ぼす影響」(参照 2024-3-8)

 

喫煙を控える

日頃喫煙を行っている場合、控えることも重要です。

喫煙は気道や肺自体へ影響を及ぼし、運動時の息切れ(※参考1)や、持久力・筋力・瞬発力といった運動能力の低下や、集中力の低下に繋がってしまうほか、ケガをしやすく、回復しにくい身体となってしまう(参考2)デメリットもあります。

またJ-STAGE掲載の試験結果によると、非喫煙者と喫煙者を対象に特定の課題を行わせたところ、加算課題や手先を使う繊細運動課題において、非喫煙者に比べて作業量が低いことも分かっており、体力やパフォーマンス力を要する肉体労働では特に控えたほうが良い要素(参考3)であることが分かります。

一方、禁煙するだけで、早ければ1か月後にせきや喘鳴などの呼吸器症状や免疫機能が回復、1年後には肺機能の改善することも分かっているので、当てはまる方は禁煙を目指してみるのも手です。

※参考1:厚生労働省「資料7 喫煙の健康影響について」(参照 2024-3-8)
※参考2:医療法人社団 西宮回生病院「運動と喫煙」(参照 2024-3-8)
※参考3:J-STAGE「喫煙者の一時的禁煙が認知機能および運動機能に及ぼす影響」(参照 2024-3-8)

 

職場内での危険性の共有

どれほど健康状態やパフォーマンスが良かったとしても、事故と隣り合わせの仕事であることには代わりはありません。

そこで重要なのは、労働環境に潜む危険性をいかに把握し気をつけられるか、対策できるかになります。もしも事前に把握していることや、実際に危ないと思う場面に直面した際には職場内で報告・共有することも重要です。

これは「ヒヤリハット活動」と呼ばれ、報告・共有することによって、職場内で危険性を認知し、事故が起きないよう安全策を講じることができます。

メモ
ヒヤリハットとは?
ヒヤリハットとは、事故や災害に至らなかったものの、一歩手前の状態に直面した時のことを言います。
その際のヒヤッとした、ハッとしたといった状態をヒヤリハット表現しています。

ヒヤリハット活動とは?
ヒヤリハット活動はヒヤッとしたりハッとするような事象を共有し、事前の対策と危険の認識を深めることで、重大な事故を未然に防ぐ安全活動です。

 

肉体労働で体を壊しそうと感じたらすぐに仕事を辞めたほうがいい

肉体労働で体を壊しそうと感じたらすぐに仕事を辞めたほうがいい

肉体労働は、体力がある若い人であれば無理なく行えるかもしれませんが、続けられる期間や年齢には限界があります。

年齢を重ねれば体力は確実に落ちますし、たとえ肉体労働を続けられたとしても長年無理をしたことによって、退職時には体がボロボロになってしまったという方もいるのが事実です。

また、先述したように、肉体労働は体の健康面だけでなく精神面にも多大な影響を及ぼすリスクがあります。心身ともに健康でないと、仕事を続けることすら困難になってしまうので、ストレスが溜まっているのであれば要注意です。

体を壊してまで肉体労働を続ける必要はありません
肉体労働がきついと感じたら、これ以上心身に悪影響が出る前に、肉体労働から離れることを推奨します。

そこで、肉体労働から離れる手段を2つ紹介したいと思います。

  • 現場から管理・教育の立場へキャリアアップする
  • 体が元気なうちに転職活動に取り組む

 

現場から管理・教育の立場へキャリアアップする

一つ目は現場管理や教育する立場へキャリアアップすることです。

キャリアアップを目指すためには、資格の取得をし現場で行える作業の幅を広げ、実績を積んでいく必要があります。

例えば、とび職であれば「足場組立て等作業主任者」「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」といった資格を取得することで現場監督へのキャリアアップが目指せるようになります。

一朝一夕で実現できることではありませんが、現場で培った能力や経験が活かせるため、収入アップにも繋がるメリットがあります。

まだ体力や体調面に不安がなく、今ある経験を活かしたい場合におすすめです。
 

体が元気なうちに転職活動に取り組む

二つ目は肉体労働以外の仕事に転職することです。

転職活動は企業の情報集めや書類作成、面接などさまざまな準備に時間と手間がかかるだけでなく、体力的にも精神的にも負担がかかりやすいものです。

肉体労働で体を壊してしまってからでは満足に転職活動は行えませんし、たとえ労災がおりて少しお金をもらえたとしても体は元に戻りません。

体力や気力があり心身ともに元気で体が動くうちに、転職活動に取り組むことが大切なのです。

また、年齢が若いほど転職は有利に働き、新しい仕事で再起をはかりやすくなります。「このまま肉体労働を続けていては体を壊しそう」と感じた今が、転職活動を行うチャンスといえるでしょう。

 

肉体労働からの転職でおすすめの仕事とその理由を紹介

肉体労働からの転職でおすすめの仕事とその理由を紹介

肉体労働から別の業界・職種の仕事への転職をお考えであれば、「無理なく働けて稼ぎやすい仕事」を探してみてはいかがでしょうか。

ここでは、未経験からでも始めやすい仕事を中心に紹介していきます。すでに体に無理がきかなくなり、比較的ラクに稼げる仕事を探しているという方も必見ですよ。
 

①肉体労働から営業職へ転職

肉体労働から営業職へ転職

営業職は、お客さんの課題を解決させるために自社のサービスや商品を提案し、購入・契約を取り付けるのが主な業務内容です。契約を取り付けることによって売上が発生するため、営業職は企業の売上に大きく貢献できる仕事といえます。

営業職には、新規開拓営業、ルート営業、訪問営業、テレアポ営業などさまざまな種類があります。
 

肉体労働から営業職の仕事に転職するおすすめの理由

営業職は体育会系の方も活躍できる場で、特に体力や粘り強さが必要な仕事です。肉体労働で培ってきた体力や気力を活かせるでしょう。

また、営業成績によって収入アップをさせやすい職種でもあります。成果次第で臨時収入が入る職場も珍しくはなく、自分の頑張り次第で高収入を見込めるのも魅力といえます。

営業職の経験がない方でも採用してくれる求人が比較的多いので、未経験からチャレンジしやすい点も、おすすめの理由として挙げられます。
 

②肉体労働から販売・接客業へ転職

肉体労働から販売・接客業へ転職

販売・接客業は、お客さんに対して商品を販売したりサービスを提供したりするのが主な業務内容です。ただ商品やサービスを売るのではなく、お客さんの要望に合わせて対応をしていくことも求められます。

ちなみに、販売業と接客業の主な違いは、お客さんへの対応方法です。

販売業は売上を何よりも重視し、積極的にお客さんとコミュニケーションを取って良い商品を販売していくのが特徴。一方、接客業はお客さんの満足度を重視し、お客さんが快適にサービスを受けられることを第一に対応するのが特徴です。
 

肉体労働から販売・接客業に転職するおすすめの理由

販売・接客業は経験や特別なスキルがなくても働き始めることができます。経験やスキルよりも、コミュニケーション能力や人柄が重視される仕事です。そのため、未経験の方でもチャレンジしやすいといえます。

人と接することや喜ばせることが好きという方は特に向いています。

また、販売・接客業は立ち仕事が多く、部分的に力仕事をする職場もあるので、肉体労働で培ってきた体力が役に立ちます。
 

③肉体労働からITエンジニアへ転職

肉体労働からITエンジニアへ転職

ITエンジニアは情報技術者の総称であり、コンピューターを動かすためのシステム設計が主な業務内容です。ITエンジニアにはシステムエンジニアやプログラマーなどさまざまな職種があり、職種によって業務内容は異なります。
 

肉体労働からITエンジニアに転職するおすすめの理由

ITエンジニアはスキルをしっかり身につければ、未経験でもチャレンジしやすいのが特徴といえます。

転職するには、IT技術や最先端技術を扱うため最低限のIT知識は必要です。しかし、知識や経験がなく不安という方のために、専門のスクールや職業訓練施設での資格取得のサポートがあります。特に職業訓練施設なら、就職支援がセットになったサービスを活用することも可能です。

すぐに転職するのは難しい傾向にありますが、知識・資格の習得サポートもあるので、まったくの未経験からでもチャンスは十分にあります

また、ITエンジニアは基本的にデスクワークではあるものの、体力や根気を要する仕事でもあります。肉体労働で培ってきた体力や精神力が役に立つでしょう。

 

④肉体労働からナイト系へ転職

ナイト系は女性従業員が男性のお客様に対しておもてなしによるサービスを提供する企業・店舗のことで、そこで働く男性スタッフ向け求人を指します。

ここまで紹介してきた転職先と一線を画す点として以下4つが挙げられます。

  • 業界自体が学歴・経歴不問の傾向にある
  • スキルや資格を要さない求人がほとんど
  • 実力主義で昇給・昇格がスピーディな傾向にある
  • 他の業種に比べ給与が高め

高校生や18歳未満でなければ誰でもスタートし、やる気次第でキャリアアップを目指せる業界なので、一からスタートしたい人におすすめです。

ただしナイト系の名の通り、夜勤もあるため一般的な時間帯に働きたいという人には要注意です。

 

肉体労働で体を壊す前に新しい仕事を見つけよう!

肉体労働で体を壊す前に新しい仕事を見つけよう!

ここまで、肉体労働による体の影響や体が壊れてしまうサインなどについて解説してきました。
改めて、今回ご紹介した内容についておさらいしていきましょう。

ポイント
・肉体労働は心身に負荷がかかりやすく、体を壊しやすいというデメリットがある

・体が壊れてからでは転職活動を満足に行えないので、肉体労働がきついと感じ始めたらすぐに転職活動を始めるのがおすすめ

・営業職や販売・接客業、ITエンジニアは未経験からでもスタートしやすく、肉体労働で培った体力や気力を活かせるので転職先としておすすめ

以上のポイントをしっかり押さえて、肉体労働で体を壊してしまう前に新しい業界・職種の仕事を見つけましょう!

 

【体験談】肉体労働からナイト系に転職した人が実は多い!

実は肉体労働から未経験でナイト系へ転職している方も多いです。

ナイト系求人サイト『メンズバニラ』では、先輩インタビューというコンテンツの中で、肉体労働からナイト系へ転職された方の事例が数多く掲載されています。

この先輩インタビューの中から、肉体労働からナイト系へ転職した方が転職したきっかけとなったエピソードを一部抜粋してご紹介します。

新しい業界・職種の仕事を探そうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!

大工からナイト系へ転職

  • 中学を卒業してすぐ大工の職人になりました。でも朝から晩まで肉体を酷使しても、たったの日当5,000円。遊ぶお金すらない生活でした。3年後には本社の営業部へ異動してしばらく営業を続けてみたものの、満足のいく給料がもらえるわけでもなかったので辞めることに。そこで副業として空き時間にナイト系送迎ドライバーの仕事を始めたんですけど、店長から「スタッフとして正社員にならないか?」と打診されたんですよね。稼げそうな業界だということは副業の時点で思っていたので引き受けました。1年くらい経った頃には、ほとんどの業務が人並にできるようになったんじゃないかな。実際、仕事ができるようになると、給料も上がってだいぶ余裕のある生活ができるようになりました。

この方は中卒から大工職人としてキャリアをスタートしたものの、労働量に見合っていない給料に不満を抱き、高収入を稼げるイメージがあったナイト業界へ足を踏み入れました。

副業としてナイト系送迎ドライバーを始めたきっかけは、希望の時間帯で働けて時給も高く、運転が好きだったからだそうです。「好き」を活かした仕事を通じてスキルに見合った収入が手に入り、日々が充実しだしたとのことです。
 

タンカー船の乗組員からナイト系へ転職

  • 高校を卒業後、建築現場の作業員として就職しました。ここは給料が低いうえに、なかなか昇給の機会もなくて、だんだんきつくなってきて1年半で辞めちゃいました。その後、自動車工場や自動車メーカーのライン工、船のエンジンルームの整備作業員などを経験。退職後、落ち着いた頃に「高収入」ってキーワードで仕事を探したんです。そのとき目に留まったのがナイト系求人でした。ただ、業務に必要な自動車免許がなくて。そしたら店長は「うちでお金貯めてから取りに行ったらいいよ」と言ってくれて、入社を打診されたときは、もう二つ返事でした。周りの人がすごくサポートしてくれて、働きやすいなと感じています。

この方は建築現場の作業員を皮切りにあらゆる肉体労働の職種に就職したものの、給料の低さや独特な勤務体系に不満を抱き、高収入で融通が利きやすいナイト業界へ足を踏み入れました。

入社1年後には貯まったお金で無事に免許も取得でき、先輩スタッフの手厚いサポートによって案内業務や送迎業務にも慣れてきたそうです。稼ぎやすさと働きやすさを実感しながら充実感を持って仕事に取り組まれています。
 

建築会社の職人からナイト系へ転職

  • 中学を卒業してすぐに建築現場の仕事に飛び込みました。寒い日も暑い日もひたすら外で力仕事をしているからキツい、キツい。しかも、スズメの涙くらいの安月給。20歳のときに子どもができ、「もっと給料のいいところで働こう」と決心し、職人を辞めて新しい仕事を探し始めました。日雇いの仕事をしながら食いつないでいたときに現職のオーナーと出会い、今よりも収入が上がるという理由でナイト業界へ就職することにしました。

この方は中学卒業後、限られた働き口の中から現場仕事に勤しみましたが、満足とはいえない給料に不満を抱き、オーナーからの誘いもあってナイト系への転職を決意しました。

そして、転職に成功して1年半程度で店長に昇格し、給料以上のやりがいを感じながら仕事ができているそうです。今では店長としての責任感を抱きつつ、より良い職場環境の整備や売上を伸ばすことを目標に日々精進されています。
 

倉庫の軽作業員からナイト系へ転職

  • 中学卒業後、アルバイトとして倉庫の軽作業員の仕事を始めました。部活でスポーツをしていたので体力には自信があり、立ち作業も苦ではなかったため5年ほどアルバイトを続けたのち正社員に。高月給というわけではなかったものの、一人暮らしをする分には問題ありませんでした。しかし、20代前半で彼女との結婚を考え始め、「もっと稼げる仕事を始めたい」という思いから転職を決意。社歴は関係なくて実力次第で稼げるというナイト系の求人を見つけ、ナイト業界へ飛び込みました。頑張った分しっかり稼げるし、年齢に関係なくチャンスを与えてくれるので、働きがいを感じています。

この方は中学卒業後、倉庫の軽作業員のアルバイトをスタートしたものの、結婚や将来を考えて高収入を稼げる仕事への転職を決意し、ナイト業界へ足を踏み入れました。

持ち前の体力を活かして真面目に仕事に取り組み、やる気が評価されて早期から昇給のチャンスを掴んだそうです。稼ぎやすさとやりがいを感じながら、日々楽しく仕事に取り組まれています。

このように、肉体労働からナイト系へ転職して活躍している方はたくさんいます!

経験や年齢は関係なく昇給・昇格ができる業界なので、新業界で立て直したいと考えている方におすすめです。

  • ぜひナイト系への転職も視野に入れてみてくださいね!

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