中卒でも稼げる仕事19選!学歴不問で高収入を目指せる仕事一覧!

※最終学歴が中卒・高卒の男性を対象とした転職情報サイトです※

中卒でも稼げる仕事19選!学歴不問で高収入を目指せる仕事一覧!

「稼げる仕事に就きたいけど、中卒だから難しい」とあきらめてしまっていませんか?

確かに日本は学歴社会であり、高収入の仕事に就く条件の一つに「いい大学に行くこと」が挙げられます。

ですが近年は、学歴よりも人柄や将来性(ポテンシャル)を重視して採用活動する会社が増えており、中卒が高収入の仕事に就くことも可能になりました。

本記事では、中卒が稼げる仕事の特徴や具体的な職業例、学歴不問の仕事に就くときの注意点などを解説します。

稼ぎたいと思っている中卒の方は、ぜひ参考にして就活を始めてみてください。

中卒で稼げる基準はいくら?

そもそも、中卒の年収とはいくらくらいなのでしょうか。まずは、中卒の平均年収を知り「中卒が稼ぐ基準」を理解しましょう。
本記事では平均年収以上の場合を「稼げる」と定義します。

中卒の平均年収

厚生労働省が2017年に行った「賃金構造基本統計調査」では、中卒の平均年収は250.8万円です。また、平均月収は約20.8万円であり、高卒の平均月収約22万円と比較しても、低収入な傾向にあることがわかります。

中卒の年収が低めなのは、主に働く企業の規模が小さいことが理由として考えられます。

高収入が期待できる大企業ほど求職者の学歴を重視する傾向があるため、中卒の場合、応募条件で引っかかってしまうこともあります。

大企業に入社できないとなると、必然的に中小・零細企業で働くことになりますが、中小・零細企業の多くは、たとえ会社から高く評価されても、企業規模が小さいため昇給額や手当なども少なくなりがちなのです。

参考:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(参照 2023-11-24)

高卒と中卒の平均年収の違い

中卒の平均年収が250.8万円なのに対し、高卒の平均年収は264.8万円であり、これだけ見ると高卒と中卒の平均年収にそこまで大きな開きはありません。

また、高専・短大卒の場合でも平均年収は278.2万円で、中卒と比べても生活が劇的に向上するほどの年収差ではないでしょう。

しかしこの数字は全年齢の平均年収であり、細かく年代ごとに分けると実は違いが生まれます。前述の「賃金構造基本統計調査結果」から計算した、働き盛りでもある30代~50代までの中卒・高卒の平均年収は以下の通りです。

 

  中卒の平均年収 高卒の平均年収
30代 388万 409万
40代 441万 474万
50代 461万 500万
参照元:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(参照 2023-11-24)

年齢を重ねるにつれて、中卒と高卒とでは少しずつ平均年収の差が開いています。50代にもなると、高卒と中卒とでは平均年収に約40万円もの差が生まれているのです。

これだけの差があると、生活レベルにも影響が出ると見て差し支えはないでしょう。

以上のことから、中卒の生涯年収は高卒よりも低くなりやすいと結論付けられます。

中卒でも稼げる職業の特徴

中卒でできるだけ稼げる仕事に就きたいと思うのは当然のことです。

とはいえ「学歴不問」と書かれている求人は給与が低い場合が多く、大卒者に比べ求人数が限られていたり、希望を満たす求人を見つけづらいのも事実です。

ここでは学歴に関係なく稼げる仕事の特徴をご紹介していくので、求人探しにお役立てください。

体力が必要な肉体労働系

「ガテン系」「現場系」とも呼ばれる肉体労働の仕事は、採用時も入社後も学歴を気にしない風潮が強く、中卒からしっかり稼げる環境が整っています。

働くうえで最も重要視されることは「肉体労働が差しさわりなくできる健康な体か」「真面目に働けるか」であり、この条件さえ満たしていれば業界未経験の中卒の方も採用されやすいです。

毎日体を使ってもバテない体力が求められるうえ、仕事内容によっては危険を伴うこともあるので、決して楽な仕事ではありません。

しかし、その分給料は高く、真面目に働けば大卒にも負けない高収入を手にすることが可能です。

夜勤などの時間外手当がつく仕事

残業代や深夜手当といった時間外手当がつく仕事に就けば稼ぎやすいです。

「稼ぎたいけど、残業や休日出勤が多いのはちょっと…」という場合は、夜勤の仕事を検討するといいでしょう。

22時から5時までの間に労働を行うと、基本給とは別に「深夜手当」と呼ばれる25%以上の割増賃金が支払われます。工場のライン工や介護士、清掃員の仕事など、夜勤が多い仕事は学歴を重視しない企業が多いので、中卒の方も狙い目といえるでしょう。

人がやりたがらない・代わりがいない仕事

「キツイ・汚い・危険」この3つが業務内容に含まれる、各単語の頭文字を取っていわゆる「3K」と呼ばれている仕事です。
募集をしても応募者が集まりにくいので、志望するだけで喜ばれる傾向にあることから、学歴はあまり重要視されません。

そのため、学歴不問はもちろん、高い給与や充実した福利厚生が用意されていることが多く、他の仕事に比べ中卒でもしっかり稼げる傾向にあります。

さらに、自身のスキルを活かして働ければ昇給・昇格やキャリアアップも目指せます。

起業して自分で稼ぐ道もある

中卒で稼ぎたいなら、思い切って起業するという方法もあります。就職には学歴が求められるシーンが多いですが、起業は自分で事業を興すため学歴は関係ありません。

起業において大切なのは「いい学校を出たか」よりも「経営の才覚やスキル」であり、事業を軌道に乗せることができれば高収入が期待できるでしょう。

起業するとなると開業資金を心配する人もいるかもしれませんが、国の補助金を利用したり、最初は小さな個人事業主から始めたりといくらでも方法はあります。

中卒でも稼げるおすすめの職業19選

中卒でも稼げる仕事の特徴がわかったところで、ここからはより具体的に稼げる職業を紹介していきます。

年収相場や向いている人の特徴なども解説するので、「自分が目指している収入に届きそうか」「自分の性格に合っているか」などを考えながら読んでみてください。

1.営業職

項目 内容

平均年収

約500~600万円

主な勤務先

オフィス

取引先

あった方がいい資格

普通自動車運転免許

向いている人の特徴

コミュニケーション能力が高い人

フットワークが軽い人

ストレス耐性がある人

営業職は自社が取り扱っている物やサービスの良さを広め、売り込む仕事です。求められるのは顧客の心を掴むトーク力や営業力なので、学歴はあまり重要視されておらず、中卒も採用されやすい傾向にあります。

また、何といっても、営業職には基本給とは別に営業成績に応じて報酬が得られるインセンティブ制度・歩合制度があることが多く、営業成績を上げればすぐに収入がアップします。自分の頑張り次第でどんどん高収入を目指せる環境なので、やりがいが大きいのが特徴です。

また、優秀な営業マンになれば他社から好待遇でヘッドハンティングされる可能性もゼロではなく、収入を大きく上げられる可能性もあります。

2.工場スタッフ・ライン工

項目 内容

平均年収

約400~450万円

主な勤務先

工場

あった方がいい資格

なし

向いている人の特徴

単純作業が苦にならない人

集中力が持続する人

手先が器用な人

工場スタッフ・ライン工は、工場の規定に従って生産作業を行う仕事です。中卒も採用されやすいうえ、工場勤務には夜勤があるため、積極的に夜勤シフトに入れば収入を上げられます。

仕事内容は基本的に同じ作業の繰り返しなものの、決して簡単ではなく、正確性とスピードを維持することが重要です。黙々と集中して作業する必要があるので、単純作業が得意な人や、集中力がある人に向いているでしょう。

商品の衛生面の考慮から、商品に唾液が飛ばないよう仕事中は私語を禁止としている工場も多く、「コミュニケーションに自信がない」という人でも働きやすい傾向にあります。

3.ショップ販売員(販売職)

項目 内容

平均年収

約300~350万円

主な勤務先

百貨店

ショッピングモール

独立店舗(チェーン店・個人店含む)

あった方がいい資格

販売士

向いている人の特徴

人と話すのが好きな人

新しいものが好きな人

ショップの商品が好きな人

ショップ店員は、お客様が求めている商品を探してあげたり、商品説明をして購入をうながしたりするのが仕事です。

仕事をするうえで必要なのは「商品知識」や「コミュニケーションスキル」であり、高校や大学で身につけるものではないため、学歴はほとんど重視されません。誰とでも気さくに話せる社交的な人であれば中卒でも採用される可能性が高く、入社後は優秀なショップ店員として活躍できるでしょう。

また、多くの顧客から支持を集めるスタッフや、販売ノルマを大幅に達成するスタッフには、インセンティブを支給してくれるショップもあります。このようなショップを選べば、自分の実力で給料を上げることが可能です。

4.建設現場職

項目 内容

平均年収

約450~500万円

主な勤務先

建設現場

あった方がいい資格

建築士

建築設備士

土木施工管理技士

向いている人の特徴

体力に自信がある人

チームプレイが得意な人

ものづくりが好きな人

建設現場職は、建設現場で活躍している大工やとび職、塗装作業員などの仕事を指します。

基本的には学歴や経歴で人を判断しない業界なので、無資格者はもちろん中卒も問題なく働けるでしょう。また、上記表で紹介したような資格があると、任される仕事の幅が広くなり、より稼ぎやすくなります

建設現場

5.施工管理職

項目 内容

平均年収

約600~650万円

主な勤務先

建設現場

現場事務所

あった方がいい資格

建築施工管理技士

向いている人の特徴

リーダーシップがある人

計画性がある人

臨機応変に対応できる人

施工管理職は、一つ前に紹介した建設現場職の人たちと協力しながら、効率的かつ安全に工事が終わるよう進捗管理をするのが仕事です。施工管理職も学歴はそれほど重要視されません。

ただし、工事をするのに必要な役所での手続きや、各業者との打ち合わせなどを含めて業務内容が幅広いため、臨機応変な対応や事務作業なども得意な人に適性があります。

施工管理技士の資格がなくても働けますが、各工事現場には施工管理技士の資格取得者が必ず1人は必要なので、資格を取った方が会社から重宝され高収入を目指しやすいです。

6.飲食店スタッフ(キッチン・ホールスタッフ)

項目 内容

平均年収

約300~350万円

主な勤務先

飲食店

あった方がいい資格

調理師免許

接客サービスマナー検定

向いている人の特徴

マルチタスクが得意な人

立ち仕事が苦にならない人

発想力が豊かな人

飲食店スタッフは、お客様から注文を取って料理を配膳したり、料理を作ったりするのが仕事です。飲食業界は慢性的な人手不足であり、中卒が採用されやすいという特徴を持っています。

入社直後の年収はそれほど高くないかもしれませんが、経験を積んで店長やマネージャーなどにキャリアアップすれば、高収入を見込めます。最終的に独立して自分のお店を持つこともできるので、稼げる金額に上限がない夢のある仕事でもあります。

あった方がいい資格

7.介護職

項目 内容

平均年収

約350~400万円

主な勤務先

介護施設

高齢者向け住宅

介護者の自宅

あった方がいい資格

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

実務者研修

介護福祉士

向いている人の特徴

丁寧な対応ができる人

責任感がある人

心身ともに丈夫な人

介護職は、介護が必要な人の生活をサポートする仕事です。小さなミスが命取りになることもある責任重大な仕事ですが、その分やりがいは大きく、人や社会の役に立っていることを実感できます。

介護業界は人材育成に力を注いでおり、資格の取得やスキルアップは入社後でも構わないとしている会社がほとんどです。中卒かつ未経験者でも意欲があれば採用される可能性が高いため、少しでも興味があれば挑戦してみる価値はあるでしょう。

夜勤がある仕事でもあるので、積極的に夜勤に入れば時間街手当も見込めます。

また、基本給とは別に資格手当が支給されるため、難易度の高い資格を取得すれば働きながら収入を上げられる仕事でもあります。

8.清掃員

項目 内容

平均年収

約300万円

主な勤務先

オフィスビル

ホテル

商業施設

マンション

あった方がいい資格

ビルクリーニング技能士

建築物環境衛生管理技術者

清掃作業監督者

向いている人の特徴

きれい好きの人

ルーティンワークが得意な人

体を動かすのが好きな人

清掃員は、割り振られた自分の持ち場を時間内に清掃するのが仕事です。

驚くような高収入は見込めませんが、中卒でも採用されやすく、資格を取得すれば手当が出ることもあります。また、人の出入りが少ない夜間に清掃することも多いため、夜勤で働けば深夜手当で収入がアップするのも特徴です。

清掃員の仕事は基本的に同じ作業の繰り返しなので、ルーティンワークが得意でコツコツ努力できる人に向いているでしょう。

9.警備員

項目 内容

平均年収

約300~350万円

主な勤務先

オフィスビル

商業施設

マンション

工事現場

あった方がいい資格

警備業務検定

機械警備業務管理者

向いている人の特徴

使命感が強い人

根気強い人

運動神経がいい人

警備員は、施設の警備や交通誘導をして、人々や財産などの安全を守るのが仕事です。

非常事態には真っ先に現場に向かわなくてはいけないためリスクもありますが、自身の働きによって人々の安全を守ることができるという社会的意義の大きい仕事といえます。

警備員を求めている場所は多いものの、業界は人手不足に悩まされているので、中卒からの就職難易度はそこまで高くありません。

また、警備員は階級制度があり、社内でのキャリアアップ制度を設けている警備会社も多いため、階級が上がれば収入アップもしやすい傾向にあります。

高卒の警備員の年収はいくら?警備員の仕事内容&転職方法&キャリア

あわせて読む

10.タクシードライバー

項目 内容

平均年収

約450~500万円

主な勤務先

走行可能な道路

必要な資格

普通自動車第二種運転免許

地理試験(一部エリアのみ)

向いている人の特徴

車の運転が好きな人

道を覚えるのが得意な人

接客が得意な人

タクシードライバーは、乗客を車に乗せて目的地まで運ぶのが仕事です。旅客自動車を運転するのに必要な「普通自動車第二種運転免許」という資格を取る必要がありますが、資格さえ取得すれば学歴は一切関係なく中卒でも採用されます。

タクシードライバーの給料は基本的に歩合制で、たくさん乗客を乗せたり長距離移動したりすれば賃金がアップする仕組みです。

そのため必然的に、タクシー需要が高い都市部の方が稼げます。上記表の年収相場は東京都のものですが、地方だと平均年収が200万円台にまで下がってしまうことがあるので注意しましょう。

11.長距離ドライバー(大型ドライバー)

項目 内容

平均年収

約400~750万円

主な勤務先

走行可能な道路

荷物を積み込み・積み下ろしをする工場や事務所

必要な資格

大型自動車運転免許

向いている人の特徴

常に安全運転を意識できる人

自分で考えて動ける人

スケジュール管理が得意な人

長距離ドライバーは、大型トラックに荷物を積んで目的地まで輸送するのが仕事です。

見知らぬ土地での長時間運転は日常茶飯事で、精神・肉体ともにタフさが求められる仕事ですが、そのぶん高い賃金が設定されています。大型トラックを運転できる長距離ドライバーの数はそれほど多くなく、運送会社からのニーズが高いため、資格を取得すれば中卒でも就職先に困らないでしょう。

また、けん引免許や危険物取扱者などの資格を取得すれば担当できる仕事の幅が広がり、さらなる高収入を狙うことも可能です。

12.コールセンタースタッフ

項目 内容

平均年収

約300~400万円

主な勤務先

オフィス

あった方がいい資格

なし

向いている人の特徴

電話対応が得意な人

相手の気持ちに寄り添える人

すぐに気持ちを切り替えられる人

コールセンタースタッフは、電話をかけてきたお客様の問い合わせに対応したり、注文を受けたりするのが仕事です。

相手の表情がわからない電話では、対面よりもさらに細やかな対応が求められるので、気配り上手な人に向いています。また、時には荒い口調のお客様を対応することもあるため、気持ちの切り替えがうまい人の方が長続きしやすい仕事です。

コールセンタースタッフは電話対応に苦手意識がなければ学歴に関係なく活躍でき、管理職にキャリアアップして平均年収以上に稼いでいる人もいます

13.事務職

項目 内容

平均年収

約300~350万円

主な勤務先

オフィス

あった方がいい資格

日商簿記

MOS

秘書検定

向いている人の特徴

処理能力が高い人

人をサポートするのが好きな人

ビジネスマナーがある人

事務職は、書類の作成や電話対応、来客対応、他社員のサポートなど、雑務を含む業務全般を担う仕事です。会社にとって「縁の下の力持ち」のような存在であり、事務処理能力が高くマルチタスクが得意な人に向いている仕事といえます。

仕事に必要な知識は一般の高校・大学では学べないことが多く、学歴よりも人柄重視の採用をする会社が大半なことから、中卒でも目指しやすい仕事です。

平均年収はそこまで高くありませんが、正社員になれば会社の売上に応じてボーナスも支給される可能性が出てきます。また、経理や労務といった専門スキルを身に着ければできる業務が増え、年収アップのチャンスも高まります

14.Webライター

項目 内容

平均年収

約400~450万円

主な勤務先

オフィス

自宅

あった方がいい資格

WEBライティング技能検定

Webライティング能力検定

向いている人の特徴

文章を書くのが好きな人

読み手のことを尊重できる人

情報収集力がある人

Webライターは、ネットに掲載する記事やテキストを執筆する仕事です。クライアントが求める内容を盛りこみながら、読者のことを考え読みやすい文章を書ける人なら学歴は関係ありません。

Webライターとして十分な経験を積んだ後は、他のライターたちをまとめるディレクターにキャリアアップして、さらなる高収入も目指せます。

なお、Webライターはフリーランスとして稼いでいる人も多く、将来は独立して自由な働き方をしたいと考える人にもおすすめです。

15.ITエンジニア

項目 内容

平均年収

約400~450万円

主な勤務先

オフィス

自宅

あった方がいい資格

基本情報技術者試験

応用情報技術者

情報セキュリティスペシャリスト

向いている人の特徴

パソコン操作が得意な人

好奇心旺盛な人

柔軟性がある人

ITエンジニアは、IT技術を使ってソフトウェアを開発したりシステムを構築したりするのが仕事です。

「専門知識が必要な仕事だと学歴必須では?」と思うかもしれませんが、IT業界は人手不足のため未経験の中卒も採用しており、働きながらスキルを学べる環境が整っています。常に進化を続けるIT技術に興味があり、好奇心を持って学び続けられる人なら、学歴関係なく活躍しやすい仕事といえます。

また、業界全体が実力主義の傾向も強く、スキルを伸ばせば年収相場以上の高収入を得やすいのも特徴です。最終的には独立して稼ぐという選択肢もあり、スキルや実績を積んで頑張れば頑張るほど収入アップに繋がりやすい仕事です。

16.自衛隊

項目 内容

平均年収

約400~500万円

主な勤務先

駐屯地

あった方がいい資格

なし

向いている人の特徴

心身ともに健康な人

適応能力の高い人

協調性がある人

自衛隊は、普段は主に有事に備えた監視や訓練をしており、日本の平和と安全を守るのが仕事です。派遣先では人命救助や住民のサポートといった業務を行います。

職種によっては学歴が必要となる場合もありますが、一般曹候補生と自衛官候補生への応募には学歴の指定がなく、18歳以上33歳未満であれば中卒でも自衛隊に入隊できます。

自衛隊員は体が鍛えられ忍耐力が上がるだけでなく、社会の役に立っていると実感できるのが大きなメリットです。また、定年まで働ける環境が整っているほか、キャリアアップして収入を伸ばすことも可能なので安定して稼ぎたいといった希望も叶いやすいです。

中卒から自衛隊への入隊については、こちらの記事もチェックしてみてください。

中卒でも自衛隊に入隊できる?入隊条件と流れをわかりやすく解説!

あわせて読む

17.公務員

項目

内容

平均年収

約300万円

主な勤務先

市区町村役場

地方公共団体

あった方がいい資格

なし

向いている人の特徴

地域に貢献したい思いが強い人

地味な仕事でも苦にならない人

安定した仕事に就きたい人

公務員は、国民や地域のために暮らしやすい環境づくりを行うのが仕事です。

公務員になるには試験に合格する必要がありますが、試験は「高卒程度」「大卒程度」「社会人」のように学力によって分けられています。そして「高卒認定」ではなく「高卒程度」とされているため、中卒でも高卒と同程度の学力があれば試験を受けられます。

リストラや減給のリスクが少ない公務員になれば、毎月安定した収入が得られます。しかし、高卒認定試験に合格していない中卒が受験できる公務員試験の種類は少なく、狭き門を通るためには事前の勉強が必須です。

18.ナイト系の店舗スタッフ

項目 内容

平均年収

約350~500万円

主な勤務先

ナイトワーク店舗

あった方がいい資格

なし

向いている人の特徴

人当たりが良い人

機転がきく人

キャリアアップしていきたい人

ナイト系の店舗スタッフは、お客様対応や働くキャストのサポート、店舗運営に必要な雑務全般が仕事です。

ナイトワーク業界は学歴不問でやる気や努力、それに伴う結果を評価します。そのため中卒でも難なく働けますし、頑張り次第では超スピード出世も不可能ではありません。ただし高校生や18歳未満は働けないので、応募時の年齢には注意しましょう

昇進すれば年収1,000万円超えすることも夢ではなく「ゆくゆくは店長や幹部候補になってガッツリ稼ぎたい」と考える野心のある人におすすめです。

19.ナイト系のドライバー

項目 内容

平均年収

約200~400万円

主な勤務先

走行可能な道路

必要な資格

普通自動車運転免許

向いている人の特徴

夜間の運転に慣れている人

自家用車を持っている人

本業と掛け持ちで高収入の仕事をしたい人

ナイト系のドライバーは、主に仕事終わりのキャストを店舗から自宅まで車で送り届けるのが仕事です。

車の免許が必要なこともあり、高校生や18歳未満は働けませんが「普通免許を取得している」「仕事に使える自家用車を持っている」という2つの条件さえ満たせば中卒でも採用されます。

ナイト系ドライバーの賃金は基本的に時給制で、平均時給1,500円前後と普通のアルバイトよりも高めなのが特徴です。1日働くとだいたい7,000~10,000円程度稼ぐことができ、余暇を使って高時給で働きたい人にもぴったりです

また、店舗によっては正社員で働くことも可能です。

年収相場以上の高収入を得るためには、ドライバーから業界に入ってのちに店舗スタッフの仕事にも挑戦して昇格するという手があります

中卒で稼げる仕事に就くためのコツ

中卒でも稼げる仕事はたくさんあることがわかりました。

しかしやみくもに応募するだけでは、なかなか仕事に就けず就職活動が長引く可能性が高いです。ここでは、稼げる仕事に就きたい中卒が身に着けるべきコツを紹介します。

職業への偏見を持たない

学歴を気にしない業界はどんどん増えているものの、高卒・大卒に比べると中卒が就ける仕事の種類はまだまだ少ないのが実情です。

就ける職種が少ない状態で、職業に対して偏見や先入観を持ってしまって「この仕事はきつそう」「楽しくなさそう」と選り好みをしていると、応募できる仕事がほとんどなくなってしまうので注意しましょう。

どう考えても自分に適性がないと思える仕事に無理に応募する必要はもちろんありませんが、偏見だけで仕事を選ぶことは自らチャンスをつぶしているのと同じです。

偏った見方は捨てて、さまざまな求人に幅広く興味を持ってください。

また、求人を見て少し引っかかることがあるという場合は、面接でくわしく話を聞いてみるという手もありますよ。

面接で明るさとやる気をしっかりアピールする

未経験の業界・職種への就職の場合、面接では明るさと仕事に対するやる気のアピールが重要です。できるだけ笑顔でハキハキと話すことを心がけてください。

「話した内容」よりも「受ける印象」の方が記憶に残りやすいものです。華やかな学歴や職歴がなくても、話し方や表情で面接官に好印象を与えられれば、採用を勝ち取れる可能性は高まります。

社会人生活は楽しいことばかりではないからこそ、明るく前向きな性格を持っている人はそれだけで評価されます。また、まだ仕事に就いたことがない人であっても、仕事に前向きでやる気のある人は、面接官から良い印象を持たれやすいので、意識しておきましょう。

経験・スキルを活かせる仕事を選ぶ

これまでの経験や持っているスキルを活かせる仕事を選ぶと、中卒でも採用される確率を大幅に高められます。

「自分には経験もスキルもない」と考える人も多いですが、そんなときは自分の強みからヒントを得てください。必ずしも実務の経験に結びつける必要はありません。

たとえば「体を動かすのが好きで体力があるから現場職」「パソコンが得意で、一日中触っていても苦にならないからIT系」のように、好きなことや得意なことに関連付けて考えると、自分の強みを活かせる仕事が見つかるはずです。

やりたい仕事に関連する資格を取得する

やりたい仕事が決まっている場合は、その職種に関連する資格を取るのも採用率を上げるための方法です。関連する資格を持っていれば知識・スキルがあると証明できますし、応募できる仕事の幅も広がります。

また、「この仕事に就きたいから資格を取った」と、やる気のアピールに繋げることも可能で、応募先の企業にも好印象を持ってもらえやすいです。

資格の難易度や応募条件にもよりますが、就職活動と並行して資格取得を目指すこともできるので、希望の職種に役立ちそうな資格があればぜひ挑戦してみてください。

中卒が取得できる資格は下記の記事でくわしく紹介しているため、ぜひこちらもチェックしてみましょう。

中卒でも取れる資格おすすめ20選!学歴不問の稼げる国家資格・民間資格一覧

あわせて読む

中卒が収入をアップさせる方法3選

働くモチベーションにもなる収入は、就活をして仕事に就いた後も着実に上げていきたいですよね。

ですが「収入を上げたい!」とは思うものの、そのためにどんなことをすればいいのかわからないという方もいるでしょう。

ここでは、中卒の方が収入をアップさせるための具体的な方法を3つ解説します。

インセンティブのある業種を選ぶ

基本給がなかなか上がらない企業が多い昨今、給与が上がりにくい仕事を選んでしまうと、何年経っても就職したときと年収が同じといったケースも珍しくはありません。

そのため、コンスタントに収入を上げて稼ぐためには、収入が上がりやすい仕事を選ぶことが大切です。

たとえばインセンティブ制度がある業種を選べば、自分の実力次第でどんどん収入を上げられます。

インセンティブとは、個人が出した売上や契約数に応じた報奨金が、基本給に上乗せされる仕組みのことです。主に営業職や販売職、コールセンターなど、個人の成果を可視化しやすい職種で採用されています。

収入が基本給とインセンティブの二本柱になれば、好成績を残した分だけ収入が増えるため、中卒からでも年収を上げやすいといえます。

できるだけ同業で長期間働いて出世する

同業での仕事を長く続けることも、収入をアップさせる方法の一つです。

長期にわたって同じ仕事をすることで、求められている専門知識や経験値が身に着きやすくなります。また、勤続年数が増えれば任せられる仕事も大きくなり、昇進・昇格もしやすくなります

転職する場合でも、同じ業界・職種を選択すれば、これまでの経験が評価されやすく、即戦力として扱われます。未経験者よりも高い初任給が支払われる可能性や、企業によっては管理職候補として採用されるといったケースもあります。

経験のない業界・職種を選んでしまうと、転職の度に一から新しいく経験を積んでいくことになるので、給与も最低限の金額にリセットされてしまいがちです。

稼ぎたいなら、さまざまな仕事を転々とするのではなく、一つの会社や業種で地道にキャリアを積むのがおすすめです。

常に成長する意識を持ってスキルアップを目指す

稼げる仕事に就けたとしても、その後の努力を怠(おこた)れば収入は伸びません。中卒が収入を上げたいのなら、入社後も成長意欲を絶やさず、仕事に活かせる資格の取得やスキルの習得なども心がけましょう。

資格やスキルを身に着ければ手当が支給されることがあるほか、努力している姿勢を評価されて昇給もしやすくなります。

また、資格やスキルを武器により条件の良い会社に転職することもできるので、さらなる収入アップが狙えます。

中卒でも稼げる仕事をする際の注意点

中卒でも稼げる仕事はありますし、仕事に就いてから収入アップを目指すことも可能です。ですが、実際に就職活動をしたり働いたりする前に、知っておいてほしい注意点もあります。

注意点をおさえておけば、仕事選びで失敗するリスクも減らせます。

中卒と比べて高卒の方が稼ぎやすい

「高卒と中卒の平均年収の違い」でも解説した通り、中卒と高卒とでは高卒の方が平均年収が高く、稼ぎやすい傾向にあります。企業によっては学歴別に給与の上り幅が決まっています。

また、そもそも高卒以上の学歴を応募条件に求人募集している会社が多く、中卒よりも高卒のほうが比較的就職しやすいのが実情です。

このような現実を受け止め、自分の方が稼ぐのには不利な状況にあることを理解しておきましょう。

この点を正しく状況を認識できていないと、高収入な仕事にこだわりすぎて採用されにくい求人にばかり応募し、就職活動が長引いてしまう恐れがあります。

最終学歴が高卒以上の人と同じ土俵に無理やり乗るのではなく、実力をつけてインセンティブで稼ぐ、空いた時間にナイト系ドライバーなどの効率良く稼げる副業をして稼ぐといった方法もあります。

また、収入は仕事に就いてからでも伸ばせるので、目の前の稼ぎだけに固執しないようにしてください。

ブラック企業の求人に気をつける

ブラック企業は離職率が高く常に人手不足に悩まされていることから、積極的に求人募集をしています。

学歴・経験不問をうたい文句にしている求人も多く、実際のところ中卒の方も採用されやすいです。

しかし、ブラック企業で働くと、稼ぐどころか安い賃金で長時間労働させられる可能性が高いので要注意です。最悪の場合、心身に大きなダメージを負ってしまい、取り返しのつかない事態になることもありえます。

就職活動をする際は、以下のポイントを意識してブラック企業への就職を避けましょう。

  • 求人票の労働条件を細かくチェックする
  • ひんぱんに求人募集をしている会社は避ける
  • 面接で労働条件や福利厚生に関する質問をしっかりする
  • 面接官の態度が悪い会社には入社しない
  • ネットの口コミで退職者の意見も参考にする

就職活動時は、求人に書いてあることを都合よくすべてうのみにしてしまうのは危険です。ネットなどで他人の意見も参考にしつつ、実際に面接に行って社員の雰囲気や社風を感じ取ることが大切です。

下記の記事でブラック企業の見分け方をくわしく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

高卒・中卒でブラック企業を避ける方法とは?ブラックに勤める人の特徴

あわせて読む

中卒であることを隠さない

大手企業ほど学歴を重視しているため、有名企業に就職したいがために高卒だと偽って就職活動する中卒も少なからず存在します。しかし、中卒や高校中退であることを隠して求人に応募するのは学歴詐称にあたってしまいます。

学歴詐称がバレてしまうと、会社から悪いイメージを持たれるだけでなく、最悪の場合だと内定取り消しやクビにもなりかねないので、絶対にやめましょう。また、たとえバレなくても、入社後ずっと嘘をつき続けてしんどい思いをするのは自分です。

正直な姿勢を見せること、やる気や前向きな性格をアピールすることで、採用担当者に良い印象を与え、就職を成功させてください。

中卒でも稼げる仕事はある!仕事選びで高収入を目指そう!

中卒が稼げる基準となる金額や稼ぎやすい仕事、収入アップのコツなどを解説しました。最後に、今回解説した中でも特に重要な要点をもう一度チェックしておきましょう。

  • 中卒は就職するうえで不利になる要素はあるものの、学歴を重視しない業界や成果主義の仕事を選べば、努力次第で高収入を目指すことが可能
  • ば、努力次第で高収入を目指すことが可能 中卒が稼げる仕事に就くためには仕事選びが重要となるので、コツや注意点を押さえて就職活動する必要がある
  • 仕事選びをしっかりすれば就職後に年収アップもできるため、目先の稼ぎだけに目を向けすぎないようにするのがポイント

仕事に対して先入観を持たず成長意欲がある人なら、中卒から稼げる仕事に就けます。

まずはどんな仕事が選択肢にあるのか、自分ができそうな仕事は何なのかをリサーチし、要点を絞って就職活動をしていきましょう。

ネクスト編集部

この記事の執筆者をご紹介

ネクスト編集部

メンバニ公式メディアのネクスト編集部。最終学歴が高卒・中卒(18歳以上高校生不可)の転職先を探している男性に向けたお役立ち情報を発信しています。

CATEGORY

当メディアサイトについて

『メンズバニラネクスト』では最終学歴が高卒・中卒(18歳以上高校生不可)の転職先を探している男性に向けた求人情報を発信しています。ご紹介する高収入男性求人は、いずれも応募資格として学歴不問を掲げながら、大卒並み、あるいは大卒以上の収入を安定して稼げる求人ばかりです。さらに業界未経験であったり、特別なスキルがなかったりしても採用に前向きな求人が多いのも特徴。誰にでも平等にチャンスがあるため、実力次第でスピード昇給・昇進も実現できます。安定した高収入を得られたら生活に余裕ができ、やりたいことや将来の夢が広がることでしょう。そのほかにも転職活動にあたって気になる情報や知っておきたい知識、面接対策などを解説したコラムも掲載しています。「学歴に関係なく評価してくれる仕事に就きたい」「高卒でも安定して稼げる仕事を探している」という方はぜひチェックしてください。

ページ最上部に戻る