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中卒と高卒の違いってどんなところに出る?
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中卒・高卒・大卒では、どれくらい生涯年収に差がある?
最終学歴が違うと、給料や正社員比率など、さまざまな部分に差が生じる傾向にあります。
今回は、中卒と高卒の具体的な違いが知りたい方に向けて、以下の内容を解説していきます。
- 中卒・高卒・大卒の違い
- 中卒で働くメリット
- 中卒者が身に付けるべきスキルやキャリアアップ方法
中卒者は学歴を理由に、就職や年収の面で不利になりやすいケースがありますが、スキルを習得し努力を重ねれば、大きなキャリアアップも可能です。
ぜひ本記事を参考に「中卒からの成功」を目指してください。
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中卒と高卒・大卒の違い
若いうちは差が小さくても、中卒と高卒では年齢を重ねるにつれて大きな違いが出ることがあります。
中卒・高卒、そして大卒という学歴によってもたらされる違いは、主に以下の3点です。
- 生涯年収
- 正社員比率
- 取得可能な資格
高卒・大卒と比べて中卒は、取得できる資格が少なかったり、応募条件に学歴を設けている求人に応募できなかったりすることから、就ける仕事の幅が狭く、それに伴い生涯年収も低くなりやすいです。
上記で挙げた点についてそれぞれ詳しく解説していきます。
生涯年収
中卒と高卒は、男女ともに生涯年収に1千万円以上の違いが見られます。
「独立行政法人労働政策研究・研修機構」が発表した「ユースフル労働統計2023」のデータによると、中卒・高卒・大卒の2022年の生涯年収は以下の通りです。
性別 | 中卒 | 高卒 | 大卒 |
---|---|---|---|
男性 | 約2億4千700万円 | 約2億6千万円 | 約3億2千万円 |
女性 | 約1億7千700万円 | 約1億8千900万円 | 約2億5千300万円 |
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2023」(参照 2024-11-28)
中卒と高卒では初任給や平均賃金に違いが出るため、中卒者はどうしても高卒者より生涯年収が低くなりがちです。
なお、上記の数字は正社員として定年まで働き続けた場合のもので、退職金の金額も含まれています。
下記でご紹介するように、中卒者は退職金が出ない非正規雇用で働く人の割合も大きいため、非正規雇用も含めると中卒と高卒の生涯年収の平均額の差はさらに広がります。
正社員比率
中卒と高卒では正社員比率にも違いが見られます。基本的に、最終学歴が下がるほど正社員になる人が少なくなるというデータが出ています。
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」に掲載された、最終学校卒業から1年間の就業状況を見てみると、以下の通りです。
最終学校卒業から1年間の状況 | 中卒 | 高卒 | 大卒 |
---|---|---|---|
正社員として勤務 | 11.5% | 64.8% | 86.7% |
正社員以外で勤務 | 42.7% | 28.7% | 11.1% |
働いていない | 43.3 % | 5.9% | 2.1% |
参考:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」(参照 2024-11-28)
高卒・大卒者は、6割以上が学校卒業後1年以内に正社員として働いているのに対し、中卒者は約1割の人しか正社員になっていません。
一方で、中卒者は「正社員以外の雇用形態で勤務している」「働いていない」と回答している人がそれぞれ40%以上と、他の学歴と比べると圧倒的に多いです。
また、満15〜34歳の労働者を指す「若年労働者」の最終学歴と雇用形態を見てみると、以下の通りです。
雇用形態 | 中卒 | 高卒 | 大卒 |
---|---|---|---|
正社員 | 34.0% | 63.5% | 87.3% |
正社員以外 | 66.0% | 35.8% | 12.7% |
不明 | 0% | 0.8% | 0% |
参考:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」(参照 2024-11-28)
この年代で正社員として働いている中卒者は34%ほどしかいません。同年代の高卒者で正社員として働いている人の割合は63.5%なので、両者を比較すると大きく比率が異なっています。
中卒者が正社員になっていない理由としては、「そもそも正社員を希望していなかった」「家庭の事情で就職できなかった」という人が多い点が実情ではありますが、さらに「高卒以上」を応募条件にしている求人に応募できず応募可能な求人が少ないこともあいまって、就職に苦労しやすいことがうかがえます。
取得可能な資格
資格はスキルの証明になるため、専門的な資格を取得すれば就職やキャリアアップで有利になります。
しかし、中卒と高卒では取得できる資格に違いがあり、中卒だと取れない資格も存在します。
高卒以上の学歴がないと取得できない資格の代表例は、以下の通りです。
- 参考
- 栄養士、管理栄養士
美容師
歯科衛生士
臨床心理士
理学療法士
看護師
教員免許
学歴不問で取得可能な資格の場合でも、中卒の場合は一定以上の実務経験や、養成機関での学習が必要というケースも珍しくありません。
受験資格に学歴が必要な資格を受ける際は、専門学校や大学に進学するために、まずは高卒資格の取得が必須となります。
このように、中卒は取得可能な資格数が高卒よりも少ないので、どうしても就ける仕事に制限がかかります。
生涯年収・正社員比率ともに中卒者の数値が低いのは、取得できる資格が限られてしまうのも一因でしょう。
また、学歴不問で取得できる資格を取得したとしても、企業が「高卒以上」を採用条件にしている場合、中卒だと資格を活かせる仕事になかなか就けないというケースもあります。
中卒から働くことで得られるメリット
中卒と高卒の違いだけ見ると、中卒から働くことにはデメリットしかないように思うかもしれません。
しかし、中卒から働くメリットには、下記のようなものがあります。
- 同年代よりも早く実務経験やスキルを積める
- いち早くまとまった収入を得られる
- 進学しない分、学費がかからない
高校や大学に通って学業に専念する時期がない分、人生の早い段階から社会に出て多くの経験・スキルを積めるのが、中卒から働く最大のメリットです。
若くして社会の厳しさを知ることができるため、進学する同世代の人よりも早く自立できるでしょう。
金銭面においても、学生よりも社会人になったほうが自由に使えるお金が増えるので、今すぐまとまった収入が必要な場合は、中卒のほうが有利と言えます。
また、高校や専門学校、大学に進学しない選択により、学費がかからないのも利点です。
年間の在学費用だけでも、高校は平均75.6万円、大学は平均149.9万円かかります。そして、高校入学から大学卒業までにかかる教育費用の総額は、1人あたり1,000万円前後とされています。
たとえ大卒であっても、この学費を賄いきれるほどの生涯年収を得られない場合は、収入面において中卒よりアドバンテージがあるとは言えません。
「同世代よりも早く社会に出る」という中卒のメリットは、見方を変えれば「高卒・大卒よりも早く社会で通用するスキル習得に乗り出せる」とも、とらえられます。
メリットを活かして早期にスキルを身に付ければ、高卒・大卒以上に稼げる可能性はあります。
参考:日本政策金融公庫「子供1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)は減少~令和3年度「教育費負担の実態調査結果」~」(参照 2024-11-28)
中卒が習得すべきスキル
ここからは、中卒が習得すべきスキルについて解説していきます。
中卒者が特に身に付けるべき主なスキルは、以下の5つです。
- コミュニケーション力
- 文章作成能力
- パソコンスキル
- ビジネスマナー
- ロジカルシンキング
近年は、学歴や資格よりもスキルで個人を判断する企業が増えつつあります。
高いスキルがあれば、就職や年収の面で高卒・大卒と対等に渡り合うことも不可能ではありません。
各スキルを身に付け、自分の強みにしていきましょう。
コミュニケーション力
どの業界・職種においても、仕事をする上でコミュニケーション能力は基本スキルです。
一人で対応する作業が多い職種はあるものの、最初から最後まですべて一人きりで完結する仕事はほとんどないと言って良いでしょう。
たとえ人との関わりが少ない仕事を選んだとしても、誰とも接しないで仕事を完遂させることはできないので、職業・職種を問わずコミュニケーション能力を身に付けておく必要があるのです。
特に、チームで動く仕事や顧客との商談、接客などがある仕事では、コミュニケーション能力が仕事の評価に関わります。
仕事で使うコミュニケーション能力とは、「話す力」だけでなく、相手の話を「聞く力」、相手から仕事に必要な情報を引き出す「質問する力」なども含まれます。また、的確なタイミングで上司や同僚に報告・連絡・相談ができることも重要です。
無理に上手く話そうとするのではなく、わかりやすさや伝わりやすさに重きを置き、誰に対しても誠実な態度・対応ができるように意識しましょう。
このスキルは日々のコミュニケーションの中で少しずつ磨かれていくので、日ごろから多くの人と積極的に交流するようにするのがおすすめです。
文章作成能力
社会人は、報告書、議事録、引継書、プレゼン資料、ビジネスメールなど、何かと文章を作成する機会が多いため、文章力も必要なスキルです。
会社を代表して作成するビジネス文書は、出来が悪いと作成者はもちろん会社の評価まで下がる恐れがあります。場合によっては自社の業績不振の原因にもなり得るため、文章作成能力は非常に重要です。
就職活動で提出する履歴書や職務経歴書も、ビジネス文書の一つです。履歴書・職務経歴書の書き方で文章作成能力の有無を判断されるケースもあるため、誤字や内容の不備に注意するのはもちろん、ワードチョイスにも気を付けましょう。
文章作成能力は、インプットとアウトプットを繰り返して養われていくので、読書をしたり、日記やSNSなどで文章を書いたりすることを習慣化するようにしましょう。
パソコンスキル
パソコンスキルやITリテラシーといったITスキルも必須です。
私生活ではパソコンを持たずスマホやタブレットしか操作しないという人も多いですが、仕事ではパソコンが必要不可欠な職場が大半です。
また、昨今はデジタル技術を活用して人々や社会に良い変革をもたらす「企業のDX化」が推進されており、世界はこれからもさらにIT化が進むと予想されます。
【DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは】
企業がデータやデジタル技術を駆使して、製品・サービス、ビジネスモデル、企業文化、風土などを変革し、競争上の優位性を確立すること。
どのような仕事を選ぶにしても、パソコンの基本的な使い方をマスターしておかなければ、業務に支障が出る可能性が高いです。
パソコン操作が苦手な人は、タイピングの練習や、ワード・エクセルといったオフィスソフトの基本的な扱い方から慣れていく必要があります。
練習ソフトや動画、書籍などを活用し、コツコツとスキルを磨いてください。
また、IT技術は日々進歩しており、次々と新しい機能・サービスが登場しているので、常にトレンドを追いかけるのも大切です。
ビジネスマナー
基本的なビジネスマナーは、学歴に関係なく社会人の常識として身に付けていて当然と見なされます。
社会人である以上、挨拶だけでなく、尊敬語や謙譲語の使い分けといった言葉遣い、身だしなみといった、最低限のマナーは押さえておかなくてはいけません。
くわえて、名刺交換や電話応対時に必要なビジネスマナーなども、身に付けておくと良いでしょう。
特に中卒者は、学校に通った期間が高卒・大卒者よりも短い分、マナーや一般常識が備わっていない人が多いといったレッテルを貼られがちです。
マイナスイメージを払拭するためにも、以下のような代表的なビジネスマナーは必ず習得しておきましょう。
- 挨拶やお辞儀の仕方
- 言葉遣い
- 身だしなみ
- ビジネスメールや電話応対の仕方
- 上座・下座などの席次の知識
ビジネスマナーの習得には、実践的な研修を受けるという方法もあります。しかし、あまり予算をかけられない場合は、周囲の先輩や上司を真似したり、関連書籍・動画を参考にしたりするのがおすすめです。
マナーに関する記事はこちら!
ロジカルシンキング
ビジネスでは「業務の目的を達成するためにはどうすれば良いか」「リスクを抑えてトラブルを解決するにはどうしたら良いか」などを、論理的に考える場面が多々あります。
矛盾や破綻がないように物事を順序立てて考える力が「ロジカルシンキング(論理的思考力)」です。
直感・感覚だけで進める仕事は、上手くいかなかったときの場合を考えていないケースが多くリスクが大きいため、ロジカルシンキングは社会人なら必ず身に付けておきたいスキルです。
ロジカルシンキングのスキルを高めると、どうすれば良い結果が出せるかを論理的に考えられるようになるので、業務を効率的に進められます。問題解決能力が上がるため、不測の事態にも強くなるでしょう。
また、物事の全体をとらえられるようになると、相手の意見を正しく理解し、自分の意見をわかりやすく伝える能力が向上するのもメリットです。そのため、スムーズにビジネスコミュニケーションをとる手段にもなるのです。
普段から筋道を立てて考え、論理的に結論を出すことを意識していきましょう。
中卒がキャリアアップする方法
ここからは、中卒がキャリアアップする方法について解説します。
中卒がキャリアアップする具体的な方法は、以下の通りです。
- 高卒認定資格を取得する
- 正社員登用ありのアルバイトを始める
- 実力主義の企業に応募する
- 人手不足の業界に就職する
- 転職エージェントを利用する
高卒・大卒に比べてキャリア構築が難しい原因がいくつかある中卒がキャリアアップするためには、ポイントを押さえて正しく努力する必要があります。
仕事の幅を広げたい人や正社員を目指したい人は、どのような方法があるのかを確認して、挑戦してみてください。
高卒認定資格を取得する
中卒者の就職・転職に、高卒認定資格(高等学校卒業程度認定試験)の取得は必須ではありません。
高卒認定資格とは、高校を卒業していない人を対象として、高校を卒業した人と同等以上の学力があることを認定する試験です。あくまで、「高卒と同じくらいの学力がある」と示すためのものであり、資格を取得しても最終学歴は中卒のままです。
しかし、高卒認定資格を取ることで「高卒以上」が条件となっている採用試験や資格試験の受験資格を得られます。
高卒以上を応募条件にしている採用試験や資格試験は多いため、高卒認定資格を取得しておくと、今後のキャリアアップがしやすくなるでしょう。
また、高卒認定資格と併せて中卒でも取れる資格も取得しておくと、学歴のハンデをより埋められます。
資格はスキルの証明であるため、企業から「業務に必要なスキルを保有している」と評価されて、就職で有利になりやすいです。
中卒でも取れる資格の代表例は下記の通りです。
- 参考
- 調理師
介護福祉士
行政書士
宅地建物取引士
基本情報技術者試験
中卒から目指せる資格は、この他にもたくさんあります。自分が希望する業界やキャリアで役立つ資格を調べて取得を検討してみてください。
正社員登用ありのアルバイトを始める
中卒で正社員の仕事が見つからなかったり就けない場合は、正社員登用ありのアルバイトや派遣社員から始めてみるのも一つの方法です。
中卒の正社員比率から見て取れるように、正社員として新卒採用される中卒はごくわずかです。しかし、中卒からいきなり正社員になるのは難しくても、段階を経て正社員になるハードルはそれほど高くありません。
正社員登用ありの職場なら、仕事ぶりが認められれば途中から正社員になれる可能性があります。
特に工場系の職場は社員登用の実績が高く、毎年多くの人が非正規社員から正社員にキャリアアップしています。
アルバイトや派遣は比較的辞めやすいのがメリットなので、仮に入社した職場が合わないときは、正社員を目指さずにすぐ次の職場に移れば良いでしょう。
転職の際には正社員の求人だけを狙うのではなく、視野を広くして正社員登用ありのアルバイトにも注目してみてください。
実力主義の企業に応募する
かつては大半の企業が学歴や年功序列を重視していましたが、近年は実力重視の評価制度を導入する企業も増えています。
実力主義の企業に就職できれば、個人のスキルや仕事の成果を正当に評価してもらいやすく、中卒者も昇給・昇格を狙える可能性が高まります。
能力次第でどんどんキャリアアップでき、スピード出世や昇給が可能なのは、実力主義の企業ならではの良さです。
求人内容に「実力主義」と記載されていなくても、完全出来高制の仕事やインセンティブ(歩合)の割合が大きい給与制度の企業などは、実力主義の可能性が高いと言えます。
また、昨今は学歴不問や履歴書不要で採用している企業も増えているので、そのような企業に応募するのもおすすめです。
ただし、実力主義の会社で活躍するためには、高い能力やスキルが求められます。入社前はもちろん入社後もスキルの維持や向上を意識し、自身の能力開発を欠かさないようにしましょう。
人手不足の業界に就職する
人手不足の業界は「とにかくなるべくすぐに人材を確保したい」という考えから、求人の応募条件を低めに設定している傾向が見られます。
学歴不問で求人を出している企業も多く中卒者も採用されやすいため、あえて人手不足の業界を選んで就職するのも、キャリアアップには効果的な方法です。
人手不足の会社は、社内の重要ポストに空きがある場合も多いので、経験やスキルを積み上げれば順調に昇進できる可能性もあります。
また、人手不足の業界で経験とスキルを磨いて「実務経験あり」になれば大きな武器になるため、ゆくゆくは規模の大きい同業他社に転職して、さらなるキャリアアップを狙うのも良いでしょう。
人手不足は日本全体に広がりつつありますが、その中でも特に飲食業界や介護業界などは人手不足が深刻だと言われています。
これらの業界では学歴はそこまで重要視されないため、中卒からでもキャリアアップしやすいです。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用すれば、一般の求人サイトには掲載されていない条件の良い求人を紹介してもらえることがあるほか、転職やキャリアに関する悩み・疑問にアドバイスをもらえます。
理想の企業ともマッチしやすくなるため、中卒からのキャリアアップを狙うなら転職のプロであるエージェントの力も借りましょう。
また、応募書類の添削や面接対策、年収交渉などをやってもらえるサービスもあり、一人で動くよりもスムーズに就職活動が進みます。
ただし、中卒が転職エージェントを利用する際は、以下のポイントを確認しておく必要があります。
- そもそも中卒でも登録可能か
- 高卒認定試験に合格していることが条件に含まれているか
- 年齢制限は何歳までか
転職エージェントは各社で特徴が異なり、中には最終学歴を指定している、または指定はなくとも「大卒以上」でないと応募できないハイクラス求人をメインに扱っているサービスもあります。
利用しにくいサービスに登録してしまわないよう、利用する転職エージェントはしっかり選ぶのが大切です。
学歴不問で登録できるエージェントや、未経験OKの求人を多く取り扱っているエージェントなどを積極的に利用していきましょう。
中卒から這い上がるならスキルを身に付けてキャリアアップしよう!
中卒と高卒には以下の点で違いが見られ、下記のすべての項目において中卒のほうが不利になりやすいです。
- 生涯年収
- 正社員比率
- 取得可能な資格
しかし、同世代の高卒・大卒者よりも早く社会に出てスキルを磨けるのが、中卒者のメリットです。
また、中卒というだけで「絶対に稼げない」「正社員になれない」というわけではありません。
中卒から這い上がって成功を掴んでいる人も大勢いるので、今の自分に足りない能力やさらに伸ばすべきスキルを磨いて、キャリアアップしていきましょう。
キャリアアップを目指す中卒が習得すべきスキルは、以下の5つです。
- コミュニケーション力
- 文書作成能力
- パソコンスキル
- ビジネスマナー
- ロジカルシンキング
これらのスキルがないと、いくら専門スキルがあったとしても、キャリアアップどころか就職すら難しくなります。
スキルはどれか一つに秀でるよりも、まんべんなく持っているほうが社会で活躍できるため、まだ身に付けられていないと感じているスキルがあるなら、ぜひ習得を目指してください。
今の自分にできる努力をコツコツと積み上げて、中卒からのキャリアアップを実現させましょう。